根津駅の住みやすさは？おしゃれで落ち着いた街並み♪
「都心のさまざまな「駅」に焦点を当て、その周辺エリアの住みやすさや便利な情報をお届けする「タウン情報」へようこそ！
今回は当タウン情報でも着々とその登場回数を増やしている「東京メトロ千代田線」から、「谷根千」として知られる地域のひとつ「根津駅」をお送りします。
以前、同路線の「千駄木駅」の回でも登場した、この「谷根千」ですが、正直その人気も一段落した感があります。しかし、不動産や地域に限って言えば、そのトレンド感は数年スパンで移り変わる「期間の長いブーム」であり、むしろブームが定着してからが本当の勝負かもしれません。
では早速、今回もいつもの通り「駅・街の歴史」からスタートです！
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「根津駅」の駅・街の歴史
当タウン情報においても「東京メトロ千代田線」はもはや定着しているといっていい路線でしょう。（詳しくは「千駄木駅」または「湯島駅」の回を）
以前登場し、それぞれ隣駅でもある「千駄木駅」や「湯島駅」と同様にこの「根津駅」も、この路線の「第一期生」といえる「北千住−大手町」間の駅であり、そのデビューは1969年（昭和44年）のことでした。（ちなみに、この「北千住−大手町」間の開業によって、当時の営業母体である「営団地下鉄」の営業キロ数が「100km」を越えたそうで、現在の「東京メトロ」にとっても「メモリアル」な区間なのだそうです）
しかし、この駅の周辺エリアも含め、「地下鉄建設以前から残る、伝統的な建物や施設が多い」このエリアでは、その性格上「急激に宅地化していく」こともなく、どちらかといえば「落ち着いた土地・街」だったといえるでしょう。
当然、そのような状況は「駅の歴史」にも反映されており、先程もご紹介したデビュー以降、あまり大きな変革やトピックはあまり聞かれません。（強いて言うなら2004年（平成16年）の「東京メトロ」への事業継承ぐらいでしょうか？）
ただ、この「根津駅」（と「千駄木駅」・「西日暮里駅」）は、地下鉄では珍しい「単式ホーム1面1線上下2層構造」を採用しており、1番線（大手町・代々木上原など方面）の地下に2番線（北千住・綾瀬など方面）のホームが存在しています。（JR「山手線」の「渋谷駅」などが同一の形式を用いていますね）
いくら地下とはいえ、このエリアでは地下鉄が同じ階層を並走せずに上下に分かれて走っていると考えると、私たちに見えない地下でもいろいろな事情があるのだなあ、と感心してしまいますよね。
さて、続いては駅のある「文京区根津（駅があるのは一丁目）」について。
こちらに関しては、前述の通り「千駄木駅」の回をはじめ「谷中」に近いエリアの回でも登場した「谷根千」というキーワードでおなじみでしょう。
しかし、広大な範囲に渡る「谷中」やそれに勝るとも劣らない「千駄木」に比べ、今回の主役である「根津」はかなり狭いエリアとなっています。
そもそもこの「根津」は、同名となる「根津神社」とその「門前町」として知られており、かの「徳川綱重」の屋敷があった地でもありました。
この「根津神社」に関して、詳しくは後述（観光スポットのセクションで取り上げます）しますが、伝承上の創建はなんと「約1900年前！」であり、創建者も歴史の教科書の前半で登場する「ヤマトタケル」その人だと言われています。
少し脱線しましたが、この「根津神社」の威光と、後の6代将軍「徳川家宣」の実父である「徳川綱重」の屋敷があったという「徳川家」の権威からか、範囲は狭くとも優遇され、「谷根千」の一角とされているのかも知れませんね。
さて、後半はかなり駆け足でしたが、歴史の話はこれぐらいにして次のセクションへ行ってみましょう！
根津駅周辺の商業施設
この「根津駅」周辺エリアは、地下に「千代田線」が走り、都心でも有数の通りのひとつ「不忍通り」を中心としてエリアが形成されています。
そのため、他の地下鉄駅と同様に明確な「駅前」は存在せず、エリア内の店舗の多くは「不忍通りのロードサイド店」が中心となっており、多くの人が予想する通り「スーパーなど生活必需品や食品の入手先となるお店に乏しい」現状を抱えています。
不忍通り
そんな「根津駅」の環境で目立つのが、首都圏中心にチェーンを広げているスーパー「赤札堂根津店」の存在でしょう。
「昔ながらの地元のスーパー」さながらのレトロな風貌と、どこか「温かみ」を感じる品揃え、美味しくリーズナブルな惣菜と「地元感」を全面に押し出してくる独特のお店であり、地元住民からも根強い人気を得ているそうです。
残念ながら「駅前すぐ」という利便性を求めるならば、スーパーはこの「赤札堂」だけになってしまいますが、他にも当タウン情報ではおなじみの「マルエツプチ」やこれまた地元独自の「NOMURAYA」さんなど、少し足を伸ばす必要はありますが、買い物環境は決して悪くありませんのでご安心を！
