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板橋区 (23区)Itabashi-ku

「練馬」駅とは違う、人気の「東武練馬」駅!とは!?vol.1

都心のさまざまな「駅」に焦点を当て、その周辺エリアの住みやすさや街の便利な情報をお届けしている「タウン情報」へようこそ!

 

さて、さっそくではありますが今回ご紹介するのは、東武東上線の「東武練馬」駅。

あれ?以前にやってなかったっけ?「練馬駅」と思った皆さん、大正解!

今回は練馬は練馬でも「東武練馬」駅をお送りします。

 

 

同じ「練馬駅」だけに、エリアにしても大して違いがないんじゃ?というイメージがありますが、全く別物です。

なんたって「東武練馬駅は板橋区にある」のです。

 

というわけで今回も、早速、駅・街の歴史からスタートしていきましょう!

 


東武練馬駅北口

 

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「東武練馬駅」の駅・街の歴史

 

まずは最新に近い駅の歴史から。

2016年(平成28年)、「東武練馬駅」には「副駅名」が付くことになります。

が、これがなんとも言えない命名なのです。

 

副駅名は「大東文化大学前」といえば、地元の方はお気づきになるかと思います。

実際、同大学の板橋キャンパスへのバスこそ駅前から発着していますが、同大学施設のほぼ全てが「東武練馬駅」から離れた都営三田線「高島平駅」を最寄りとしているため、副駅名が少々的はずれな点は否めません。

 

ただ、関連施設の中でも唯一「大東文化会館」のみが駅から徒歩3分程度の所にあり、かろうじて副駅名の体裁を保っていると言えます。

 


東武練馬駅南口

 

そんな「東武練馬駅」も、その歴史はなかなか古く、開業は1931年(昭和6年)のことでした。

当時はまだ駅を挟んで「北豊島郡練馬町」と「同郡赤塚村」と呼ばれていた土地で、駅自体は「赤塚村」にあったものの、より知名度が高い「練馬」という名前を選んだことによりこの名前になりました。

 

ただし、すでに前述の「練馬駅」(当時は武蔵野鉄道の駅でした)があったため、やむなく「東武練馬駅」を名乗ることとなります。

 

「練馬町」と「赤塚村」の関係性はこの後も続き、駅開業翌年の1932年(昭和7年)には揃って「板橋区」入りしたのですが、そのさらに後の1947年

(昭和22年)には「練馬町」が区に再編されたため、この駅は運悪く「板橋区」と「練馬区」の境としての役割をするハメになるのです。

 

ここから街の歴史を見てみると、さらに面白い構図が浮かび上がります。

 

前述の「北豊島郡赤塚村」ですが、その後に続くのは「徳丸」という地名。

この「赤塚村」、その由来ははるか鎌倉時代にさかのぼるほど古くからある地名でした。(当時は「武蔵国豊島郡赤塚郷」)

 

一般に「塚」の字が含まれている古い地名は、古墳時代にルーツがあると言われています。(諸説あり・塚=古墳という所から来ている)

その後、室町時代には「赤塚村」と「徳丸村」に分かれることになるのですが、この「徳丸」という地名は、今なお「東武練馬駅」周辺の町名「徳丸」として現役、それどころか「赤塚」も「板橋区赤塚」ないし「板橋区赤塚新町」として現役という息の長いもの。

 

「徳丸」と「赤塚」のライバル関係は長年続いてきましたが、この間、両方が同時に消えてしまったという時期もなく、きっとこれからも続くことでしょう。

 


駅前の商店街「ゆりーととくまる(徳丸商興会)

 

最後に一つ、不思議なお話を。

この「東武練馬駅」、急行が止まらない駅としては珍しく、2011年以降「急行停車駅である『成増駅』を上回る乗降人数」を誇っています。

理由は数あれど、どれも決め手に欠けるため、正確な理由は誰にもわからないそうですよ?…。

 


東武東上線

 

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東武練馬駅周辺の商業施設

 

若干、前のセクションの終わりがミステリー的になっていますが、「東武練馬駅」の利用者数が多いカラクリのひとつがこの商業施設ではないでしょうか。

 

駅北口に構える「イオン板橋ショッピングセンター」、まさに「東武練馬」が誇る一大買い物スポットです。

駅前にありながら、郊外型ショッピングモールの様相を備えた大規模商業施設であり、生活に関わるほぼすべての品物が遠出せずに整うので、近隣からも多く人が流れ込むほどの盛況ぶり、その便利さは群を抜いていますね。

 

夜遅くまで明るい環境が実現しているため、周囲の治安の良さにもつながっている、このエリアを語る上で決して外せない重要な場所です。

 


イオン板橋ショッピングセンター

 

東武練馬駅周辺の観光スポット

 

今回の観光スポットのコーナーでは、現在でも世界中で高い評価を受ける「安藤広重」の作品を展示した「安藤広重浮世絵美術館」をご紹介しましょう。

名前は知らずとも、誰もが一度は目にすると言っても決して過言ではない「東海道五十三次絵」シリーズは、必見の価値アリです!

