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港区(23区)Minato-ku

新たな変化を迎えている「田町駅」の変化とは!?

都心のさまざまな「駅」に焦点を当て、その周辺エリアの住みやすさや便利な情報をお届けする「タウン情報」へようこそ!

 

今回は、かなりの利便性を秘めていることから、ある意味「穴場」として扱われることが多くなったJR山手線「田町駅」エリアを取り上げます!

(2020年開業の「高輪ゲートウェイ駅」によって、現在も脚光を浴びているエリアでもありますね)

 

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このエリアに対しての第一印象は、その大半が「純然たるオフィス街」であることでしょうが、実は近年着々と「社会的インフラ」が整いつつあり、今後は「住まい」の面に関しても大注目間違いなしのエリアとなっています!

では、いつもの通り駅・街の歴史のナビゲートからまいりましょう!

 


田町駅西口

 

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「田町駅」の駅・街の歴史

 


田町駅東口

 

今回の「田町駅」といえば、冒頭でもご紹介した、「新しい隣駅」の「高輪ゲートウェイ駅」を思い出す方も多いでしょう。

 

なにせ、JR山手線においては1971年(昭和46年)以来となる新駅ですから、開業からある程度時間のたった現在でも、その注目度はひとしおです!

(山手線においては、以前ご紹介した「西日暮里駅」以来となります)

 

しかし、そんな「新しい」イメージとは異なり、今回の「田町駅」は、現在の2代目「新橋駅」となっている「烏森駅」と同時期に開業した「明治生まれ」の大ベテランなのです。(1909年(明治42年)12月開業)

 

ということは。

まさに「令和」の申し子的な「高輪ゲートウェイ駅」に対し、「明治・大正・昭和・平成・令和」と5つ目の時代を迎えようとしている「田町駅」という面白い図式が出来上がるわけですね。

(反対側のお隣である「品川駅」にいたっては「日本最初の駅」ですし)

 

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こんな話をすると、皆さんの頭の中には「開業前の田町」のイメージが湧いてくることだろうと思いますが、そのイメージ、多分間違っていると思います。

 

「何を唐突に!」といぶかしがる前に、種明かしをしておきましょうか。

実は、開業前のこのエリア、れっきとした「海」だったんです…。

 

以前にもご紹介したかと思いますが、日本最初の鉄道路線である「横浜(現桜木町)-品川」間が開通したのは1872年(明治5年)のこと。

(事前の「仮開通」の際、東京側の端駅は「新橋」ではなく「品川」)

 

この当時、付近の線路は「品川湾上の築堤」に設置されていたのだそうですが、それにはさまざまな理由があったともいわれています。

(一説によると、軍事上、必要な土地を手放さなかったのだとか)

 

ここでピーンと来た人もいるでしょう。

「多分、埋め立てが終わったから駅作ったんじゃなくて?」

はい、大正解です!(厳密には「埋め立て中」でありました)

 

というわけで、ここまで読んでやっと「開業前の田町」の正しいイメージが浮かぶようになったかと思います!(かなりシュールな絵ですよね)

 


田町の街並み

 

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ついでと言ってはなんですが、ここまでの話を引き継ぐ形で「街の歴史」に突入していきましょう。

 

この「田町」という地名ですが、一旦は「町名」としても用いられたものの、現在は「港区芝」となっており、そもそもは江戸時代に定着した地名でした。

 

そのきっかけも、現代の流れを踏襲しているかのようなものだったのですが、もともと「田畑」が多かったこの地に人々が移り住み、「町(厳密に言うと「町屋」)」になっていったことから「田から町」で「田町」になったんですね。

(まるで現代の「オフィス街」から「住宅地」への変貌のようですね)

 

じゃあ江戸時代以前は?という声も聞こえてきそうですが、その答えは「芝」。

なんと15世紀の頃から呼ばれていた由緒正しい地名です。

 

しかし、その後、この地名は度重なる「変更」が付きまとうことに。
その流れを追っていくと以下のようになります。

 

江戸時代以降、町名としてこの「田町」を掲げていたこの地域でしたが

明治以降、頭に「芝」が付いた「芝田町」に変わります。

1878年(明治11年)の「芝区」発足と、駅の開業を受けて1911年(明治44年)に「芝」が取れ「田町」に。

現在の「港区」が発足した1947年(昭和22年)に再び「芝田町」になる。

 

但し限定的に残っていた「田町」エリアも、1964年(昭和39年)には「芝五丁目」に、1967年(昭和42年)の「三田三丁目」への変更で完全に消滅、もはや「田町」の名前は駅名を残すのみになってしまったのです。

 


田町駅周辺

 


ムスブ田町と田町イーストビル

 

さて、このセクション最後は、現在の町名である「港区芝」にスポットを。

この「芝」という地名、前述の通り「旧東京市15区」のひとつとして「区名」にもなっていたほど細長く広い地域でした。

 

分かりやすい例をご紹介すると、現在の「港区」には「赤坂」や「六本木」などの有名な「町名」が含まれています(他には「青山」・「六本木」など)が、なんとそれ以外は全て「芝」地域となるほど。

では、歴史の話はこれぐらいにして、次のセクションへまいりましょう!

