「滝野川」地区の不動産物件の傾向と住みやすさは?
都心のさまざまな「駅」に焦点を当て、その周辺エリアの住みやすさや便利な情報をお届けする「タウン情報」へようこそ!
今回は第2回目となる「地区そのものをテーマとしてご紹介」編をお送りしますが、テーマとなる地区は「北区」でも徐々に人気が高まってきている「滝野川地区」を取り上げます。
「王子駅」方面に抜けて行く「明治通り」や、地区のほぼ真ん中を走る「国道17号線」、そしてその両方にかかる形で走る「首都高速環状線」など、大通りに事欠かないこのエリアですが、三方を「王子駅」「池袋駅」「板橋駅」に囲まれているなど、都心の交通においてもはや欠かすことのできない重要な地区となっています。
明治通り
その辺りの秘密にも迫っていければ、と思っておりますが、さっそく街の歴史から行ってみましょうか。
王子駅
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滝野川地区の街の歴史
今回の主役「滝野川」という地名が歴史の中に登場するの「江戸時代」のこと。
この当時は「北豊島郡滝野川村」という呼び名でありましたが、特徴的な「滝野川」とは、実は当タウン情報でも何度も登場している「石神井川」の別名です。
滝野川地区を流れる石神井川
かつての「石神井川」は、この地域を蛇行する形で流れており、長年の侵食により「渓谷」のような状態だったそうで、「落差がある激しい流れ」であったことから「滝のような川」→「滝野川」と呼ばれるようになったのだとか。
なおかつ、水辺の「渓谷」の情景が美しかったことから、当時より「景勝地」としての一面も持ち合わせていたようで、後にゴッホやモネなど、西洋画の大家にも影響を与えたことでも知られる「歌川広重」の「名所江戸百景」にも「王子滝の川」として登場するほど。
「江戸時代」からすでに「メジャー」な地域であったこのエリアは、のちの1932年(昭和7年)に、当時の「東京市」に編入される形で「区」へと移行、「滝野川区」としての再スタートを切ります。
実はこの「滝野川区」と「王子区」が1947年(昭和22年)に合併したことで現在の「北区」が成立したのです。
もちろん、このような歴史的にも貴重な地名ですので、区名からは消えても町名として「滝野川」の名は残り続け、1964年(昭和39年・東京オリンピック開催年)には「住居表示」においても旧町名・町域をそのまま継承し「滝野川一丁目〜六丁目」が完成します。(七丁目のみ1968年(昭和42年)に住居表示が実施された)
滝野川地区の地図
こうして現在に連なる「滝野川地区」が成立したのですが、実はこの地域では、数多くの遺跡・遺構から「旧石器・縄文時代ごろから人類が定着していた土地」であったことが分かっているそうです。
しかし、なぜか「古墳時代」の遺跡は発掘されていなかったのですが、その後の奈良時代には律令制度の記録により「武蔵国」に属していた記録が確認できていることから「おそらく古墳時代も人々が住んでいた」と推定されています。
こうしてみると、昔の「滝野川地区」は、現在の認識よりも「かなりメジャーな地域」だったのでしょうね。
では、エリアの歩みはここまでにして、次のセクションへ行きましょう!
滝野川地区の街並み
このエリアに存在する鉄道路線・駅について
普段のタウン情報とは逆の流れになっていますが、ここで今回ご紹介している「滝野川地区」に存在している鉄道・駅をご紹介していきましょう。
(これまで当タウン情報に登場している駅ばかりです)
冒頭でも軽く触れましたが、改めてご紹介して行くと、ちょうどエリアの西側に位置しているのが「JR埼京線 板橋駅」です。(駅施設はなんと「板橋区内」には建っていないのです)
JR埼京線 板橋駅
実はこの駅からも近い「都営三田線 新板橋駅」はギリギリこの「滝野川地区」には含まれておらず、同路線での隣駅である「西巣鴨駅」も同様にこのエリアには含まれていません。(「滝野川地区」は「都営三田線」が走っているにもかかわらず、同路線の駅が存在しないという面白い特徴も持っています)
続いては「都電荒川線」。
この路線では「滝野川一丁目駅」や「飛鳥山駅」がエリア内に存在していますが、厳密に言えば「都電荒川線」は「鉄道」ではなく、同様に「駅」ではなく「停留場」となってしまいます、なんだかややこしいですね。
都電荒川線 滝野川一丁目駅
この時点で「あれっ?」と思った方もいらっしゃるでしょう。
ですが、よくよく考えてみれば「王子駅」は「王子地区」ですので、当然のように「滝野川地区」には含まれません。
と、最終的に見てみれば、厳密な意味での「滝野川地区にある駅」は、実は「板橋駅」しかないのですよ。(この駅が「板橋区」ではないのも衝撃的ですが)
ちょっと釈然としない方もいらっしゃるとは思いますが、次のセクションへと急ぎましょう!
