「湯島駅」は「上野駅」へも徒歩で行けて便利な街
都心のさまざまな「駅」に焦点を当て、その周辺エリアの住みやすさや便利な情報をお届けする「タウン情報」へようこそ!
今回は東京メトロ千代田線の「湯島駅」をお送りします。
この駅名を聞いて「何回か地名だけは出てきてなかったっけ?」という方は、当タウン情報、かなりの頻度でご覧いただいている方だとお見受けしますが、ご推察の通り「湯島」という地名は「本郷三丁目駅」などでも登場しているんですよね。
では、そんな長すぎる「前置き」は尻目に、満を持して今回の主役「湯島駅」の駅・街の歴史から進めてみましょう。
湯島天神
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湯島駅周辺の駅・街の歴史
今回お送りする「湯島駅」を擁するのは、東京メトロ「千代田線」。
ですが、こちらの「千代田線」をご紹介するのはしばらくぶりですよね?
ある程度の読者さんからすれば、東京メトロをはじめとした「都営・元営団地下鉄」は、そのほとんどが「都市交通審議会」により計画・方針を定められており、計画時に「○号線」という名称を持っていたのはごぞんじでしょう。
(例で言えば、「都営三田線→都営6号線」など)
千代田線
では、今回の「千代田線」の場合はというと、当初は「東京9号線」となっていたようですが、実はそれ以前は「東京8号線」になりかけていた、という複雑な経緯があるのですよ。
このような経緯をなぜ説明したか?というと、実はこの「湯島駅」は「将来建設を予定されていた、とある路線との連絡を考慮したために設置された駅」であり、その事実はあまり知られていないため、なのです。
結末から先に言ってしまうと「その接続計画は実現しなかった」のですが、皆さんはこの「湯島駅」が「本来接続するはずだった路線」、お分かりになりますか?
その答えは、その開業が割と最近にあたる「都営大江戸線」です。
しかし、こちらの「湯島駅」の開業が1969年(昭和44年)であるのに対し「大江戸線」の開業は1991年(平成3年)と約20年の開きがあるのですが、これはどういうことでしょうか?
実は、こちらの「大江戸線」も「東京9号線」である「千代田線」とほぼ同時期に計画され始めていて(1968年(昭和43年)に都市交通審議会に登場した)、計画時の名称は「東京12号線」だったのです。(「都営12号線」として開業)
後にその計画は反故になってしまいますが、その事態がなければ「湯島駅」が存在しなかったもしれないのですから、きっと運命だったのかもしれません。
湯島駅出口
さてさて、続いては駅のある「文京区湯島」に関してですが、この地名の歴史は古く、話は江戸時代以前までさかのぼります。
都心の歴史に詳しい人ならごぞんじでしょうが、江戸以前のこの辺りはかなり海に近い土地であり、皆さんもごぞんじの「不忍池」が海につながっているほどだったといわれています。
そんな頃に、海側から現在の「湯島」を見ると、まるで「島」のように見えたことから名づけられた、という説が有力なのだそうです。(「湯」はどこから?と思うかもしれませんが、こちらははっきりわかっていないのだとか)
ただ、この「湯島」という地名が文献などに登場するのはかなり古く、初出にさかのぼると「平安時代」となることから、現在ではその様子はうかがえないものの、何かしらの「湯」にまつわる逸話があった可能性は高いといえます。
さらに、この「湯島」の守護神ともいうべき「湯島天神(正式には「湯島天満宮」と呼びます)」の創建は、一説によるとさらに以前の「古墳時代」というのですから、現代の私たちからははかり知れないほど長い歴史を持つ地名なのでしょうね。
夜の湯島天神
その歴史の長さから見ても、はるか昔から地元に住む人々の畏敬の念が感じられる「湯島」ですから、到底この紙面上ではその全貌を語りつくせません。
続きはまたの機会にして、次のセクションへ行きましょう!
湯島駅周辺の商業施設
今回の「湯島駅」周辺エリアにおいては、駅の真上を走る「都道452号線(神田白山線)」が中心となっている地域であり、商業施設においても、ほぼすべてが「大きな道路の両側にお店が立ち並ぶ」状況となっています。
都道452号線(神田白山線)
しかし、この辺りは、当タウン情報でもすでに登場している「上野」エリアをはじめ、「買い物環境に非常に優れた区域」として全国的に知られているため、通常の「ロードサイド店が中心となったエリア」とは一線を画しています。
例えば、駅から徒歩数分の所には「ドン・キホーテ上野店」が存在しているだけでなく、そこからさらに数分歩けば、年末の大混雑でおなじみの「アメヤ横丁」が控えているなど「大規模商業施設」や「商店街」も充実しており、逆に多すぎて特筆するのが難しいほど。
ドン・キホーテ上野店
さすが、古くから老若男女で常ににぎわってきたエリアだけはありますね。
湯島駅を通る春日通り
湯島駅周辺の観光スポット
さて、今回の観光スポットですが、やはり「ド直球」で行くしかない?ですよね?
