西武新宿線「武蔵関駅」は閑静な住宅街が落ち着く街
都心のさまざまな「駅」に焦点を当て、その周辺エリアの住みやすさや街の便利な情報をお届けしている「タウン情報」へようこそ!
今回は、当タウン情報でも徐々に登場回数を伸ばしつつある「西武新宿線」から、落ち着いた住宅街の雰囲気を持つ「武蔵関駅」をお送りします!
昨今広がりつつある「郊外志向」の流れは、23区内でも「最低居住面積水準未満の世帯が最も少ない区(即ち平均的な世帯面積が広い)」である「練馬区」の人気につながっているようです。
今回はそんな「練馬区」から、この「武蔵関駅」エリアにご登場願ったというわけですが、いつもの通りさっそく「駅と街の歴史」からスタートしていきましょう!
武蔵関駅南口
今、このエリアで住まい購入を検討中の方へ特別なお知らせ
🔍【物件一覧をチェック】(別タブで開きます)
「武蔵関駅」の駅・街の歴史
今回の「武蔵関駅」が属する「西武新宿線」に関しては、当タウン情報でも徐々に登場回数を伸ばしておりますので、皆さんも予習済み?といった所でしょうから、ダイレクトに「武蔵関駅」の歴史から進めていきますね。
というわけで、この「武蔵関駅」が栄えあるデビューを迎えたのは、意外に古い「昭和」初期となる1927年(昭和2年)のことでした。(以前登場した「沼袋駅」と同じ開業時期となる)
この時期はもちろん、現在の「西武新宿線」ではなく、その1世代前となる「旧西武鉄道」時代であり、お気づきの方もいらっしゃると思いますが、当時は広大な「板橋区」でのお話です。(練馬区になるのは1947年(昭和22年)のこと)
そんな「西武新宿線」における「団塊世代」の「武蔵関駅」ですが、デビューから40周年を迎えようとしていた1966年(昭和41年)に、先程登場した「旧西武鉄道」時代から使用してきた「島式ホーム(1面2線)」から現在も利用している「相対式ホーム(2面2線)」への移行を果たします。
武蔵関駅のホーム
逆を言えば、この「初代武蔵関駅」時代は「駅自体の変遷が少なかった時代」であり、むしろ「世の中の変遷についていく」方が重要だったのかもしれません。(周知の事実ですが、この間は終戦など社会的変化が大きかった)
もうひとつ、駅の歴史を語る上で重要なのが「2004年〜2005年(平成16年〜17年)」の「バリアフリー対応工事」でしょう。(現在に連なる「2代目武蔵関駅」にとっても大きなトピックスですね)
武蔵関駅北口
では、続いて駅のある「練馬区関町北」に関してのお話を。
この「武蔵関駅」という駅名にも含まれる「関(又は関町)」ですが、短いながらもれっきとした「地名」であり、その由来は遠く「室町時代」へとさかのぼります。
この当時、この地を支配していたのは、もはや当タウン情報において「常連」とも言うべき登場回数を誇る「豊島氏」であり、「石神井公園」の回で登場した「照姫まつり」の主役である「照姫」の父「豊島泰経」などが知られています。
関町北の街並み
この「豊島氏」ですが、その居城となったのは「石神井城」であり、もちろん当時は「城下町」なども存在したはずですが、このような「支配地域」にとって重要なのは「その支配体制に影響を及ぼすような人員の流入を防ぐ」ということでしょう。(さらに簡単に言えば「よそ者が気安く入れる地域」にはしない、ということです)
なんとなく、その由来が見えてきている方もいらっしゃるでしょうが、当時のこの地域への人やモノの流れを管理する「関所」が配置されていた、というのがその真相なのだそう。(ただし、別の説もあるそうですが)
北口の線路沿い
さらに、ここからは「駅名の由来」にも近づいていきますが、江戸時代の頃のこの地域は「武蔵国豊島郡関村」に属していました。(駅名に使用している地名が全てそろっていますよね?)
その後のこの地域の流れとしては、明治時代にそれまで独立した「関村」から「石神井村」の大字となる「関甲・関乙」に変わり、続く「東京市」時代(昭和初期)には「板橋区石神井関町」となり現在の「関町」という地名が見えるようになります。
さらには前述した「練馬区」の発足に併せ「練馬区関町」へと変遷、最終的には1978年(昭和53年)、当タウン情報ではおなじみの「住居表示」の実施により現在の「練馬区関町北」にたどり着くことになるのです。
後半はかなり駆け足になってしまいましたが、そろそろ次のセクションへ!
