のどかな雰囲気が魅力的な「北赤羽駅」の住みやすさ!?Vol.1
毎回、都心のさまざまな「駅」に焦点を当て、その周辺エリアの住みやすさや街の便利な情報をお届けしている当「タウン情報」ですが、今回は埼京線の「北赤羽駅」にご登場願いましょう。
以前ご紹介した「赤羽駅」からも、まさに目と鼻の先といった距離ではありますが、より荒川沿いの位置となりますので「赤羽駅」周辺よりものどかな雰囲気をまとっている街です。
川を挟んで対岸同士となる地域も含め、気になる「駅・街の歴史」から今回もスタートしていきましょう。
北赤羽駅前
「北赤羽駅」の駅・街の歴史
今回の「北赤羽駅」は、その出自に対して非常に明確な「出来事」が存在しているのですが、それは「埼京線のデビュー」という点です。
1985年(昭和60年)の9月30日、これまで長くに渡り「山手線の支線・別線」として扱われていた「赤羽線」区間でしたが、昭和初期から住宅密集地域となっていた「埼玉県南部」からの「通勤新線」として「赤羽線」を経由し、「池袋駅」に至る新路線として再編成・登場したのが「埼京線」です。
(東北新幹線の敷設と並行して計画されていたものです)
しかし、実は現在でも「正式には『埼京線』という線路名称は存在しない」という事実はあまり知られていません。
これはなぜかというと、この「埼京線」という名称は、あくまで「路線案内上、便宜的につけられた名前」であり、それぞれは「正式に別の名前を持つ路線同士」が混生している状態となっているからなのです。(「赤羽-池袋」間は「赤羽線」、「赤羽-大宮」間は「東北本線支線(別線)」が正式名称)
前置きが長くなりましたが、このように「既存路線の再編成」によって生み出された「埼京線」において、数少ない「新規設置の駅」のひとつが今回の「北赤羽」ということなんですね。
しかし、「北赤羽駅」の旧国鉄時代はわずか2年でその幕を閉じます。
ごぞんじの方も多いでしょうが、1987年(昭和62年)には、分割民営化による「JR」の誕生により、JR東日本に属することになるのです。
(4月1日に切り替わっているので、正確には1年半程度)
北赤羽の高架
短期間で激動の歴史を重ねることとなった「北赤羽駅」ですが、駅がある地域は町名が「赤羽北」となっており、街の歴史においても紆余曲折がうかがえますね。
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含みを持たせる形で、さっそく「赤羽北」の歴史を紐解いてみると、そもそもこの地域、古くは「袋」と呼ばれた地域だったそうです。
この「袋(「袋村」とも)」地域は、「赤羽駅・歴史編」の回でも登場した「岩淵町」の一部であり、1889年(明治22年)の「岩淵町」が発足した際には「岩淵町大字袋」という位置づけとなっていました。
その後、幾度かの行政区画の変更を経て、こちらのタウン情報でもおなじみになりました「住居表示」の施行時に現在の「赤羽北」という町名が付いたのだそうです。(ちなみにれっきとした元「浦和県(埼玉県の前身)」の地域です)
駅の特徴のひとつである「川上に駅がある」という点同様に、この「赤羽北」も目前を流れる「新河岸川」無くしては語れない地域となっており、川の南側に細長く配置されていますが、「赤羽北一丁目」の一部のみ「荒川」と「新河岸川」の間に存在している、少し不思議な形状が特徴です。
(この区域には「新荒川大橋サッカー場」があります)
新荒川大橋サッカー場
このエリアの中心となるのが、ちょうど真ん中を通る「環八通り」ですが、前述の「新河岸川」が近いということもあってか、都市と自然の両要素が共存しているので「のどかな雰囲気ながらも栄えている」という独特の印象を持っています。
こうして実際に見てみると、非常に住みやすそうな地域だと思いませんか?
