豊島園駅は「今後の盛り上がり」も期待できる街Vol.1
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今回は初登場となる「西武鉄道・豊島線」と、もはやおなじみとなってきた「都営大江戸線」の2路線にまたがる「豊島園駅」をお送りしましょう。
もはや説明不要の知名度を誇り、その一風変わったCMや広告、映画にもなるほどのメディアミックス戦略により、地方の人ですら「行ったことはなくても名前は知っている」遊園地となっている「としまえん」。
残念ながら、「としまえん」の各施設は随時閉鎖しましたが、2023年6月からは「ハリー・ポッター スタジオツアー東京・豊島園」がリニューアルオープン!
そんな新しくなった豊島園、実はそのルーツは大正時代の「日本庭園」だったのだとか。
ではさっそく初登場の路線「豊島線」の歴史も合わせた「駅・路線の歴史」から行ってみましょうか。
豊島園駅(西武鉄道・豊島線)
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「豊島園駅」の駅・路線の歴史
これまでに登場した「西武鉄道」の路線と同様に、こちらの「豊島線」もその発祥は「大正時代」にまでさかのぼります。
何度かご紹介している「西武鉄道」の前身といえば「武蔵野鉄道」ですが、この「豊島線」もその「武蔵野鉄道」により、1926年(大正15年)に営業免許を申請しています。
豊島園駅
着工・開業に関しては、その翌年である1927年(昭和2年)であるため、ほぼ「昭和時代と同い年」という状況となった「豊島線」ですが、その名前とは裏腹に「全路線が練馬区内にある」という不思議なエピソードを持っていたりもします。
(ただし、開業当時はまだ「東京市」に編入する前となり「北豊島郡」であったため、決して間違いやミスの類ではありません)
豊島園線の線路
他の路線より大幅に短い「約1km」という営業距離からもお分かりの通り、同年に開園した「豊島園」への専用線という名目であった「豊島線」。
しかし、この当時はあくまで「園と鉄道は協力体制であった」に過ぎず、現在のような「資本関係」はありませんでした。(遊園地を買収したのは1941年(昭和16年)のこと)
その後、他の回でもご説明した通り、「武蔵野鉄道」は「西武農業鉄道」を経て「西武鉄道」となった(1946年(昭和21年)のこと)ため、現在のような「西武グループ」の一員として貴重な区間を守ってきたのです。
その途中、1991年(平成3年)には、その年に開業した「都営12号線」(大江戸線の前身)の「豊島園駅」も同時開業しましたが、ごぞんじの方も多いようにこの両駅は「100mほど離れている」いるので「同名の別駅」という扱いであり、実際に「乗継割引」の「適用外」となっていますので、利用の際は若干の注意が必要です。
都営大江戸線豊島園駅
そのような歴史的背景を持つ「両豊島園駅」ですが、冒頭でもお話した通り「としまえん」の閉園が決まった頃、一時的にちょっとした「うわさ」が流れていたのをごぞんじの方も多いのではないでしょうか?
どういうことかというと「としまえん」跡地に前述の「ハリー・ポッター スタジオツアー東京・豊島園」がオープンしたため、すでに閉園している「豊島園」ではなく「ハリーポッター」にゆかりのある「駅名」に変更されるのでは?という話題が出ていたのだそう。
(2路線で使用している駅名であるため、両路線から明確にこの噂は否定されています)
しかし、そうなると歴史のあるこの駅名も「カタカナ名」になる可能性があるわけで…少し複雑な気分ですね。
では、紙面にも限りがありますので、そろそろ次のセクションへ行きましょう!
豊島園駅前
豊島園駅の街の歴史
続いては今回の「豊島園駅」がある「練馬区練馬」の歴史に続いていきましょうか。(両駅があるのは練馬四丁目)
豊島園駅周辺
区名と全く同じ町名となっていることからも分かる通り、ほぼ「練馬区」の中心に位置するこのエリアですが、この町名、実は近い距離にある「練馬駅」からつけられたものであり「練馬とされていた土地にあったにもかかわらず、その土地名が由来ではない」という少々不思議な逸話を持っています。
この地域は古くから「武家」が支配する土地であり、「馬の訓練をする場所」とされてきたことから「練馬」と呼ばれるようになったという説がかなり有力だそうですが、明治の時代にはなんと「品川県」の一部であったり、当時「東京府」が存在した時代には「新宿口第22区」とされたり、かなり紆余曲折がある地域なのだそうです。
他にも多数「練馬」の歴史に関する記事がありますので、今回はこの辺にして、次のセクションへまいりましょう!
