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進む「郊外志向」不動産物件の「変わりゆくニーズ」とは?

まだまだ予断を許さない状況下である昨今、早くも人々の「志向」は移り変わりを始めたようです。

 

すでに「数字」にも表れる形で「アフターコロナ」を意識した社会への移行が現実となっていますが、不動産の場合、この部分が「買い手のニーズの変化」をうながすための「トリガー」となるのは間違いないでしょう。

 

その代表的な例が購入者の「郊外志向」への転換です。

 

実際に感染が拡大する前、購入するエリアを選ぶ条件といえば「通勤時間」があらゆる不動産サイト・アンケートなどでトップとなっていましたが、現在では「自然が多い・(自然)環境が良い」が虎視眈々と首位の座を狙う位置につけているようです。

 

今回は、このような現状を踏まえた上で「郊外志向」をキーワードに、ためになる不動産トピックをいくつかご紹介しましょう。

「不動産物件の志向変化」が最も顕著になるのは「間取り」?

さて、今回の「新型コロナ感染」において、最も割を食ったのは「多くの人々が狭く密集した状態で定期的に集まる場所・空間」であったといえるでしょう。

 

では、それをそのまま「不動産」の世界に持っていくとどうでしょうか?

 

察しの良い方であれば「住まい・家庭」の面において「リビングルーム」が一番その条件に合致すると考えたはずです。

 

なおかつ、分譲マンションなど、多くの物件では「リビングと一体化したオープンキッチン(個室化されていない)」が現在主流となっていますよね?

 

実際に、ここ数カ月の間でも、物件選びの上で「広いリビング」よりも重視されるようになったのが「個室」です。

 

確かに「感染を避けるため、家の中にこもりっきりとなる」期間を経験した今では「家族からの感染」は最も避けたい事態のひとつであり、実家に住んでいる家族への感染を避けるため、今夏の里帰りをすでに諦めている方もいらっしゃるはず。

 

その部分を踏まえた上での「共有部分より個室を重要視」ではないでしょうか?

 

もちろん、この考えはまだまだ「仮説」の域を出ていません。

なぜかというと、そのような「志向変化」を立証するだけのデータ量が乏しいためであり、結論付けるのは時期尚早であるためです。

 

しかし、この考えはさらに拡大すれば「大規模な人数のUターン志向」へといずれ進行する可能性を秘めていますよね?(都市としての「密状態」を避け、郊外や地元など「広いスペースが維持できる街」への転居・移住)

 

こう考えていくと、今後の社会としての在り方すら容易に推測できてしまいます。

 

当スタッフブログでも何度か触れていますが、やはり「不動産は社会情勢が大きく影響する買い物」なのだと筆者は感じます。

 

皆さんはいかがでしょうか?

なぜ「郊外物件」に魅かれるのか?

こちらのセクションタイトルを見て「すでに説明しているじゃないか!」と感じる方は多いでしょうが、実は前述の部分だけでは「郊外物件に魅かれている理由」の全ては網羅できていないのです。

 

どういうことかというと、「より快適に整備したい場所・時間への志向が変わってきている」ということです。

 

つまり「勤務先の近くに住んで、ただ通勤時間が短くなれば良い」ということではなく「自宅や住んでいる街そのものを充実させたい・満足したい」という点なのではないでしょうか?

 

確かに今後「テレワーク」や「部門・部署別出勤」が主流になっていけば、相対的に、これまでの「通勤時間」とは比べ物にならないぐらいの時間が節約できますので、その分過ごす時間が増える「自宅」を充実させる方が快適です。

 

なおかつ、少々会社から遠くても「自分が好きな環境」に居を構えることが出来ますね。(趣味のサーフィンのため、海の近くに住みたいが、都内への長すぎる通勤時間がネックだった人などがわかりやすい例でしょう)

 

ただ、これまでこのような「夢・憧れ」などの部分を阻んできたのは、やはり「都心の不動産価格の高額さ」によって「環境などは良いが都心から距離のある郊外に住むしかない」という「現実」でした。

 

しかし、今後は「自然が多く環境に優れた郊外」という利点がそのまま「物件の利点」としてその価値を上げる、ということになりますので、誰もがこうするべき!こうしなくてはならない!という「ステレオタイプ」な志向ではなく、まっさらな「趣味・志向」としての住まい選びにつながっていく可能性すらあるでしょう。

 

ですが、すでに不動産物件を所有している人からすると、将来的に「売却する」という選択肢の面で、不利になるのは残念な部分ですね。

 

実際の「不動産購入」の現場ではどんな影響が?

さて、これまでご説明してきた「変わりゆくニーズ」の面が、現在実際の不動産取引の現場でどのような影響を及ぼしているのかをご紹介してみましょう。

 

当スタッフブログだけでなく、さまざまな不動産情報サイトや不動産店のサイト・ブログでも、徐々に「アフターコロナ・ウィズコロナ」に関する記事を見かけるようになってきました。

 

しかも、中には「自社サイトに寄せられたお客様の声」という形で「具体的な数字」として「コロナがもたらした影響」を伝えてくれるサイト・不動産店もあるようです。

 

実際の所、当社においてはまだそれほど多くは「郊外物件」に関するお問い合わせ・ご相談は寄せられていません。

 

しかし、お問い合わせやご相談が殺到し始めた時点では「すでに手遅れ」と言っても決して過言ではないでしょう。

 

むしろ、早め早めに「先を見越して予想を立て、信頼できる不動産店に相談をしつつ、購入活動を進めていく」という方法をオススメします。

 

「コロナ以降で不動産価格の値下がりを待っている状態」の方が非常に多くなっている現状、俗にいう「後の先を取る」のはプロでも至難の技ですので、購入を検討している方は、お気軽に当社までご相談くださいね。

「生活様式」の変化は今後どこまで?

今回最後となるこのセクションでは、メインとなる「不動産」から少し離れて「今後の生活様式の変化はどこまで進む」のかを一緒に考えていきましょう。

 

ただ、結論から言えば「数カ月~年内の短いスパンでは、思ったより大きな変化はないが、数年単位のスパンで見れば、今後も徐々に生活様式は変化・変遷していく」と思われます。

 

実際、さまざまな家電量販店において「テレワーク関連商材」はブーム的に売り上げを伸ばしていますが、そのような「ソフト」の変化に対して「ハード」、すなわち「法整備や会社組織」などは「急激な変化」を嫌い、常に後手後手の立場を崩しません。

 

これらは「一時の爆発的なブーム」に合わせて敏感に変化していると、大きな組織や国が揺らぐ結果となってしまうためです。(もちろん、その変化によって不利益や絶望的な状況を負うわけにはいかないためでもありますね)

 

必ずしも、この考えが正しいわけではないですが、大切なことは「会社や大きな組織にとって、変化するということは大きな支出を伴うことに他ならない」ということであり、仮にその支出が影響して倒産、なんてことになれば関係する多くの人々が一夜にして路頭に迷う、なんてことにつながりかねません。

 

私たちのような「個人」としては、さまざまな社会の動向を見守りつつ、常に先を見据えた行動を取る、というのが一番クレバーなのではないでしょうか?

 

他にも当社では、皆様の「住まい」に関するお悩み解決のサポートを行っております。ご相談の方はぜひお気軽にご連絡ください!

 

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