武蔵関駅周辺の商業施設
今回のエリアにおいては、23区内で比較的よく見られる「のどかでレトロ感すら感じる駅前」の様相を呈しており、良い意味での「こなれた雰囲気」が感じられる地域といえるでしょう。
ただ、駅自体のサイズ感もあり、大型の商業施設が立ち並ぶ、というわけではありませんので、とにもかくに大型店!という方にはあまりオススメはできないエリアかもしれません。
がしかし、この駅前から徒歩5分圏内にはなんと4件ものスーパーがあり、そのうちの1件は「駅直結」で「深夜1時まで営業」という風に「利便性」という面で見ればその充実度合いは高いでしょう。
駅直結の三徳関町店
このようになかなか侮れない実力を秘めている「武蔵関駅」の商業施設ですが、残念ながら飲食店においては大手チェーンが中心となりますので「定番だけがあればいい!」という外食保守派以外は少し物足りないかもしれません。
マクドナルド 青梅街道関町店
武蔵関駅前通り商店街
西友関町店
いなげや練馬関町店
武蔵関駅周辺の観光スポット
さて、今回の観光スポットは、この「武蔵関」の一風変わった一面に触れる事ができる施設をご紹介していきます。
実はこのエリア、知る人ぞ知る「カトリック教会の街」であり、多くのカトリック施設がこのエリアに位置しているのですが、今回はその中から1957年に創設された「カトリック関町教会」を。
カトリック関町教会①
この教会が創設された背景には、駅とほぼ同じ1929年(昭和4年)に設立された「東京公教神学校」の存在が大きく、このエリアは「洗礼を受けた人々が多く存在していた」地域でもありました。
また、設立の際には、カトリックの聖人である「聖テレジア」の聖遺骨がもたらされただけでなく、その3年後には教科書でおなじみの「聖フランシスコ・ザビエル」の聖遺骨も「バチカン」よりもたらされるなど、貴重な「信仰遺産」が見学できる教会としても有名となっています。
カトリック関町教会②
建物の外からも確認できる聖堂のステンドグラスの美しさは、事情が許すならば施設内から見たいものでしょうね。(毎週金曜日であれば地区・年齢の制限なくミサに参加できる場合もあります・詳しくはお問い合わせください)
カトリック関町教会
住所:練馬区関町北2-11−7
※宗教施設であるため、ミサ等の見学希望の際は必ず「事前に」お問い合わせください。
武蔵関駅周辺の住宅情報・街の情報
さて、最後のセクションは、今回登場した「武蔵関駅」周辺エリアの住宅事情・住みやすさ情報をお届けしましょう。
このエリア最大の特徴が「都内では貴重となる「閑静な住宅街」を備えており、買い物環境や治安の良さも水準以上だが、新宿駅まで30分ほどかかるなどアクセス性に乏しい」点でしょう。
街の様子
このエリアは、前述の特徴から見ても(アクセス性の乏しさも含め)現在賃貸・物件購入問わずにブームとなっている「郊外志向」の流れにピッタリのエリアとなっています。
その上、このエリアにおけるもうひとつのオススメポイントをご紹介するならば、やはり「比較的リーズナブルな家賃・物件価格帯」でしょうか。
ただし、これは「このエリアの家賃・価格帯は、街が持っている利便性とのバランスが良い」ということに過ぎないので、純粋に隣や周辺の沿線エリアと比較すると「高め」に見える場合もあるのでご注意くださいね?
青梅街道
・お気軽にお問い合わせください ~専門スタッフが丁寧に対応します~
バランスの取れたメリットを備えた「武蔵関駅」周辺エリアにご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽におうち不動産までご相談ください。
専門スタッフが丁寧に対応し、あなたの理想の物件探しをサポートいたします。
【周辺「住みやすさ」情報】
住まいとしては最高クラスの環境!「石神井公園駅」の魅力とは!?Vol.1
住まいとしては最高クラスの環境!「石神井公園駅」の魅力とは!?Vol.2
武蔵関駅周辺地図
武蔵関周辺の学区域情報
https://www.city.nerima.tokyo.jp/kosodatekyoiku/kyoiku/shochu/gakkuiki/index.html
(練馬区役所ホームページ)
武蔵関で利用できる路線
西武新宿線 「武蔵関駅」
戸建て(新築戸建て・中古戸建て)でもマンション(中古マンション・リノベーションマンション)でも、お客様のご希望条件に合わせて多数ご紹介できます!東京23区を中心に首都圏で気になる物件が あればご相談下さい。
現在公開中の物件検索はこちらから
(2024年7月追記)