都電荒川線 飛鳥山駅
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滝野川地区の不動産物件の傾向は?
さて、このエリアに関する、現在の不動産物件の傾向をつかむ上で、非常に参考になるのが、手前味噌ですが「埼京線 板橋駅」と「京浜東北線・東京メトロ南北線 王子駅」のタウン情報です。
その理由は、どちらの駅も「駅出口によっては居住区が滝野川地区になる場合がある」ため。(物件住所が「滝野川○丁目」でも最寄駅がこのどちらかになる場合もある)
ちなみに「滝野川」エリアでは、現在ちらほらと「新築戸建物件」も出てきているようで、その価格は隣接する地域・区の相場よりも「比較的安い」部類に入ります。(もちろん、間取りなど諸条件により前後する)
滝野川地区の住宅街
当然、まだまだ他にも新築・中古問わず豊富な物件があるこのエリアですが、同様に「家賃相場・価格帯」としては比較的安い部類となっています。
気になる物件を見つけた方はお気軽に当社までご連絡くださいね?
ヒルズ滝野川
滝野川地区の住みやすさは? ~エリア内の街の情報~
さて、最後のセクションは、今回登場した「滝野川」エリアの住みやすさ情報をお届けしましょう。
今回のエリアにおいては「近隣の鉄道駅をうまく使えば、価格にしてはかなり恵まれたアクセス環境が手に入る」という点を覚えておいてください。
先ほどもご紹介した通り、このエリアで利用可能な範囲となる鉄道駅は「板橋駅」や「王子駅」、「西巣鴨駅」など豊富にあります。
西巣鴨駅
せっかくこのエリアに住むのであれば、これらの恩恵をみすみす逃す必要はありませんし、さらに少し足を伸ばせば「東武東上線 北池袋駅」も十分に利用可能な範囲になっていますよ?
北池袋駅
続いて「買い物環境」についてですが、こちらに関しては「心配無用」と断言できるほど恵まれています。
エリア内のそこかしこに、バランス良くスーパーなどの日用品・食料品が手に入るお店が点在していますので、用途や必要な品ぞろえに応じてさまざまなチョイスが可能です。(深夜遅くまで開いているお店もありますので、お気に入りのお店がきっと見つかるはず!)
サミットストア 滝野川紅葉橋店
コープみらい ミニコープ滝野川店
ハナマサプラス 滝野川店
ただ、少し注意が必要なのは「そもそもこの地域は渓谷地」だった歴史があるため、坂などのアップダウンの名残が今も残っており、長い距離を徒歩で移動する場合や、足腰の弱っている年配の方の場合は「体力的に少し心配」かもしれません。
滝野川一丁目駅周辺の街並み
ですが、この「滝野川」エリアは、「都心近郊での落ち着いた暮らし」を実現する上で非常に優良な環境がそろっているだけでなく、家賃・価格の面でも豊富なメリットがあるエリアですので、可能であればじっくり吟味した上で、あなたにピッタリな「最高の物件」を探し出してみてください。
(もちろん、そのサポートは当店にお任せあれ)
滝野川病院
・お気軽にお問い合わせください ~専門スタッフが丁寧に対応します~
古い時代から多くの人々が住み続け、落ち着いた雰囲気を今も維持し続けている「滝野川」エリアにご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽におうち不動産までご相談ください。
専門スタッフが丁寧に対応し、あなたの理想の物件探しをサポートいたします。
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滝野川地区周辺地図
滝野川地区で利用できる路線
JR埼京線 「板橋駅」
JR京浜東北線 「王子駅」
都営三田線 「西巣鴨駅」
東武東上線 「北池袋駅」
都電荒川線 「飛鳥山駅」
都電荒川線 「滝野川一丁目駅」など
滝野川地区周辺の学区情報
http://www.city.kita.tokyo.jp/kosodate/shogakko/gakkojoho/index.html
(北区役所ホームページ)
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(2024年10月・再追記)