 

広重の作品を展示している美術館は、この板橋区だけでなく静岡県や栃木県にもあり、さらには遠く海外にもあるほどですが、中でもこの「安藤広重浮世絵美術館」は、代表作である「東海道五十三次絵」の「大井川」を展示しています。(教科書にも載っている一枚です)

 

この広重、逸話が数多くあり、彼の「遠近法」はかのフィンセント・ファン・ゴッホが模写して影響を受けるほどでした。

(ただ、広重自身は遠近法の技術を海外の絵から取り入れており、海外から得た技法がまた海外に戻っていった、とも言えますね)

 

展示スペースが広いとは言えないのが欠点でもありますが、逆を返せばより近い距離で広重の残した名画を堪能することができる穴場です!

 


安藤広重浮世絵美術館

 

 

東武練馬駅の地元商店街・お祭り情報

 

「東武練馬駅」の買い物事情において、西の横綱が前述の「イオン板橋」だとすれば、今回ご紹介する「きたまち商店街」(http://www.kitamachi.or.jp/)は東の横綱と言えるかも知れません。

 

1969年(昭和44年)に「東武練馬南口商店会」として創立されたこの商店街、かつて「練馬唯一の宿場町」だった「北町」にあやかり、現在の名前に改称、以来ますます繁栄を続けています。

 


きたまち商店街①

 

そんな「きたまち商店街」の皆さんをはじめ、地元が大切にしてきたお祭りが「きたまち阿波おどり」(http://www.kitamachi-awaodori.com/index.html)です。

例年、多くの来場客を記録する一大イベントとなるまでは、さまざまな苦労があったと思いますが、四半世紀を越える歴史を誇るイベントとして今後も大いに盛り上がることでしょうね!

 


きたまち商店街②

 


きたまち商店街③

 

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東武練馬駅周辺の住宅情報・街の情報

 

このように多くの利点を持つ「東武練馬駅」周辺エリアですが、誰もが気になる実際の住まい事情はどうでしょうか?

このエリアの特徴はやはり「卓越した買い物環境をはじめ、生活利便性が非常に高い」という点です。

 

前述の「イオン板橋ショッピングセンター」の効果は絶大で、近隣エリアからも買い物客が流れ込んでくるほどですし、その周辺を固める地元商店街や豊富な飲食店環境を持つなど、商業エリアとして完成している地域です。

 


北口「徳丸スクエア」という商業施設

 

都心から少し離れた住環境は、子供さんのいる家庭にベストマッチ。

交通の面においても「高島平駅」まで合わせれば東武東上線の他に都営三田線へのアクセスも可能、隣駅「下赤塚」で東京メトロ有楽町線・副都心線への乗り換えだってできちゃいます。

 

車派にも首都高池袋線・環八(都道311号線)・国道254号線の3つの路線が近接しているので、アクセス性も申し分なしといった所でしょう。

お子さん連れには特にありがたい自然溢れる公園や、医療施設も充実(駅周辺に大小さまざまな病院が点在している)、学校の多さも特筆すべきポイントです。

 

では、そんな極上エリア「東武練馬」のデメリットも挙げていきましょう。

それは「お家賃が周辺エリアより若干高め」という点。

ただしこの点は、これだけの住環境を考えると「お釣りがくる」とも言えるので、黙殺してしまって大丈夫。

 

もうひとつは「住宅街で細かい路地も多く、夜道が心配」という点。

この辺は確かに心配な所ではありますが、街の治安自体はこれまた極上レベルなので対策をすることで充分に回避が可能です。

 

この辺りから考えると、どちらかといえば「小さいお子さんのいるファミリー向け」のエリアであり、実際物件数は多いです。

しかし、その分人気も高いので、仮に良い物件が見つかったなら躊躇せずに行動に出るべきだと思います。

 

さまざまな変遷により、図らずとも「練馬区」と「板橋区」の境となった「東武練馬駅」周辺エリア。

しかし、現在の状況から見れば、良質な住まい環境を持つ「穴場」エリアです。

 

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東武練馬駅周辺地図

東武練馬駅周辺の学区域情報

http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/000/000388.html

(板橋区役所ホームページより)

https://www.city.nerima.tokyo.jp/kosodatekyoiku/kyoiku/shochu/gakkuiki/index.html

(練馬区役所ホームページ)

東武練馬で利用できる路線

東武東上線 「東武練馬駅」

 

 

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(2024年7月追記)

 

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