できる?できない?住まい探しと「AI(人工知能)」の関係性とは?
今回のスタッフブログでは、技術の進歩著しい分野でありながら、これまであまり関連性が語られてこなかった「住まい探しと『AI(人工知能)』の関係性」について、興味深い話題をいくつかご紹介したいと思います。
皆さんは「AI」と聞いて、どんなものを思い浮かべるでしょうか?
もしくは「住まい探しと『AI』の関係性」と聞いて、どんな想像をなさっているのでしょうか?
私たちの暮らしの範囲にまで、進出してきている「AI」に対して、興味を持っている方もきっと多いと思いますので、今回は、住まい探しの分野以外にも「AI」に対する一般的な知識や、ある程度「専門的な部分」までのお話も、できるだけわかりやすくご紹介していこうと考えています。
では、さっそく最初のセクションからお送りしましょう!
今さら聞けない「AIってどんなもの」?
今回のテーマである「AI」ですが、誰しも真っ先に知っておきたいのが「AIとはどんなもので、どんなことができるのか?」という点かもしれません。
もちろん、すでに「AI」について詳しくごぞんじな方も、仕事などで、日常的に「AI」を利用している方もいらっしゃるかとは思いますが、まだまだ大半の方にとっては「AIについて、漠然としたイメージしかない」という状況だと思います。
一般的に「AI」というと、本記事でも使用している「人工知能」という訳語が用いられていますが、より正確に言うなら「AIとは、コンピューターを使用して『人間が行う知的な行為』を『機械的に実行させる』技術、またはシステムのこと」というのが当てはめられると思われます。
ただ、このような難解な解説を聞いても「何のこっちゃ?」という方が大半でしょうが、カギとなる『人間が行う知的な行為』の意味を理解すれば、より一層「AI」に対しての理解も深まるでしょう。
『人間が行う知的な行為』を簡潔にまとめると、以下のようになります。
・言語の意味を理解でき、言語を利用して状況や問題点などを把握する
・状況や原因などから、ある程度正確な「予想や推論」ができる
・これまでの経験を「学習」し、以降の判断や計算などを成長させる
・問題点や周りの状況などを把握し、問題解決のための提案をする
・0.1秒でも基準を上回ればOUTというような「機械的で厳格すぎる判断」ではなく、ある程度「基準を丸めた」上での判断・判定ができる
もちろん、この他にもさまざまな『人間が行う知的な行為』があるのですが、これらの行為を「人間の代わりに行える存在」こそが「AI」であり、より「人間に近い判断・思考」を得られるように、文字通り「日進月歩」のペースで進化し続けています。
ただし、これらのような「AIの技術」は、当然「人間をサポートするための技術」であると言えるのですが、結果的に「これまで人間が担当していた行動や仕事を奪いかねない技術」としても認識されており、技術の進歩に危機感を持っている方も決して少なくありません。
おそらく、より広く、そして手軽に「AIを利用できる未来」が到来するために必要なのは、技術の進歩よりも「AIに対する人間の否定的なイメージを軽減、もしくはなくす」ことが先決かもしれませんね。
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「AIと住まい探し」実は「相性バツグン」ってホント?
皆さんが「AIについての基礎知識や認識」を深めたであろう前セクションに続いては、本記事のタイトルにもなっている「住まい探しと『AI』の関係性」にも大いに関わってくる「両者の相性についてのお話」をご紹介しましょう。
唐突ではありますが、住まい探しにおいて、非常に重要な要素のひとつとして「物件の広さ」が挙げる人もきっと多いと思います。
ですが、その「広さ」をデータ化する際に、明確な基準値を設定した場合、従来の「機械による判定」では「たった0.1㎡、基準値を超えた場合」でも、そのデータは「検索結果から除外されてしまう」ことになるでしょう。
確かに極端な例かもしれませんが、従来の「機械による判定」の場合、こういったことが多々起こりますし、上記では「物件の広さ(底面積)」が基準値でしたが、価格や駅からの徒歩距離(体感時間)などにおいても、土曜のケースが考えられるのです。
もちろん、物件価格であれば「上限をたった1万円超えた物件であっても除外してしまう、厳しすぎる判定基準」を守って「条件にあっていないからこの物件は除外しよう」と思う方はほとんどいないはずです。
しかし「AIを使用した住まい探し」では、このような「基準値を厳格に守ろうとする」ことはなく、私たち人間の判断と同じような「基準値に対して若干『曖昧な』判断」を、学習によって身に着け、行うことが可能になるでしょう。
ただ、実際の所では「ここまでわかりやすいAI使用/不使用の違い」に、私たちが気づくことはまずありませんし、それ故に「AIを使用した住まい探しのメリット」は、住まい探し中の皆さんには「気づかれないように浸透してきている」とも言えるわけです。
そして、気づいた方も多いでしょうが、基本的に「住まいとは、私たち人間が暮らすためのもの」であるため、従来の「機械的な判定基準による物件探し」に比べると、ここで言及している「住まい探しと『AI』の相性」は、バツグンに良いということも、きっと多くの人が理解できるはずです。
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どんな点が「AIを利用した住まい探し」は優れているの?
