「千石駅」は静かで落ち着いた生活を送れる穴場?
「都心のさまざまな「駅」に焦点を当て、その周辺エリアの住みやすさや便利な情報をお届けする「タウン情報」へようこそ!
今回は、当タウン情報では「レア路線」の部類に入る「都営三田線」の「千石駅」をお送りします!
このエリアを知らない人から見れば「千石って名前、なんか江戸時代っぽいなあ」と思うかもしれませんが、実は、その直感、そんなに間違ってないようですよ?
では、今回もいざ「駅と街の歴史」から行ってみましょう。
千石駅前
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「千石駅」の駅・街の歴史
当タウン情報を毎回楽しみにしてくださっている方(もしいらっしゃるなら光栄の極みですね)であれば、過去にも登場している「都営三田線」の歴史はもうインプット済みだと思います。
そんな「都営三田線」の前身となる「都営6号線」が最初の延伸を果たしたのと同じ、1972年(昭和47年)に、この「千石駅」もデビューを迎えています。
しかし、隣駅(同一路線ではないため、厳密に言えば隣ではない)となるあのメジャーな「巣鴨駅」と比べ、地味な存在であるが故に「千石駅」は「忘れられがち」な駅となってしまいました。
どれぐらいかというと、伝統的で優美な風景が楽しめる「六義園」には、実は「千石駅」が一番近いにもかかわらず、多くの人が「巣鴨駅から」園に向かい、「巣鴨駅周辺の観光スポット」として「六義園」を認識するほどです。
六義園
ただ、駅のある「千石」という町からすれば、本当はかなり由緒正しく、位の高い「一族」の「持ち物」であったことを知る人は少ないでしょう。
(ここから街の歴史に進行していきます)
なんと、徳川最後の将軍(15代)である「徳川慶喜」を擁した「一橋徳川家」の屋敷内に存在していた「千石緑地」がこの街のルーツなのです。
(「千石緑地」は一橋徳川家より寄付された樹林地)
だから、冒頭でもお伝えした通り「江戸時代」にゆかりのある場所なんですね。
千石駅
ただ、いくら江戸時代に縁があると言っても、勘違いしてはいけないのが「千石は石高の千石ではない」という点でしょう。
実はこの「千石」という地名、このタウン情報ではおなじみとなった1967年(昭和42年)の「住居表示」の際に、かつてこの地に流れていた「千川」と、こちらも知名度が高い「小石川」から一字ずつとって「作られた」地名です。
(ややこしいですが、江戸時代に縁があるのは、あくまで「場所」として)
あまり上手ではないですが、皆さんが「ミスリード」をするような文章になってしまいましたね。
ちなみに、先ほど登場した「住居表示」の際に、「千石」地域に組み込まれた旧町名の中には「巣鴨西原町」や「巣鴨西丸町」など「巣鴨」に属していた地域もあったようで、調べてみたら「巣鴨」と「千石」はまさに「親戚」のような間柄でありました。
「おばあちゃんの原宿」というわかりやすくて親しみやすいキャッチフレーズがついたことで、「巣鴨」が親戚縁者の中から一人抜きん出てしまった、というのが真相なのかもしれませんね。
ではでは、紙面にも限りがありますので、次のセクションに参りましょう!
千石駅周辺の街並み
町名の由来
千石駅周辺の商業施設
都心でも広い道路の一つである「中山道・国道17号線」に沿ったこのエリアは、周辺エリアの中でも屈指の「交通量の多い地域」。
国道17号線
そんな事情もあってか、このエリアにおける「商業施設」は、そのほとんどが「ロードサイド店舗」となっており、飲食店やコンビニなどが多く、日用品や食料品などの買い物環境は、地元の方でも「巣鴨」エリアを利用することが多いようです。
ファミリーマート本駒込二丁目店
しかし、これは「住居を構える」という面で見れば非常に理にかなったもので、賑やかな反面「治安があまり良くない巣鴨」は買い物の際しか行かずに「静かで治安が良い千石」に住むという「利用法」は覚えておいて損はないでしょう。
(お酒が飲めるお店も「巣鴨」の方が多いので、「千石」では酔っ払いを見ることも少ないのだそう)
だからと言って、スーパーが皆無というわけではなく、駅から徒歩圏内に「まいばすけっと白山5丁目店」もあるので、住む区域によっては毎日の生活に欠かせないお店になるでしょう。(個人商店などもちらほら見かけます)
まいばすけっと白山5丁目店
日頃の買い物は、長く住んでいる方の「生活の知恵」を利用しつつ、落ち着いた暮らしを求める方にとっては「穴場」かもしれませんね。
千石駅周辺の観光スポット
さて、今回の観光スポットは、先ほど「歴史」のセクションでも名前だけ登場した「千石緑地」をご紹介してみましょうか。
千石緑地
この緑地が、かつて「一橋徳川家」の持ち物であったことはすでにご紹介しました。
その名残なのか、たまたまなのかはわかりませんが、緑地に囲まれるように立っているのは、なんと「徳川マンション」なのだそうですから、仮に偶然だとすれば、整いすぎというものですよね?
