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東京メトロ有楽町線・副都心線 氷川台駅 駅・街の歴史編

東京メトロ有楽町線・副都心線 氷川台駅 駅・街の歴史編

毎回、都心のさまざまな「駅」に焦点を当て、その周辺エリアの住みやすさや街の便利な情報をお届けしている当「タウン情報」ですが、今回も好評だった「おかわり企画」をお送りいたします。

その企画とは、今までに登場したエリアをさらに徹底解析し、アクセス環境や住まい環境、駅・街の歴史などの項目別に特集しちゃおう!というもの。

 

 

中でも今回登場するのは、都心地下鉄の重要路線である「東京メトロ有楽町・副都心線」の「線路共有区間」である「和光市―小竹向原」間から「氷川台駅」の「駅・街の歴史」を中心にお送りします。

 

では、さっそく「氷川台駅の歩み」からスタートです!

 


氷川台駅出口

 

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「氷川台駅」の歩み

 

実は当タウン情報において「練馬区内の駅」としては3番目の登場とかなりの古参組である「氷川台駅」ですが、それ故に当時ご紹介した「駅・街の歴史」も、すでに皆さんの記憶の外になってはいませんか?

 

では、ここからしっかりとおさらいしていきましょう!

 

皆さんもすでにごぞんじの通り、今回の駅は、同じ東京メトロの路線である「有楽町線・副都心線が並列となった区間」にありますが、先行して営業開始となったのはもちろん「有楽町線」ですね?

 

しかし、後発である「副都心線」も構想・計画の上ではなんと「1970年代」から周知されていたため、先行する「有楽町線」のデビュー(1974年(昭和49年)・ただしこの開業は「池袋―銀座一丁目」間のみ)から約10年後の1985年(昭和60年)には「一部区間(「小竹向原―池袋」間)の先行建設が完了」していたそうです。(そもそも「副都心線」は「有楽町新線」として扱われていました)

 

ただ、今回登場する「氷川台駅」はその「先行建設区間」には含まれていないのですが、これには理由があります。

 


副都心線

 

実は、この「先行建設区間」は、「本来は有楽町線(東京8号線)の区間ではあるが、途中から副都心線(東京13号線)の並走が決定し、駅施設等を別に建設することになった」という経緯があったためです。

 

しかし、この「氷川台駅」を含む「和光市―小竹向原」間は、計画上「東京13号線(副都心線)として取り扱われているが、先に「有楽町線」として営業を開始した」ため、この「先行建設区間」には含まれなかった、というのが事の真相となります。

 

冒頭でもサラッと取り上げた通り、この「和光市―小竹向原」区間は「有楽町線と副都心線が線路を共有」していますが、実はこういう裏があるというわけです。

 

わかりやすいように簡単にご説明しましたが、この「有楽町・副都心線」の経緯は非常に複雑であり、話の全てを掲載していては紙面がいくら合っても足りませんので、興味の湧いた方は独自に調べてみるのもまた一興ですよ?

 


氷川神社①

 

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同一地名が「板橋区」にも? 「氷川台」 ~駅周辺の街の歴史~

 

さて、今回の「氷川台駅」周辺エリアですが、非常にありがちな「駅名と駅所在地の町名が一致するパターン」であり、駅の住所は「練馬区氷川台三丁目」となっています。

ただ、この町名は、比較的歴史の浅いものであり、1965年(昭和40年)に実施された「住居表示」によって決定されました。

 

この「住居表示」は、これまでも当タウン情報にて数多く登場しており、その大半で「都心の地名殺し」という悪名を背負って来ています。

この「氷川台」においてもその実力(?)は健在で、そもそもこのエリアは「仲町一丁目〜三丁目」と呼ばれており、なんと現在でも一部の小学校名には「仲町」が含まれたまま残っているほどです。

 


アコレ氷川台店

 

ただ、この地名変更は一説によると「練馬区として独立したために起きた」ともいわれているそうで、確かに「練馬区」だけで見るととても「中心地」とはいえない場所が「仲町」と名乗り続けるのには無理があったのかもしれません。(あくまで一説であり、諸説あります)

 

さて、すでに皆さんもごぞんじの通り、1947年(昭和22年)に「練馬区」は「板橋区」から独立しているのですが、実は「仲町」からの改名にあたっては、この地にある「氷川神社」にあやかって「氷川町」という地名が有力な候補に上がったそうです。

しかし、うかつなことに「練馬区」の独立以前は「板橋区に氷川神社があった」ということになるわけで、せっかくのこの新町名は「板橋区に同じ町名が存在する」ということでボツにせざるを得なくなります。