続くこちらのセクションでは、より話を前に進めるために、いよいよお待ちかねの「『AIを利用した住まい探し』が優れている点」について解説していきたいと思います。
では、以下のように箇条書きでまとめましたので、一緒に見ていきましょう。
・購入希望者の求める条件に対して「より実際の暮らしに近い、ある程度余裕のある判断基準」が設定できる
・現在の状況や将来的な「住宅ローン金利の推移」など、さまざまな情報をデータ化し、現実的な「支払いシミュレーション」などを割り出せる
・場合によっては「営業時間外」や「休日」であっても、より「具体的な購入物件候補を絞り出す」ことが可能になる
・不動産仲介店の営業担当者と相談する回数が減るため、非効率な「住まい探し」に時間や手間をかけることが少なくなる
・例え「100%条件に合う物件」でなくても「ある程度の条件を満たしている物件」なども検索結果に登場するため、より「購入確率の高い住まい探し」が実現しやすくなる
こうして見ていくとわかるように、実は「『AIを利用した住まい探し』が優れている点」は、皆さんのような「住まい探し中の方々」だけでなく、私たちのような「不動産仲介店」にとっても、非常にありがたいものとなっています。
これらのメリットによって、より効率化を図ることができれば、もちろん私たちのサービス内容も向上するはずですし、住まい探し中の皆さんのお時間や手をわずらわせる機会も少なくなるのですから、これはもう「AIさまさま」ともちあげて良いかもしれませんね。
本格的に「AIを利用した住まい探し」が実現するのは、まだまだこれから?
最後のセクションでは、これまでの各セクションでのお話を踏まえた上で、「本格的にAIを利用した住まい探しが実現する」時期について、皆さんと一緒に考察していきましょう。
このように、メリットを見れば、多くの人が「AIを利用した住まい探し」に対して、好意的な考えに傾いていくかもしれませんが、実際の所まだまだ「AIを利用した住まい探しが本格化」するには、いくつか問題点があります。
そのひとつを、ここでご紹介するならば、やはり「不動産業界における『技術者不足』」が代表的な問題点になるでしょう。
お気づきの方も多いように、ここで言う「技術者不足」とは「不動産仲介、営業に関する技術」ではなく「AIを不動産購入の分野で使うための技術」に他なりません。
夢のような「AIを利用した住まい探し」を実現するためには、今後も「AIの専門家や、研究者による技術革新、機能の充実」が不可欠になるのですが、そのためにはさらなる投資も必要となるでしょう。
しかし「AIを利用した住まい探し」に対する「世間的な認知」や「成功例」が少なければ、どんなに革新的な技術であっても、市場に定着するだけの「実績」を積むことはできません。
このような点をはじめに、まだまだ問題点も多い「AIを利用した住まい探し」ですが、着々と市場に定着して始めており、中に「AIを利用した住まい探しの実績」を積み始めている不動産仲介店も出てきているようですので、興味を持った方は、現状をいろいろ調べてみるのも良いかもしれません。
さて、今回のお話、皆さんいかがでしたか?
これから住まいを、不動産を購入したいとお考えの皆さん。
まずは、私たち「おうち不動産」まで、お気軽にご相談ください。
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(2024年11月追記)