千代田区「大手町」駅?住環境とは?
都心のさまざまな「駅」に焦点を当て、その周辺エリアの住みやすさや便利な情報をお届けする「タウン情報」へようこそ!
今回は、きっと皆さん驚かれることも多い「アノ駅」をお送りしましょう!
「アノ駅」とは東京メトロ丸の内線「大手町駅」のこと。
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しかし、「大手町駅」といえば誰もが「いや、決して『住む所』じゃないのでは?」と思うかもしれません。
いえいえ、確かにかなり人は選びますが、決してオススメできないエリアではなく、実際、数は期待できないながらも物件はゼロではありません。
「案ずるより産むがやすし」ともいいますし、さっそくそんな丸ノ内線「大手町駅」のお得なタウン情報、今回も行ってみましょう!
大手町のビル群
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「大手町駅」の駅・街の歴史
さて、今回お送りする「大手町駅」ですが、実は元来の丸の内線の構想では予定されていなかった駅のひとつでした。
これまでも丸ノ内線の各駅の回でご紹介した通り、当初の丸の内線は「神田駅」を経由する予定であり、最初に丸の内線の工事が始まった区間は「池袋駅-神田駅」間だったそうです。
しかし、着工後すぐに「神田駅」ルートを断念、今回の「大手町駅」・「淡路町駅」を経由して「東京駅」に至るルート変更により、1956年(昭和31年)に丸の内線の駅として「大手町駅」は産声をあげます。
東京駅
このデビューは、1954年(昭和29年)の「池袋駅-御茶ノ水駅」に続くもので、以降の「東京駅」までの丸の内線が着工したのもこの年のことでした。
その工事の際、考慮されたのは「南にある東京駅に近すぎないこと」。
「いやいや、十分近いでしょ!」というツッコミはさておき、その思惑を考えると、おそらくは「東京駅」への過度の集中を避けるための措置だったのではないか?と推測します。
そんな筆者の推測はさておき、続く1966年(昭和41年)には「東西線」が、1969年(昭和44年)には「千代田線」が次々と開業しますが、それぞれ駅施設がかぶらないような配置になっていたのは、次の「都営三田線」の開業(1972年(昭和47年))までのこと。
1989年(平成元年)に開業した「半蔵門線」は「千代田線」と「丸ノ内線」の間をまたぐように配置されましたが、無事に開業し「東京の地下鉄の中心駅」という立場を担う存在となりました。
(ちなみに東京メトロの駅ホームは8番線(4路線×2本)まで存在し、同一地下鉄駅としては日本最多のホーム数を持っている)
その後、他の営団駅と同様に、2004年(平成16年)の東京メトロへの業務継承を迎え、現在に至ります。
続いては、この駅がある「千代田区大手町」についての歴史を見てみましょう。
そもそも「丸ノ内」という呼び名自体からもわかる通り、この近辺は現在の皇居にかつて存在した「江戸城」にちなんだ地名が多く、この「大手町」も城郭の正門にあたる「大手門」(江戸城においては正門の扱い・現在の大手門は1963年に再建されたもの)がその由来。
大手門①
大手門②
大手門③
そもそも、この地は1590年(天正18年)に、かの徳川家康が入府したのを皮切りに「日本の中心」的な役割を担うようになり、江戸時代に入ると多くの武家、大名がこぞって屋敷を構えるようになっていきます。
(三代家光により制度化した有名な「参勤交代」もこの流れに一役買っている)
これら武家屋敷の多くは、明治維新後に官庁施設に建て替えられますが、時は流れ、戦後の1952年(昭和27年)、霞が関に官庁を集中させることとなり、多くの敷地が民間へと流れていきました。
その後、高度経済成長期に次々と高層ビルが建設され、現在のオフィス街へと発展していったのです。
このようにして「大手町」は現在の様相を呈してきたのですが、これ以降はまたの機会にしておきましょう。
大手町周辺の商業施設
今までにご紹介してきた駅とは異なり、丸ノ内線「大手町駅」はオフィス街という性格上、主な商業施設は「駅ビル」という形態となります。
仮にこのエリアで日用品などの買い物を考えた場合も同様ですが、逆に駅ビルが非常に充実した環境を整えてくれていますので、思いの他かなり重宝することになります。
中でも「スーパーマーケット」という面では、駅ビル内の「エピスリーボヌール成城石井大手町店」が最右翼でしょうか。
店名の「エピスリーボヌール」とは、フランス語で「幸せの食料品店」を意味していて、その名の通り、こだわりの食材・食品がおよそ2500点(!)所せましと並べられています。
もちろん、この他にも魅力的なお店がたくさん詰まった「駅ビル」。
仕事帰りに楽しくお買い物!が実現するのが「大手町」クオリティですね。
大手町周辺の観光スポット
実は、今回ご紹介する観光スポットは、若干ですが「裏」的な存在かも?
