「東大前駅」の街は静かで落ち着いた生活が送れます
都心のさまざまな「駅」に焦点を当て、その周辺エリアの住みやすさや便利な情報をお届けする「タウン情報」へようこそ!
今回はかなり久しぶりの登場となる「東京メトロ南北線」からお送りいたします!
さて、気になるメインの駅(もうタイトルにはなっていますが)は、抜群の知名度を誇るごぞんじ日本の最高学府「東京大学」のおひざ元、「東大前駅」!(厳密にいえば「東大」を「最高学府」と呼ぶのは誤用です)
この駅といえば、その名の通り「東京大学の前」に位置しますが、実質的な「東大の入り口」とされる「赤門」には、むしろ以前にご紹介した「本郷三丁目駅」の方が近いという、若干不遇な駅です。
東京大学の赤門
しかし、片側は広大な大学敷地となっているため、都心においても比較的静かで落ち着いた環境を持ち、なおかつ緑などの自然も所々に見受けられるので、「ホームタウン」としてかなり有力な候補になるやもしれません。
ではさっそく「東大前駅」と路線である「南北線」の歴史から行ってみましょうか。
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「東大前駅」の駅・路線の歴史
これまでも登場していた、とはいっても、そのほとんどが「サブ」としての位置づけだった「東京メトロ南北線」ですが、この機会にちょっとだけ掘り下げておきましょうか。
この「南北線」は、「都市交通審議会」では「東京7号線」と位置付けられ、他の旧営団系や都営地下鉄などと同様に1962年(昭和37年)の同審議会にてその計画が示された路線です。
しかし、着工に関しては、他の路線より大幅に遅れた1986年(昭和61年)となってしまい、全面開業に至っては2000年(平成12年)とかなりの開きになってしまったのですが、なぜここまでの遅れが生じてしまったのでしょうか?
南北線の駅表示
この辺りは、一部区間において「6号線(後の都営三田線)」との共用が決まったこと(1985年(昭和60年)から・「目黒-白金高輪」間で現在も共用中)や、将来的な延伸の計画が変更になったことなども関係していますが、最も大きな原因としては「認可が下りる・工事自体に時間がかかり過ぎた」ことが挙げられます。
どういうことかというと、実は前述の1986年に着工した区間は「赤羽岩淵-駒込」というごくわずかな区間に過ぎず、今回の「東大前駅」を含む「溜池-駒込」間の工事認可が下りたのは1988年(昭和63年)のこと。
翌1989年(平成元年)に着工したものの、その間にいち早く、1986年着工区間である「赤羽岩淵-駒込」間のみで「南北線」は部分開業(1991年(平成3年)・この年に「南北線」という呼称も決まっていた)します。
東大前駅2番出口
その後、1996年(平成8年)には「駒込-四ツ谷」間が、翌年には「溜池山王-四ツ谷」間が相次いで開業し、前述の通り、最終的な全面開業は2000年まで持ち越されていくことになったというわけです。
ということで、今回の主役である「東大前駅」がお目見えしたのは、前述の通り1996年となるのですが、それ以前から「東大前駅」という同一の名称を持つ駅があったことをごぞんじの方は少ないでしょう。
この「初代・東大前駅」とは現在、京王井の頭線に属する「駒場東大前駅」のこと。
ただし、そう名乗っていた期間は「1951年-1965年(昭和26-40年)」のわずか14年間に過ぎない、いわば「忘れ去られた初代」ではあるのですが。
では、紙面にも限りがありますので、そろそろ次のセクションへ行きましょう!
東大前駅1番出口
東大前駅周辺の街の歴史
さて、今回の「東大前駅」がある「文京区向丘」の歴史に続いていきましょうか。(駅があるのは向丘一丁目)
この辺りはそもそも、冠に「駒込」が付く地域が多く存在していました。
例えば「駒込蓬莱町」や「駒込追分町」「駒込肴町」などの地名があったのですが、これらはすべて旧「豊島郡駒込村」に属しており、江戸時代には「日光御成道」と「中山道」との分岐点が存在していたのだそう。(「駒込追分町」)
そのため、元々は「農地」であったこの辺りも、人が集まるようになったことから、幕府に仕える人々の屋敷などが多く建ち並ぶようになり、次第に「町化」していったそうです。
このように古くから伝統のある地名、ではあったのですが、こちらのタウン情報ではもはやおなじみとなった「住居表示」により合併(1964・1965年)となり、現在の「向丘」となっていったわけですね。
少々たんぱくではありますが、次のセクションへまいりましょう!