当然といえば当然すぎるのですが、それでは、先ほども登場した「湯島天神」こと「湯島天満宮」に再度ご登場いただきましょうか。
湯島天神①
前述のように、非常に長い歴史を持ち、まさに「東京」やその前身である「江戸」を代表する「神社」である「湯島天神」ですが、神道に詳しい方ならごぞんじの通り「天満宮」であり、かの「学問の神様・菅原道真」を祀っている「神社」です。
湯島天神②合格祈願の絵馬がたくさんあります
では、「通称となっている『湯島天神』は間違いなの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は「ある意味大正解」なんですよ。
この「天神」という名称には、大きく分けて2つの意味があり、その片方は「現代にも連なる『皇室』の祖先とされる神様(皇祖神)」となっているのですが、もうひとつの意味として「菅原道真の神としての名前である『天満大自在天神』」も「天神」と呼ぶため、間違いでも何でもないのです。
湯島天神③
しかも、創建の時代までさかのぼると、非常に面白い事実があるのですが、そもそもこの神社にはじめて祀られたのは「天之手力雄命(アメノタヂカラヲノミコト)」という神様であり、その命を下したのは時の天皇である「雄略天皇」、なのだそう。
この方、現在の歴史学者の間では「当時の日本において、大きな変化をもたらした天皇なのではないか?」とされている人物であり、出典においては「かなり気性の激しい君主」であったともいわれている方なのです。(そのものズバリ「大悪天皇」などという誹謗中傷すらされています)
ということは?
ひょっとしたら、この「湯島天神」が創建されたのも、それらの「大きな変化」の一部なのではないでしょうか?
湯島天神④
このような、はるか昔に思いを馳せてみるのもオツなものですので、興味の湧いた方は、足を運んでみてくださいね。
湯島天神➄
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湯島駅周辺の住宅情報・街の情報・住みやすさ
さて、最後のセクションは、今回登場した「湯島駅」周辺エリアの住宅事情・住みやすさ情報をお届けしましょう。
このエリア最大の特徴が「非常に優れたアクセス性と買い物環境を兼ね備え、昼夜問わず常に多くの人でにぎわっている」という点です。
いつも通り「アクセス性」から解説していくと、この「湯島駅」が属する「千代田線」自体が「他路線との接続・連絡に優れている」ため、その恩恵が十二分に発揮されているエリアだといえます。
なおかつ、皆さんもごぞんじの「極上買い物環境」がそろう「上野駅」も徒歩圏内とあっては、潜在的に「日々の暮らしが大いに便利になるポイント」に溢れたエリアとなっていますね。
湯島駅近くの不忍池
ただし、これだけの環境がそろっているのですから「お家賃・物件価格帯」は非常にシビアにならざるを得ません。
このような特性によって、一見「単身者」向けのエリアに思われがちですが、当然「マンション物件」が中心ながらも「ファミリー向け」の間取りとなっている物件も多く、特に価格が落ち着いてきた「中古マンション」の場合はその傾向が強いようですので、パッと見の印象で諦めずに当社までご相談を。
もうひとつ注意すべき点は「駅前こそ治安の良い文京区ではありますが、繁華街が近いため非常に安全とは言い切れない」という部分。
このエリアはちょうど「台東区・千代田区」との境に位置しているので、最寄り駅こそ「治安が良く静かな文京区」に位置していても、住まいの住所によっては必ずしもそうではないケースがありますので、やや「文京区の中でも特殊・独特なエリア」と考える方が無難かもしれません。
湯島駅周辺の街並み
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古くから多くの人が根付いてきた「湯島駅」周辺エリア。
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【周辺「住みやすさ」情報】
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湯島駅周辺地図
湯島駅周辺の学区域情報
小学校
https://www.city.bunkyo.lg.jp/kyoiku/kyoiku/gakko/elementaryschool/tuugaku.html
中学校
https://www.city.bunkyo.lg.jp/kyoiku/kyoiku/gakko/juniorhighschool/tuugaku.html
(文京区役所ホームページより)
湯島で利用できる路線
東京メトロ千代田線「湯島駅」
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(2024年9月追記)