そんなマンション住民の生活を妨害しないよう、この緑地には、道路脇に「ひっそりとした入り口」が用意されており、これを見逃すと「行ってみたけど入れなかった!」という誤解を招くことになるでしょう。
千石緑地入口
そんな自己主張の薄い入り口から中に入ると「本当にここは23区内?」と思うほどの「自然」が凝縮されたような「雑木林」となっており、ありがたいことに「靴が汚れない、木製の園路が設置されている」ので、ちょっとした気分転換には最高場所でしょう。
はっきりとした証拠はないものの、かなり昔からの植生が「そっくりそのまま」あえて残してあるのだそうで、実は「樹齢100年以上」と推定されている「ムクノキ」の巨木もあり、わずかな時間で、はるか昔に思いを馳せるなんてことも可能だとか。
水こそありませんが、まさに「都会のオアシス」のような貴重なスポットである、この「千石緑地」、気になった方は足を運んでみてはいかがでしょうか?
千石緑地
千石緑地
文京区千石1-6
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千石駅周辺の住宅情報・街の情報
さて、最後のセクションは、今回登場した「千石駅」周辺エリアの住宅事情・住みやすさ情報をお届けしましょう。
このエリア最大の特徴が「大規模道路を縫うように閑静な住宅街が広がっているが、若干買い物環境が弱い」という点です。
千石駅周辺
このセクションでは珍しいことに「アクセス性」に関する特徴はあえて取り上げてはいませんが、これは「住む区域によっては三田線と共にさまざまな他路線を利用できる」ため。(エリア内の位置によっては遠くなる場合も)
そしてもうひとつ、特筆しなかったは「治安の良さ」ですが、こちらは「商業地域」のセクションでもご紹介したように「買い物などは足を伸ばして巣鴨を利用する」ことが前提となっているためです。
ただし、大規模な道路がいくつもエリア内にあるので「事件よりも交通事故」に注意する必要があるでしょう。
しかし、大きな通りとはいえ、一本内に入ると嘘のように「静かで落ち着いた環境」となっていますので、住み始めてみたら、だいぶイメージと違った!という方もいるかもしれませんね。
千石駅周辺の住宅街
少し注意が必要なのが「家賃相場や物件価格帯」です。
どういうことかというと、予想に反してか「周辺エリアよりも若干高水準」なのです。
何かと比較されやすい「巣鴨」周辺エリアよりも上なのですが、「都心で治安が良く落ち着いた環境」を求めるのであれば、妥当な線だと思います。
(逆に価格面に強くこだわるであれば、他のエリアの方が良いかもしれませんね)
レジディア文京千石2とフォルティア文京千石
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都内でも少なくなりつつある、昔ながらの落ち着いた環境を持つ「千石駅」周辺エリア。
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【周辺「住みやすさ」情報】
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千石駅周辺地図
千石駅周辺の学区域情報
小学校
https://www.city.bunkyo.lg.jp/kyoiku/kyoiku/gakko/elementaryschool/tuugaku.html
中学校
https://www.city.bunkyo.lg.jp/kyoiku/kyoiku/gakko/juniorhighschool/tuugaku.html
(文京区役所ホームページより)
千石で利用できる路線
都営三田線「千石駅」
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(2024年9月追記)