西ヶ原駅はハンバーグが有名?!で静かな環境も魅力!
都心のさまざまな「駅」に焦点を当て、その周辺エリアの住みやすさや便利な情報をお届けする「タウン情報」へようこそ!
今回は当タウン情報ではレアな路線のひとつ「東京メトロ南北線」の「西ヶ原駅」をお送りします。
この「西ヶ原駅」周辺エリアは、かなり有名な話ですが「東京メトロ全駅で最も利用客が少ない駅」として広く認知されている駅となっています。
(都営地下鉄を含めた「東京の地下鉄全駅」においても最も利用が少ない)
しかし、ただ闇雲に「利用客の数」を求めても「住みやすさ」においてはあまり大きな影響はありませんので、都心でも静かな環境を求める方にとってはチェックする必要があるでしょう。
では、いつもの通り「駅・街の歴史」から進めていきましょう!
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「西ヶ原駅」の駅・街の歴史
当タウン情報において、今回の「東京メトロ南北線」をフィーチャーした回は「王子駅」をはじめ何度かありますが、他線への乗り換えが出来ない「単線駅」の回に登場するのはおそらく今回が初めてでしょう。
そのため、ちょっとだけ「南北線」に関するトピックをおさらいしても損はないはずですね?
この路線が、「東京メトロ」をご紹介する際はもはやおなじみとなった「都市交通審議会」において初めて議題となったのは1962年(昭和37年)のこと。
当時は「東京7号線」という名称で呼ばれていたこの路線ですが、さまざまな事情が関係し、実際に着工となったのは1986年(昭和61年)というのですから、約24年も「眠れる路線」であったわけです。
その後、とうとう開業となるわけですが、最初から「全線開業」とはすんなり行かず、1991年(平成3年)の11月に「駒込−赤羽岩淵」間が部分開業となりました。(全線開業は2000年(平成12年)まで遅れてしまっている)
今回の主役である「西ヶ原駅」は、この部分開業にこぎつけた際にデビューした、いわば「先発組」でしたが、そのせいもあって1995年(平成7年)に発生した「歴史的な大事件」の影響を受けて一時運休を余儀なくされたこともありました。(この事件とは、覚えている方も多いあの「地下鉄サリン事件」のこと)
この開業時(1991年)には、11月開業ということもあり「わずか1ヶ月」のデータしかなかったため、1日の平均乗車者数は「約2,000人」を超えたものの、その後の4年は全て「1,000人」という寂しい結果に。
ただし、「西ヶ原駅」の名誉のためにフォローしておくと、この数字はあくまで「乗車人数」となり、通常は「乗降者人数」の方でカウントするのが一般的です。(最も古い「乗降者数」のデータは、2003年(平成15年)のもので約6,300人と倍以上になる)
さて、続いては駅のある「北区西ヶ原」について。
現在の「西ヶ原」のいわば「元祖」となるのは、旧「北豊島郡滝野川村」の「大字西ヶ原」ですが、この「滝野川村」といえば、当タウン情報でもなんども登場している地区であり、かつては「東京市」に属し「滝野川区」を名乗ったほどの影響力を持った地域です。(この「滝野川区」と「王子区」が合併してできたのが現在の「北区」)
このように「滝野川」自体が元々力を持った地域だったためか、この「大字西ヶ原」は区になった際に「西ヶ原町」として独立した町名を持ち、実は現在の「西ヶ原一〜四丁目」までほぼその形を変えていません。
独立した「西ヶ原町」から「西ヶ原一〜四丁目」への移行は、「北区」が成立した1947年(昭和22年)から遅れること6年後、1953年(昭和28年)に行われた「町名整理」によってなされたのですが、この時「西ヶ原町」の一部はそのままの名称で残る形となっていました。
その後のごぞんじ「住居表示」実施においても、この「残った西ヶ原町」は解消されませんでしたが、10年以上の時を経た1976年(昭和51年)にようやく「西ヶ原一丁目」への編入が完了(一部は「中里二丁目」へ編入)し、とうとう「西ヶ原町」は消滅、という形になったのだそうです。(編入されたわずかな区域の他は、ほぼ原型を留めている)
さて、「西ヶ原駅」を取り巻くさまざまな知識を得た所で、次のセクションへ行ってみましょう!