ちょっと不思議なお話し好きなら、きっとごぞんじの「平将門の首塚」です。
この地にまつわるさまざまな伝説や、不思議な出来事はさておき、そもそもなぜ、あまり縁のない(と思われる)この場所(都営地下鉄駅C6a出口からすぐ)に「平将門」の首が葬られることになったのでしょうか?
それは、かの「『神田明神』の『神田』は、将門の『体』がなまったもの」としてとらえ、かつてこの地にあった「天台宗日輪寺」が「神田明神」の「別当(本来の役目とは別に、補佐的な役目につくこと)」として、首を手厚く供養し、将門への信仰を広めてきたからであり、その名残(現在の日輪寺は浅草)が残っているため。
そうして信仰の対象となった「将門」は「勝負事」の神様として、現在ではこの「大手町」に集まる多くのビジネスマンからも大切にされています。
(首塚は近隣の企業関係者を中心にした保存団体が維持管理しているほど)
さらにもうひとつ、ご利益としては、「帰る・戻る」ことに対するものがありますが、これは「首が京都から帰ってきた」ことに由来していて、祈願の際は由来にかけた「カエルの置物」を奉納するほど。(実際、境内には多くのカエルの置物が並んでいる)
誰か「帰ってきてほしい人」や「必ず帰りたい場所」があるあなたは、キチンとした「畏敬の念」を持ちつつ、カエルの置物と共に祈願に行ってみてはいかがでしょうか?
平将門の首塚①
平将門の首塚②(千代田区大手町1-2-1)
大手町周辺の住宅情報・街の情報
昼と夜で極端に人口が異なる、まさに東京を代表する一大オフィス街である、この「大手町駅」周辺エリア。
実際に住むとなると、どんなことに気を付ければよいでしょうか?
まずはメリットから。
このエリアの大きな特徴は「都心をはじめ、さまざまな大都市へ向けて最高クラスのアクセス環境を持っている」点です。
地下鉄だけでも5路線を有するこの「大手町駅」は、徒歩圏内に「東京駅」も存在しているまさに「地下鉄有数の一大ターミナル駅」。
都心の主要な駅や、神奈川県の横浜・川崎ですら30分前後で行くことができ、空の玄関口である羽田・成田の両空港にもそれぞれ30分・1時間で到着が可能な利便性は、まず他の駅では味わえない「特権」です。
もちろん、人が多く集まる場所であるため、買い物環境も充実しており、豊富な飲食店があるのも大きな魅力です。
また「皇居」からすぐ近くという立地もあってか、当然の様に治安も良く、一か所にまとまってはいますが、自然を楽しむこともできます。
が、しかし、このエリア最大のデメリットは「そもそもの物件数が少なく、家賃はかなりお高め」である点。
仮に一人暮らしを考えた場合、「少なくとも月収60万円以上は必須」という元地元住民の声も多く聞かれるなど、かなり人を選ぶ環境かもしれません。
ただ、この条件を無理せずクリアすることができる方にとっては、かなりおすすめできるエリア、とも言えます。
皇居の周辺はランナー向けの施設も充実
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「誰もが住んだことのない所に住みたい」方にとっては、かなり面白い経験が保証できる東京メトロ丸ノ内線「大手町駅」周辺エリア。
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【周辺「住みやすさ」情報】
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大手町駅周辺地図
大手町駅周辺の学区域情報
https://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/kosodate/gakko/index.html
(千代田区のホームページ)
大手町で利用できる路線
東京メトロ 丸ノ内線・千代田線・半蔵門線・東西線 「大手町駅」
都営地下鉄 三田線 「大手町駅」
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(2024年9月追記)