本郷通りにある本郷郵便局
東大前周辺の商業施設
駅の真上には「都道455号線(本郷通り)」が走り、その名の通り「東京大学」が存在しているため、駅出口周辺には目立った商業施設が見当たらないのがこのエリアの特徴のひとつです。
しかし、この通りのどちら側においても、少し足を伸ばすと「学生をターゲットにした店舗や飲食店」が多く見受けられるようになっていますのでご安心を。
都道455号線(本郷通り)
このような、おだやかな雰囲気の中、日用品などの買い物をしたい方にご紹介するなら「本郷通り」沿いの「まいばすけっと文京東大前店」が便利ですね。
ただ、このエリアの弱点でもあるのですが、それ以外にめぼしいスーパーがありませんので、よりお店が増えてくる「中山道」方面に足を伸ばすか、「コンビニ(こちらは豊富にある)」などを利用する必要があるでしょう。
まいばすけっと文京東大前店
東大前駅周辺の観光スポット
さて、今回の観光スポットは、久々に筆者の「あまのじゃく」な部分が出てきたのか、地名にもなっている「東京大学」ではございません(まあ、大学構内ではあるのですが・笑)。
誰もが思い浮かべるであろう「渋谷」ではなく、実はここにある、もう一つの「ハチ公前」が今回の観光スポット「上野英三郎博士とハチ公像」です。
上野英三郎博士とハチ公像①
その逸話から、誰もが知る「国民的忠犬」として今も愛されている「ハチ公」ですが、その飼い主である「上野英三郎」博士の存在と、氏が「東京帝国大学(東京大学の前身)教授」であったことはそこまで知られていません。
当時、この逸話の舞台である「渋谷」に邸宅を構えていた「上野博士」は、「ハチ」を伴って「渋谷駅」に行くことも多かったのですが、飼い始めた翌年である1925年(大正14年)の会議中に倒れ、そのまま帰らぬ人に。
その記憶と共に、残された「ハチ」は、何度も何度も「渋谷駅」に通い続けることになるのですが、この像はそんな「ハチ」の記憶をそのまま像にしており、「上野博士」とその帰りを迎える嬉しそうな「ハチ」の両者を見ることができます。
「渋谷」では、主人の帰りを待ち続ける「忠犬」としての威厳をたたえるような凛々しい姿ですが、こちらの銅像の「お互い本当にうれしそうな様子」を見てみたい人もきっと多いはず!
上野英三郎博士とハチ公像②
ハリウッド映画化もされた「ハチ」の物語に涙した人には、こちらの銅像を一度はお目にかかってみてはいかがでしょうか?
「上野英三郎博士とハチ公像」
113-0032 文京区弥生1-1 東京大学 弥生キャンパス内
東京大学構内
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東大前駅周辺の住宅情報・街の情報・住みやすさ
さて、最後のセクションは、今回登場した「東大前駅」周辺エリアの住宅事情・住みやすさ情報をお届けしましょう。
このエリア最大の特徴が「治安が良く穏やかな住環境と、都心の他エリアに足を伸ばしやすいアクセス性が両立しているが、若干買い物環境が弱い」という点です。
自身は「東京メトロ南北線」のみの単路線駅であるものの、同「丸ノ内線」や「有楽町線」に接続できる「飯田橋駅」をはじめ、さまざまなエリア方面への乗り換えが1~2駅で完結する環境は、都心に住むことを検討されている方にとっては「最高」といえるものでしょう。
駅名の由来である「東京大学」の存在もあってか、街は比較的静かで落ち着いた雰囲気となっており、時にはやかましさすら感じる「学生街」の一般的なイメージともかけ離れています。
東京大学
さらにこの区画には意外にも「寺社」が多く存在しており、キャンパスと合わせればかなりの「緑・自然」が街に溶け込んでいますので、手ごろな価格帯のマンションを購入して、ご家族で住むのにも向いています。
さらに、小さなお子様のいるご家庭にとってありがたいのは「周辺は病院施設が非常に充実している」という点でしょう。
なんといっても、あの「東大医学部付属病院」があるわけですし、その安心感は格別なはず!
東大医学部付属病院
他の条件を考えたら、例え「買い物環境」はどうにかしてカバーする方向であったとしても、かなりオススメできるエリアであることに間違いはありませんよ?
駅前の本郷通り沿いにある「文京区立第六中学校」
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まさに「日本最高の大学」である「東大」を擁する「東大前駅」周辺エリア。
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【周辺「住みやすさ」情報】
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東大前駅周辺地図
東大前駅周辺の学区域情報
小学校
https://www.city.bunkyo.lg.jp/kyoiku/kyoiku/gakko/elementaryschool/tuugaku.html
中学校
https://www.city.bunkyo.lg.jp/kyoiku/kyoiku/gakko/juniorhighschool/tuugaku.html
(文京区役所ホームページより)
東大前で利用できる路線
東京メトロ南北線「東大前駅」
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(2024年9月追記)