豊島園駅周辺の商業施設
この「豊島園駅」ですが、駅周辺にはそれなりに商業施設があるものの、徒歩圏内に「充実した買い物環境」を備えている「練馬駅」エリアがありますので、日常的な買い物はそちらで済ませる地元住民も多いようです。
お隣の練馬駅前の様子
しかし、珍しい所としては「駅からわずかの距離に大きな映画館がある」という特徴を持っており、「遊園地への専用駅」ということもあって「娯楽系の商業施設」もそろっているので、侮れません。
ユナイテッド・シネマとしまえん
ただ、やはり日用品や食料品などの買い物環境が隣のエリアになるという部分は難しいものがありますね。
どうしても「移動が面倒だ!」という方には「コンビニ(こちらは豊富にある)」などを利用する必要がありますので、住むには工夫が必要かもしれません。
まいばすけっと豊島園駅前店
豊島園周辺は小さくておすすめな飲食店も豊富です
豊島園周辺の観光スポット
さて、今回の観光スポットは、本来であれば「としまえん」と行きたい所ですが、前述した通り、近いうちに閉園を迎えるスポットですので、あえて「このエリアの隠れた特徴」をご紹介しましょう。
実はこのエリア「駅からすぐの場所に多くの寺院が密集している」という少々不思議な特徴があるんです。
駅出口から右側(としまえんを背にして)の路地に入っていくと「仁寿院」「快楽院」「宗周院」「仮宿院」「迎接院」…とまさに「寺院のオンパレード」!
道の両脇に寺院が並んでいます
なおかつ、この路地の突き当りには広大な敷地を持つ「墓地」が控えています。
こうして文章だけで見ると、不謹慎ではありますが「暗い雰囲気なのかな?」という印象を持つかもしれませんが、どの寺院もきちんと整備されているため、非常に「洗練された雰囲気」を感じる一角です。
奥には墓地があります
駅から徒歩でもわずか数秒?と思うぐらい近い場所ですので、気になった方は足を運んでみるのも良いかもしれません。(ただし、寺院によっては一般の方の立ち入りを禁じている場合もありますので、訪れる際はご注意ください)
入口
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豊島園周辺の住宅情報・街の情報
さて、最後のセクションは、今回登場した「豊島園駅」周辺エリアの住宅事情・住みやすさ情報をお届けしましょう。
練馬区向山の住宅街
このエリア最大の特徴が「普段の買い物環境が弱いながらも、池袋まで電車15分という好アクセスと治安の良さが秀逸」であるという点です。
アクセス環境については、前述した通り「同名の別駅」という扱いにはなってしまうものの、「新宿方面」への移動も可能で便利な「大江戸線」も使用できるだけでなく、徒歩圏内にある「練馬駅」の利用も十分に可能であるため、かなりの利便性を持っているといえますね。
豊島園通り
ただ、一つ心配な点は、今後の「ハリー・ポッター スタジオツアー東京・豊島園」の状況が、もしも悪い方向に向けば、せっかくのリニューアルも意気消沈してしまい、近い将来改めて「休眠状態」を迎えてしまうのでは?という点でしょう。
ですが、もともと好アクセスでありながら緑が豊かな環境であり、街としての「今後の盛り上がり」も期待できる場所であるため、これから子育てを進めていこうというファミリー層にもオススメできるエリアですので、今はじっと見守るのが吉。
もちろん、買い物環境の面は自転車や徒歩移動などを駆使してカバーする必要はあるでしょうが、かなりオススメできるエリアであることに間違いはありませんよ?
向山庭園
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豊島園駅周辺地図
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豊島園駅周辺の学区域情報
https://www.city.nerima.tokyo.jp/kosodatekyoiku/kyoiku/shochu/gakkuiki/index.html
(練馬区役所ホームページ)
豊島園で利用できる路線
西武池袋線・豊島線 「豊島園駅」
都営大江戸線 「豊島園駅」
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(2024年7月追記)