都心が持つ良さが凝縮された「中板橋」は、住まい探しの「超・穴場」である!
日本全国に地名・駅は数あれど、「上・中・下」と三つに分かれているのは珍しいですよね?「何のこと?」っていぶかしがる方も、「ハハァン、なるほどね」としたり顔の方も、何の話ってそう「板橋」ですよ(笑)
今回ご紹介する駅は東武東上線「中板橋駅」です。
実はこのエリア、都心が持つ良さが凝縮された感のある、住まい探しの「超・穴場」で、特に穏やかな雰囲気を好まれる方や、家族と落ち着いて楽しく暮らしたいファミリー層を中心に人気のエリアなんです!
下、に続いて中の登場!間違っても「ちゅう」って読まないように、早速、駅・街の歴史からインプットしていきますよ!
中板橋駅南口
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「中板橋駅」の駅・街の歴史
さて、この「中板橋駅」ですが、上下板橋とは異なり「東武鉄道(当時は東上鉄道)最初の1914年(大正3年)営業開始」組には含まれていません。
それは駅の命名からもうかがえます。
当時、板橋は川越街道の「上板橋宿」や中山道の「下板橋宿」のように宿場町としての顔を持っていましたが、それ故に名前が売れていた上下板橋は駅名になるべくしてなった、と言えるかもしれません。
しかし、この「中板橋駅」は駅としてのデビューに際し「上と下の中間にあるから」という理由でつけられたもの。
そんな名前の由来からもわかる通り、この三駅のうち「中板橋駅」のみ、開業から15年以上たった1933年(昭和8年)のデビューなのです。
(この年の開業駅は当駅のみ)
駅新設の理由としては、おそらく駅間の広さがあった当時の東上線が、運送力の強化を各鉄道へ推進していた国の要望によるものでしょうね。
(実際、1926年(大正15年)から東上線では「中板橋仮停留所」を以降毎年夏季限定で開設し、駅となる前年の1932年(昭和7年)まで続けた)
この昭和初期は、東上線の外にも駅の新設や路線の計画(実現はもっと後になりますが)がアナウンスされていることが多く、これまでタウン情報でご紹介してきた駅や路線の歴史も昭和初期のお話はよく出てきますよね?
さらにもうひとつ、当初の「東武東上線」の計画は、旧宿場町や街道沿いをカバーする計画であったのが、時代が下るにつれ少しずつ変更されていったため、でもあります。
東武東上線
次は地名と街の歴史を見てみましょう。
地理的な部分になりますが、「中板橋駅」は「板橋区弥生町」と駅名と同じ「板橋区中板橋」に挟まれた形で存在しています。(駅住所は「弥生町」に存在)
この両方の町名地域は、どちらも「単独町名」であり、通常あるべき「〇丁目」の表記がありません。
これは両方とも、「比較的新しく作られた町」だということを意味しています。
実際、「弥生町」の成立は1959年(昭和34年)で、板橋区発足よりもだいぶ後です。(地元の小学校名をもじってつけられた町名だそう)
さらに苦難の道を歩んだのは駅名と同じ「中板橋」。
成立こそ「弥生町」より2年早い1957年(昭和32年)でしたが、それ以前は「大字下板橋」(明治時代)だったり、「板橋町」や「上板橋町一丁目」(昭和初期)だったり…。かわいそうだからもうやめてあげて!と良識ある人が必死で止めるレベルですよね?