新河岸川
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北赤羽駅周辺の商業施設
今回の「北赤羽駅」においては、川の間近に駅がある配置のため通常の「駅前」とは異なり、少し離れた所に駅出口(赤羽口)があるという独特な雰囲気の地域です。(出口付近の「アクトピア北赤羽」に関しては後述します)
北赤羽駅赤羽口
しかし、川向こうの「浮間口」側においては、駅出口付近に25時まで営業しているスーパー「ライフ北赤羽店」がありますので、日々の買い物で困ることは少ないでしょう。
北赤羽駅浮間口
ライフ北赤羽店
商業施設的に見た、「北赤羽駅」周辺エリアのもう一つの特徴が「コンビニ・飲食店共にチェーン店が豊富にある」という点です。
駅前エリア(赤羽口・浮間口)において、コンビニは10件ほどあり、比較的コンビニを利用しやすい環境であるという部分は、賢く使えば日常生活において非常に便利な環境だともいえますね。
そして地元の方で多いパターンが、より充実した買い物をするために「隣の赤羽駅前まで出る」といったもの。
さすがに「徒歩圏内」とはいえないものの、わずか一駅で豊富な店舗が存在する商業地域に行けるというアドバンテージは、正直住んでいる方でないとわからない所かもしれませんね。
ドラッグストアなどもあり生活には不便しません
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北赤羽駅周辺の観光スポット
今回の観光スポットは「赤羽口」から歩いてすぐの所にある「諏訪神社」をご紹介していきましょう。
諏訪神社
実はこの神社、「赤羽並木通り」によって本来の参道が分割されているという非常に珍しい構造をしているので、地元住民をはじめ、付近の人々に広く認知されている神社なのです。(階段状の参道が両側に存在している)
この神社は、歴史のセクションでも登場した「袋村」の「鎮守神社」となっているため、仮にこのエリアに住むこととなった場合、非常に重要な神社となります。
もし、あなたがこのエリアでの住まい探しをしているならば、足を運んで「良い物件と巡り合えますように」とお願いしてみるのも良いかもしれませんね。
諏訪神社②
諏訪神社
東京都北区赤羽北3-1-2
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北赤羽駅エリアの商店街情報
今回ご登場いただく商店街は「アクトピア北赤羽」さんです。
アクトピア北赤羽
こちらの特徴は、当タウン情報でも珍しい「団地型商店街」ともいうべき構造にあるのですが、そもそも、名称には「北赤羽」となっていますので、駅前の再開発によって作られたことは一目瞭然ですね。
これらの再開発によって建てられた「高層マンションの1~2階部分が店舗を占めている」、新しいタイプの商店街となり、商業施設のセクションでご紹介した「ライフ北赤羽店」と対になる「ライフアクトピア北赤羽店」を擁しています。(すぐ近くに大規模な住宅展示場があるのも独特ですね)
ライフアクトピア北赤羽店
店舗の数も多く、駅前だけに利用者も多いので、当然のように活気であふれていますが、マンションの敷地内という「超地域密着」さもあってか、休日といえども騒がしさは感じません。
落ち着いて日々の買い物をしたいあなたにはおすすめの商店街となっていますよ。
北赤羽駅周辺の住宅情報・街の情報
さて、「川沿い」に存在するために、他の街とは一風変わった雰囲気を持つ「北赤羽駅」周辺エリアですが、実際に住むとなるとどのような状況なのでしょうか?
このエリアの特徴を一言でいうと「北区でも有数の交通・立地・価格のバランスが取れた穴場エリア」という点です。
北赤羽駅前の様子
混雑の激しさがありながらも、その高い利便性は折り紙付きである「埼京線」沿線であり、各駅停車とはなりますが、要所となる「池袋」まで約10分という条件は、多くの人にとって実に魅力的でしょう。
日々の買い物にも申し分ない環境が揃っているだけでなく、隣には言わずと知れた極上の買い物環境を持つ「赤羽駅」が控えているという点も、住みやすさを高めてくれていますね。
赤羽駅前
ここまででも、エリア的に「ファミリー向け」な印象を受けますが、大規模マンションが豊富に建っていることもあり、物件価格的には相場が安め。
(「赤羽駅」や「十条駅」と物件価格相場を比べてみると良いでしょう)
マンションも多く建ち並びます
ただ、やはり「各駅停車」である点が若干ネックとなりますので、比較検討の際には、その点をお忘れなく。
大通り(環八通り)があるため、交通量は昼・夜ともに多いのですが、その反面、意外にも歩行者の数は少なく、川が近いこともあるので移動には「自転車」が必需品となるかもしれません。
今23区内のおうちが欲しい方には実にオススメのエリアとなっていますよ。
北区立赤羽北図書館
落ち着いた雰囲気ながら、高い利便性も併せ持つ「北赤羽駅」周辺エリア。
機会があればぜひとも住んでみてはいかがでしょうか?
北赤羽駅周辺地図
北赤羽駅で利用できる路線
JR埼京線 「北赤羽駅」
北赤羽駅周辺の学区情報
http://www.city.kita.tokyo.jp/kosodate/shogakko/gakkojoho/index.html
(北区役所ホームページ)
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(2024年6月再追記)