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いつかはこうなる?令和時代の「VR内見」とは!?

唐突ですが、以前話題にのぼることが多かった「VR」って皆さん覚えていらっしゃいますか?

そこかしこで「2018年はVR元年!」というフレーズを耳にした方も多かったのでは?と思いますが、ここの所はさっぱり聞かれなくなりましたよね?

 

しかし、実は水面下でこの「VR」技術は目覚ましい発展を遂げ、すでに各分野での実用が形になってきているようで、再度「VR」がブレイクを果たすのも近いかもしれません。

 

今回のスタッフブログは、この「VR」を使用した「不動産内見」にスポットを当てて展開していきましょう!

そもそも「VR」ってどんなもの?

「2018年のブレイク時には、どんなものか知っていたはずなんだけどなあ」

きっとこう思っている人も少なからずいるでしょう。

 

最初はこの「VR」のおさらいからいきましょうか。

 

さて、この「VR」は、皆さんも聞き覚えのある言葉の略称です。

その言葉とは「ヴァーチャル・リアリティ」、日本語では主に「仮想現実」と訳されることが多いですね。

 

さらに、この言葉の意味としては「CG技術などを使い、疑似的に3D(三次元)空間を作り出し、まるでその中の住人であるかのような疑似体験をさせてくれる技術」ということができるでしょう。

 

ひとたびこのような技術が出てくれば、おのずと各方面での利用がされるものですが、この「VR」は建築・不動産の分野とも相性が良く「行ったことがない場所のリアルな疑似体験ができる」ことから「不動産物件の疑似内見」を「VR」で行えるのではないか?と考える人は多かったようです。

 

しかし、かつてはそのような「VRコンテンツ」を利用する側も作る側も、必要となる技術投資が高く、なかなか普及しづらい状態でありましたが、「全天球カメラ」という360度あらゆる方向の画像を撮影できるカメラが安価になっただけでなく、誰もが持つ「スマホ」という高性能な端末を組み込むことで「VRゴーグル」となる機器の普及も進んでおり、より手軽にその恩恵を受けられる時代はすぐそこまで迫っています。

 

次のセクションでは、現在実際に体験できる「VR不動産内見」について、さらに追及していきましょう。

ここまで来た!「VR不動産内見」の現在地とは?

想像してみてください、今、あなたは「とある新築住宅」の玄関先にいます。

 

上質な素材を使用したドアの脇には、万全なセキュリティシステム・パネルがあり、その地点には「マーカー」と呼ばれる「疑似ボタン」が出てきます。

 

玄関脇の「マーカー」をクリックする、もしくは「マーカー」に目線を合わせると、先ほどのセキュリティシステムについての説明ページが開きます。

(もちろん、私たちには「宙に浮いた説明ページ」が見えている状態です)

 

さあ、これからこの新築住宅の内見を始めましょう!

 

文章だけでどれほど伝わるかは不明ですが、これが現在の「VR不動産内見」の実情です。

 

「VR」にも2種類あり、「現実の空間を撮影して疑似空間を構築する」ものと「疑似空間全てをCGなどで構築する」ものがありますが、現状では制作するコストがはるかに安くなることからも前者のものが普及しているようです。

 

この場合、実際の住宅を「VR内見」が可能となるように色々撮影し、注釈となる「説明」や、前述の「マーカー」の設置などの手間暇と技術が必要です。

 

そのため、現在はこのような「VR内見システム」を開発した会社・業者が、不動産会社や物件の販売主・オーナーにシステムを提供する形がほとんど。

そのため、基本的には賃貸や中古住宅など「すでに建っている物件」に利用する例が多いようです。

 

がしかし、考えてみてください。

今後、このような技術がどんどん向上していき、その内に前述のような「疑似空間全てをCGなどで構築」できるシステムが普及していくとどうでしょうか?

 

カンの良い方ならお気づきのように「これから建てる新築物件の内見すら、事前にできる時代がやってくる」わけですね。

 

まだまだ「黎明期」ともいえるこの「VR不動産内見」が秘めている実力が発揮されるのは、今後の技術革新やシステム導入の低価格化がカギを握っているといえるでしょうね。

 

VR不動産内見」のメリット・デメリットとは?