 

そこで「氷川神社が存在する台地」という所から、現在の「氷川台」という町名が考案されるという、やや強引な解決がなされたのだとか。

 


サミットストア 氷川台駅前店

 

このセクションは町名のルーツをメインにご紹介しましたが、続いてはこのエリアのシンボルとも言える「氷川神社」にスポットを当ててみましょう。

 

 

 

 

由緒正しき地名のルーツ「氷川神社」とは? ~駅周辺の街の歴史②~

 

その地の歴史を探る上では「地名の掘り下げ」は欠かせない方法のひとつですが、この「氷川台」においては地名よりも「氷川神社」という存在を掘り下げた方がよりベターだと言えるでしょう。

 

この「氷川神社」は、なんと1457年(長禄元年)に創建(発祥の地は現在の「練馬区桜台」)という非常に長い歴史を持った神社ですが、現在のこのエリアに移転したのは延享年間(1744〜1748)となり、1477年(文明9年)に起こった「江古田原の戦い」にて焼失してから約270年の空白期間を経て復活した神社でもあります。

 

ちなみに、この「氷川神社」が消失するきっかけとなった「江古田原の戦い」は、過去回でもご紹介しているように、江戸城築城で知られる「太田道灌」が、現在も「豊島区」などに名を残す「豊島氏」の居城を攻め、勝利したというものですが、ほぼ独力で戦に勝利した道灌の功績が高く評価されすぎたことで、主君であった上杉顕定・上杉定正の疑念を招き、謀殺されてしまうきっかけとなった戦いでもあります。

 


氷川神社②

 

話を「氷川神社」に戻しましょう。

 

他にもこの神社には、対を成した「狛犬」や「水盤」、「一の鳥居」など、再建当時(江戸時代中期)に造成された構築物があり、それらの多くは「練馬区有形文化財」として登録されています。

さらに、この神社と同じ「氷川神社」を名乗る神社は、都内に数多く存在しているのですが、この「氷川台の氷川神社」の場合は別名を「大氷川」といい、それらの多くを統べる存在であった、ともいわれているようです。

 

ここから考えても「江戸時代の氷川台には、それなりの規模の街が存在していた」可能性は高く、さらに都内に多くある「氷川神社」の大元「大氷川」として、多くの人が訪れる地であった可能性も考えられるでしょう。

 

「街があった」説の裏付けとして、この「氷川神社」には江戸時代中期に制作されたと推定されている「役者絵馬」(歌舞伎役者などの姿を描いた絵馬のこと)も残っており(こちらも「練馬区有形文化財」に指定されている)、歌舞伎を楽しめる劇場(またはそれに準ずる施設)がある=街として栄えていた、と推定することが出来ますね。

 

おそらく、古くから人々が集まる地であった「氷川台」エリア。

現在の住みやすさにも通じる部分があるかもしれませんね。

 

 

今後の「氷川台」が歩む道とは?

 

最後のセクションは、歴史ある「氷川台」の今後を、この記事をまとめつつ一緒に考えてみましょう。

 

あの「コロナ禍」によって、特に「住まい探し」に対して大きな影響を与えたのが「働き方」に関する部分でしょう。

エッセンシャルワーカーをはじめ、やむを得ず、もしくは「職場への出勤が大前提」となる人々はまだまだ数多くいますが、社会全体に「リモートワーク」という概念が浸透することにつながっていますね。

 


氷川台を流れる石神井川

 

この「氷川台」エリアは、ややそのアドバンテージが薄れつつある「アクセス性に非常に優れた」エリアではありますが、治安や環境の良さから「コロナ禍」以降に評価を高めているエリアのひとつでもあります。

ということは。

出勤が大前提となる方にとっても、リモートワークで自宅から出る機会が少ない方にとっても「ちょうど良いバランスが保てるエリア」であるといえます。

 

となれば、今後このエリアの人気は、ジワジワとその人気を高め、気が付いた時には手の出しようがない、ということも十分に考えられるのではないでしょうか?

 

 

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氷川台駅周辺地図

 

氷川台駅周辺の学区域情報

https://www.city.nerima.tokyo.jp/kosodatekyoiku/kyoiku/shochu/gakkuiki/index.html

(練馬区役所ホームページ)

 

氷川台で利用できる路線

東京メトロ有楽町線「氷川台駅」

東京メトロ副都心線「氷川台駅」

 

 

 

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(2024年8月追記)

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