西ヶ原周辺の商業施設
このエリアは「東京メトロ南北線」の上を走る「本郷通り」に分断される形で、駅北東側には病院施設(花と森の東京病院)や警察署(警視庁滝野川警察署)など規模の大きな公共・民間施設が密集しており、駅前といえどもあまり商業施設が充実していない状況となっています。
花と森の東京病院
警視庁滝野川警察署
そのため、アクセス面だけでなく買い物環境においても、隣駅の「王子」周辺エリアの力を借りる必要があるでしょう。
しかも、頼みの綱となる「スーパーマーケット」が一応存在するものの、その全てが「駅から徒歩7〜8分」と離れており、正直日々の買い物には不便な環境となっています。(駅前・駅近にはわずかにコンビニがある程度)
そしてもうひとつの困った点が「飲食店も数が少なく、バリエーションに乏しい」という点。
きちんと実践するにはなかなか難しいことではありますが、このエリアで暮らすなら「定期的に他のエリアへ買い出しに行く」という手段が最も有効かもしれませんね。
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西ヶ原周辺の観光スポット
さて、今回の観光スポットは、みなさん大好きな「グルメ回」!
前セクションで「飲食店の数が少なくバリエーションに乏しい」という烙印を押されていますが、そんな中でも唯一と言っていい「力の入った飲食店」が今回ご紹介する「榎本ハンバーグ研究所西ヶ原店」さんです。
この特徴的な名前を聴いて、思い出す方もいらっしゃるかと思いますが、この「榎本ハンバーグ研究所(略して「榎研」)」さんはメディアでも数多く取り上げられる名店であり、店主の「榎本稔」さんはその肩書を「ハンバーグ研究家」としているほどの「リアル・ハンバーグ師匠」っぷりでも有名です。
そんなこちらのお店のウリはもちろん「ハンバーグ」一択!
と言いたい所ですが、一風変わった「ハンバーグの食べ方」を提案するかのような「しるばーぐ」もかなり魅力的なメニューです。
どんなものかというと「ハンバーグやライス、ゆで卵などの具材をスープにつけて食べる」というまさしく「ワンアンドオンリー」な一品。
(「つけ麺」の麺がハンバーグになったような?)
かなり風変わりなメニューに感じるかもしれませんが、この「しるばーぐ」が登場したのは2010年のことだそうなので、もう10年以上もファンから愛され、定着した味となっていますので、興味の湧いた方はぜひ実食を!
もちろん、通常通りの定番「ハンバーグ」もハイクオリティなお味を誇りますので、自他共に認める「ハンバーグ好き」の方々は足を運んでおいて損はないと思いますよ!
榎本ハンバーグ研究所 西ヶ原店
住所:北区西ヶ原2-44-13
※こちらの「西ヶ原店」の他に「春日後楽園店」もあるそうです!
西ヶ原周辺の住宅情報・街の情報
さて、最後のセクションは、今回登場した「西ヶ原駅」周辺エリアの住宅事情・住みやすさ情報をお届けしましょう。
このエリア最大の特徴が「エリアの中心に本郷通りがあるものの、閑静な住宅街で落ち着いた暮らしを23区内で実現できるレアな環境を持つ」という点です。
このエリアは、これまでご紹介してきた他のエリアとは異なり、アクセス性や買い物環境に特別秀でているわけではありません。
がしかし、そのような点を補って余りあるほどの「静かで落ち着いた」環境は、現在の23区内ではかなりレアな存在であるといえます。
とはいえ、あくまで「王子駅」や「駒込駅」など「隣駅を最大限利用する」必要はありますが、「京浜東北線」や「山手線」にもすぐにアクセスできる環境を持ち合わせているので、郊外エリアに比べればかなり恵まれた環境ではあるでしょう。
大きな通りである「本郷通り」の影響もあり、基本的に治安が良い街ですので、女性の一人暮らしにも向いているとも言えるでしょう。(ただし、夜遅くの帰宅は、人通りの寂しい印象のあるこのエリアだけに不安を残す人もいるかも知れません)
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23区内屈指の落ち着いた環境を持つ「西ヶ原駅」周辺エリアにご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽におうち不動産までご相談ください。
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【周辺関連情報】
・隠れた穴場として高い人気!田端駅で落ち着いた生活を!?Vol.1
・隠れた穴場として高い人気!田端駅で落ち着いた生活を!?Vol.2
・「上中里駅」は新宿・渋谷・東京などの主要駅には「20分足らず」で到着できる便利な街
・山手線 大塚駅(そもそも大塚駅の周辺は「本当に大塚?」なのでしょうか!?)
西ヶ原駅周辺地図
西ヶ原周辺の学区域情報
http://www.city.kita.tokyo.jp/kosodate/shogakko/gakkojoho/index.html
(北区役所ホームページ)
西ヶ原で利用できる路線
東京メトロ南北線 「西ヶ原駅」
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(2024年10月・再追記)