こちらのタウン情報はエリアの魅力をお伝えする情報を掲載していきたい!と考えますので、歴史編はこのあたりで。
中板橋の街の様子
中板橋駅周辺の商業施設
「中板橋駅」の良い所に挙げる人も多いほど、買い物環境は良いといえます。
特に日用品や食品などは、エリア内に商店街・スーパーともに充実しているので困ることはありません。
なおかつ、スーパーは最大で朝7時から夜12時の営業時間ですので、買い物する時間帯も比較的自由が利きます、これは大きなメリットですよね。
駅近くには飲食店やカフェなども多く、ちょっとした食事などにも困らないので重宝するでしょう。
このように小~中規模の商業施設で勝負!のエリアですが、ひとつ難点が。
道幅が狭く、買い物時間帯によっては結構な混雑が発生しているようです。
せっかくのお買い物ですから、マナー良く楽しくお買い物したい所ですね。
中板橋駅周辺の観光スポット
今回の観光スポットは、スポットとしてご紹介するのもはばかられる部分がありますが、皆さんごぞんじ「石神井川」をご紹介しましょう。
石神井川①
この「中板橋」エリアにおいては下流域にあたりますが、元々は荒川水系の支流にあたり、東京特別区では練馬区、北区と板橋区を流れる一級河川です。
かつては風景豊かな「渓谷」であった区域も、今日ではすべて整備されて公園や遊歩道になっていますが、現在でも地元住民をはじめ、訪れる人の目を楽しませてくれる数少ない場所のひとつ。
石神井川②遊歩道と桜並木
特筆すべきはシーズンになると見物客の目を引き付けて離さない、「桜並木」。
毎年楽しみにしている住民が多い、とっておきの場所ですよ。
石神井川③桜のシーズン
中板橋のお祭り・商店街情報
今回の商店街情報は、地元が誇るユニークなお祭りを支え続ける「中板橋商店街」(https://www.nakaita.com/)をご紹介します。
中板橋商店街①
冒頭の「お祭り」とはこの商店街中心となって運営されている、板橋三大祭のひとつ「なかいたへそ祭り」のこと。
板橋の真ん中=板橋の“へそ”ということからはじまったこのお祭りは、1995年発祥という比較的新しいお祭りで、自由な雰囲気と熱気が魅力のイベントです。
商店街も負けず劣らず、ホームページや様々なイベントを充実させて地元を盛り上げており、非常に活気にあふれた商店街のひとつです。
中板橋商店街②
中板橋駅周辺の住宅情報・街の情報
記事冒頭でもご紹介した通り、住まい探しの「超・穴場」である「中板橋駅」周辺エリア。
それでは、注目の住まい事情をお届けしましょう。
このエリアの特徴は「落ち着いた雰囲気・アクセス性・買い物環境など、非常にバランスの取れた住環境」だという点です。
利点を挙げれば、池袋へ電車わずか7分!のアクセス性の良さ、街自体は閑静な住宅街、買い物環境も非常に良く、石神井川が流れる自然、などなど枚挙にいとまがありません。
もちろん治安も抜群!
頻繁に警察のパトロールが行われている区域のため、安心できますね。
ただし、油断は禁物ですが、お子さんをのびのび育てられる環境が整っているのはファミリー層には嬉しい限りでしょう。
都会からすぐ近くにありながら、都会の喧騒とは無縁の落ち着いた暮らしを志向する方にとっては、そんな環境が実現する場所だといえます。
通常は池袋から離れるにしたがって家賃相場が下がっていきますが、その分アクセス性を犠牲にしなければなりません。
が、「中板橋」は家賃相場も若干周辺よりお安く、距離と家賃のバランスが非常に良好なので、実際の所だいぶお得感を感じている住民も多いようです。
ファミリー向けのメリットだけではなく、一人暮らし派にも地味ですが強力なメリットがあります。
それは「コンビニが比較的多め」なこと。
もちろん、駅前のスーパーは夜12時までの店舗もあり、時間帯を選ばない買い物が可能なので、コンビニオンリーにならなくても大丈夫な環境です。
これだけ良い面をご紹介してきたのですが、もちろんそれだけではフェアじゃないので、デメリットもいくつかご紹介しますと、
「道幅が狭い所が多く、混雑する」点。
しかし、これに関しては多くの人が住みやすい環境のため、競合する時間帯に注意することで防ぐことができるデメリットでしょう。
もう一つは「駅周辺から離れると暗い夜道が多い」点。
これは閑静で自然がある住宅地には必ずと言っていいほど出てくるデメリットですよね。
治安自体は良いので、帰りが遅くならないように注意するなど、自衛することで防ぐことができる部分でもありますが、油断だけは禁物です。
仮にダイヤグラムにするのであれば、きれいな「円」や「多角形」に近づくであろう「中板橋」、このバランスの良さがこのエリアの魅力ですね。
中板橋の街の様子
昔ながらの雰囲気と、数々の利便性を併せ持つ「中板橋」エリア。
お住まい探しで悩んでいる方も、もう気になるエリアになったかもしれません。
機会があればぜひとも住んでみてはいかがでしょうか?
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中板橋駅周辺地図
中板橋駅周辺の学区域情報
http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/000/000388.html
(板橋区役所ホームページより)
中板橋で利用できる路線
東武東上線 「中板橋駅」
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(2024年6月追記)