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根津駅周辺の観光スポット
さて、今回の観光スポットは、先程もお約束した通り、このエリアの由来であり、悠久の歴史を誇る地元の守り神「根津神社」をご紹介していきましょう。
根津神社
こちらの神社は、古くは「根津権現」とも呼ばれていた歴史の長い神社であり、前述した通り、創建にはあの「ヤマトタケル」が関わっています。
ただ、あくまで伝承上「そうされてきた」に過ぎず、実際の所の創建年・創建者は「不詳」と記されているようです。
とはいえ、創建からずっとのこの地にあった、というわけではなく、元々はお隣の「千駄木」にあったそうで、文明年間（1469年−1489年）に江戸城築城の立役者「太田道灌」により社殿が建てられたそう。
その後、道灌の屋敷の移動とともに一旦移動（東方としか記されていないので、引っ越しというよりも位置の修正程度だった可能性が高い）し、その後はかの「団子坂上」へ遷座したそうなのですが、現在のこの地へやってきたのは1706年（宝永3年）のこと。（この地だけでも300年以上の歴史がある）
この神社の特徴としては、有名な「千本鳥居」がその代表格で、非常にフォトジェニックなスポットとしても知られており、カップルや写真愛好家なども多く参拝する「リピーターの多い神社」となっています。（当然初詣シーズンは多くの人が詰めかけます）
勇壮かつ美しい「社殿」（こちらは「権現造」の傑作とされ、国の重要文化財に指定されています）と不思議な魅力を持つ「千本鳥居」を備えた、言うならば「歴史のあるビジュアル系神社」である「根津神社」。
興味を持った方はぜひ足を運んでみてくださいね？
根津神社
住所：文京区根津1-28-9
※足を運ぶ際は参拝マナーや拝観ルールを遵守してください。
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根津駅周辺の住宅情報・街の情報
さて、最後のセクションは、今回登場した「根津駅」周辺エリアの住宅事情・住みやすさ情報をお届けしましょう。
このエリア最大の特徴が「近隣駅の利用でさらに高い利便性を発揮するアクセス性の高さとおしゃれで落ち着いた住宅環境が両立している」点です。
まずアクセス性から説明すると、この「根津駅」単体で見れば「東京メトロ千代田線」のみの利用となりますが、近隣駅である「西日暮里駅」から都心屈指の利便性を誇るJR「山手線」に乗り換えることができるため、非常に「使い勝手の良い」エリアとなっているのです。
さらに、このエリアの看板のひとつである「東京大学」の敷地を越えれば「地下鉄南北線・東大前駅」が、反対側の「上野公園・上野動物園」を越えればJR「上野駅」があるため、アクセスのみならず買い物やレジャーなどさまざまな分野でその恩恵が味わえるでしょう。
なおかつ、大道路である「不忍通り」こそあるものの、「谷根千」エリアのウリのひとつでもある「静かで落ち着いた住環境」も兼ね備えていますので、住まい探しの上で「非常に高いポテンシャルを持つエリア」といえるでしょう。
その上、場所柄か「オシャレな外観・内観のカフェ」にも事欠かず、さらには治安面でも高水準を誇るのですから、人気となるのもうなずけますね。
ただし、一点だけ難点を上げるとすれば「家賃・物件価格帯」の部分。
実はこの「根津駅」周辺エリア、単体で見れば「ややマイナー」なエリアでありながら、前述した通り「元々地価の高いエリアに囲まれている」ことが関係してか「周辺エリアの平均とほぼ同一、もしくはやや高めの設定」となっているのです。
しかし、その部分を考慮しても、余りあるほどの恩恵をもたらせてくれるポテンシャルを秘めているエリアですので、資金に余裕がある方は狙ってみても損はないでしょう！
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【周辺「住みやすさ」情報】
根津込駅周辺地図
根津駅周辺の学区域情報
小学校
https://www.city.bunkyo.lg.jp/kyoiku/kyoiku/gakko/elementaryschool/tuugaku.html
中学校
https://www.city.bunkyo.lg.jp/kyoiku/kyoiku/gakko/juniorhighschool/tuugaku.html
（文京区役所ホームページより）
根津で利用できる路線
東京メトロ千代田線「根津駅」
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（2024年9月追記）