 


新芝運河

 

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田町駅周辺の商業施設

 

今回の「田町駅」周辺エリアですが、駅を境に東方面に海側となる「芝浦」、反対側には「第一京浜」に挟まれるような特徴的な立地であるため、商業施設の中心は「地下鉄」でおなじみの「三田」方面にずれ込んでいます。

 


三田周辺

 

そしてそもそもが「ビジネス街」としての位置づけとなるため、お店のほとんどが「飲食店」となっている「飲食店街」でもあります。

 

そんな中、ちらほらとスーパーが存在しているので、日用品の買い物に関しても比較的便利!(芝浦口方面には「ピーコックストア」や「肉のハナマサ」などの店舗があります)

ただし、比較的物価が「高め」な地域でもあるので、リーズナブルに日々のお買い物を楽しみたい場合は、足を伸ばしてみるなどの工夫が不可欠になるでしょう。

 


田町センタービルアピタ

 

田町駅周辺の観光スポット

 

さて、今回の観光スポットは、非常にひっそりと存在しているにもかかわらず、現代において「大きな第一歩」となったゆかりの地「放送記念碑」をご紹介しましょう!

 


放送記念碑①

 

この駅の東口に建っている記念碑は、1925年(大正14年)にこの場所で「日本最初の公的なラジオ放送電波」が発信されたことに因んだもの。

(ちなみにNHKの放送開始30周年を記念して建てられています)

 

皆さんもごぞんじのように、現代ではありとあらゆる「情報」が発信され、電波の届く範囲であれば、ほぼすべての人が欲しい情報を瞬時に手に入れられる時代となっていますが、日本にとってのその歴史はまさに「この場」からはじまった、ということを考えると、非常に感慨深いものがあるかと思います。

 

NHKの前身である「東京放送局」が行ったこの最初の放送は、当時使用する予定だった「出力機器」を「大阪放送局(現在のNHK大阪)」に先を越されて購入されてしまうなどトラブルに見舞われ、予定していた「3月1日」から遅れること3週間後の「3月22日」に行われました。

(現在では「放送記念日」となっている)

 

どれだけこの国が成長を遂げたのか?ということを実感するためにも、ぜひ、スマホ片手に見ていただきたいスポットですね。

 


放送記念碑②

 


放送記念碑③

 

田町駅周辺の住宅情報・街の情報

 

広く知名度を獲得している周辺の地域に比べ、若干地味ではありますが成長を遂げてきた「田町駅」周辺エリアですが、実際の住まい環境は果たしてどうでしょうか?

 

この地域の大きな特徴は「抜群のアクセス環境と、日替わりで豊富なお店を楽しむことができる」という点です。

この地域のアクセス性において、切っても切れない関係になるのが「都営三田線 三田駅」であることは一目瞭然!

 


都営三田線 三田駅

 

都内のほぼすべての地域に「30分」で到着できる環境は、おいそれとマネできるモノではありませんよね?

 

続いて、買い物環境ですが、前述の通り「若干注意が必要」です。

どうしても「物価が高い」エリアであるため、家賃水準も含めれば誰しもが住めるほど敷居は低くはありませんが、このエリアの真骨頂は「日替わりであらゆる外食スタイルに対応できる」という所にあるでしょう。

逆に、少数派でありますが、日常生活において「アミューズメント性」を求める方には非常にオススメできると思います。

 

物件的には、エリアの中心となっている「三田通り」沿いに集中しており、家賃水準や地価の高さから、どちらかといえば「単身者向け」の物件が多いようです。

しかし、近年では「ファミリー向け」の物件の数も徐々に増えてきているので悲観しすぎることは決してありません。

 


田町駅東口周辺①

 


田町駅東口周辺②

 

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田町駅周辺地図

 

田町駅周辺の学区域情報

https://www.city.minato.tokyo.jp/gakkouuneishien/kodomo/gakko/tetsuzuki/tennyugaku/tetsuzuki/tsugakukuiki27.html

(港区ホームページより)

 

田町駅で利用できる路線

JR山手線・京浜東北線 「田町駅」

都営 三田線、浅草線 「三田駅」

 

 

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(2024年9月追記)

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