さて、未来のお話は一旦置いて、このセクションでは「現状利用できるVR内見」のメリット・デメリットを見ていくこととしましょう。

 

まずはメリットから。(主にあなたを「内見者」と仮定した場合)

 

1.実際に「疑似体験」ができるため、圧倒的にわかりやすい

2.内見者の気になる部分を、納得がいくまで繰り返して見ることができる

3.内見者の対応をする人員の負担が少なくなり、より多くのお客さんに対応ができ、説明のし忘れも防ぐことができる

4.実際に不動産店や現地に行かなくても物件の概要がわかる

5.不動産会社の人がいなくても内見ができるので、断りやすい

 

このように、1~3までは「仮想空間の特権を生かしたもの」であり、残る4と5に関しては「その場に不動産会社の人がいないという点を生かしたもの」となっています。(潜在的にはもっと多くのメリットがあるでしょうね)

 

しかし、これはあくまで「買う側・借りる側」のメリットに過ぎません。

(項目5は不動産会社からすればデメリットですよね)

では、表裏一体となるデメリットを。

 

1.最終的には「本当の内見」をしなくてはならない

2.気になる部分が作り込まれていなければ、知りたい部分がわからない

3.その物件がある「地域のこと」などがわからない

4.瑕疵(かし)などを隠蔽される可能性がある

5.実際に内見している人がいれば、先を越されて契約されてしまう

 

いかがでしょうか?

 

こうしてデメリットを見てみると、あくまで「ヴァーチャル」であるが故の欠点ばかりですが、項目4などは明らかにシステムを「悪用」した結果です。

 

便利なものが産まれる裏には、必ずと言っていいほどそれを悪用する人たちがいるものですので、システムの便利さばかりを鵜呑みにせず、慎重に利用したいものです。

 

こうしてメリット・デメリットを踏まえた上で、この「VR不動産内見」をあえて位置付けるならば「現状、システムの熟成・普及や法整備に課題を残してはいるが、今後大いに期待できる技術」と言った所でしょうか?

今後「VR不動産内見」が主流になる? 未来の「不動産えらび」

さて、最後のセクションでは今回ご紹介してきた「VR内見」の未来を一緒に想像してみましょう。

 

間違いなく、今後の「不動産選び」において、この技術はメインストリームたりうる可能性を秘めていますが、覚えておいていただきたいのは前述した「法整備」の面です。

 

すでにいくつかの社会実験は行われているようですが、法律上「不動産取引」においての重要事項説明などは「対面して」行わなければなりません。

 

他の分野においても、技術が十分に使用可能になっているにもかかわらず、法整備が追い付いていない例はごまんとありますが、この「VR内見」もそういった「悪しき伝統」を負ってしまう可能性は否定できないでしょう。

(このような法律の隙間・不備をかいくぐって悪用する例も考えられますね)

 

しかし、春から上京して新生活!のように、遠隔地からも気になる物件を内見できるこのシステムにマッチする限定的なニーズもありますし、自宅での「物件選び」がさらに詳細化出来るわけですから、いずれは「まずはVR内見から!」というスタイルが定着するのは間違いありません。

「休日に不動産屋巡りをする」のがメインであった昭和。

インターネットの発展と共に「ネットで物件情報を検索する」ことがメインとなっていった平成。

 

これらに続いては「ネット上で物件そのものを疑似体験する」のが、おそらく令和時代のメインになっていくのでしょう。(場合によっては「ネット上だけで不動産購入が可能に!」なんてこともあり得ますよ?)

 

夢はまだまだ尽きない所ですが、そんな時代がもうすぐそこまで来ていますので、楽しみにしつつも今ある状況の中で最善の「不動産物件探し」をしていきましょう。

 

さすがに現状では「VR内見」には対応しておりませんが、気になる物件を見つけた方は、当社「仲介手数料無料のおうち不動産」までお気軽にご相談くださいね?

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