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練馬駅の歴史をたどる|1915年の開業から現在の交通拠点になるまで

練馬駅の歴史をたどる|1915年の開業から現在の交通拠点になるまで

現在の練馬駅を見ると、西武線と都営大江戸線を利用でき、多くの人が行き交う駅という印象があります。

 

しかし、その始まりは今から100年以上前。

練馬駅につながる鉄道の歴史は、1915年(大正4年)4月15日に武蔵野鉄道が池袋~飯能間の営業を開始した時代までさかのぼります。

 

しかも当時、現在の練馬区はまだ存在していません。

駅と鉄道が先に誕生し、その後に街や行政区域が変化していった――。

 

この順番を知ると、現在の練馬駅がどのように形づくられてきたのかが見えてきます。

 


練馬駅

 

◆練馬駅の歴史を時系列でチェック

 

まずは、現在につながる主な出来事を整理してみましょう。

 

練馬駅・周辺の主な出来事
1915年 武蔵野鉄道が池袋~飯能間で営業開始
1927年 豊島線(練馬~豊島〈現・豊島園〉)が営業開始
1932年 練馬地域が東京市板橋区に編入
1946年 西武農業鉄道が「西武鉄道」へ社名変更
1947年 練馬区が板橋区から分離・独立
1991年 都営12号線(現・大江戸線)練馬~光が丘間が開業
1997年 都営12号線の新宿~練馬間が開業

 

100年以上の歴史のなかで、鉄道網の拡大と街の変化が重なって現在の練馬駅が形成されたことが分かります。

 

◆練馬駅の原点は1915年の武蔵野鉄道

 

西武鉄道の公式年譜によると、武蔵野鉄道は1912年に会社が設立され、1915年4月15日に池袋~飯能間の営業を開始しました。

その後、1927年10月15日には豊島線の練馬~豊島(現在の豊島園)間が営業を開始。1928年には池袋~練馬間、1929年には練馬~保谷間で複線運転が始まっています。

 

現在の西武池袋線・豊島線につながる鉄道網が、昭和初期には少しずつ形づくられていたことが分かります。

 

出典情報:西武鉄道「年譜」
https://www.seiburailway.jp/company/history/chronology/

 

【会話でチェック!】練馬駅と練馬区、どちらが先?

 

街について調べている方

「練馬駅という名前なら、練馬区ができた後に駅が造られたんですか?」

 

当社スタッフ

「実は逆なんです。鉄道の歴史は1915年までさかのぼりますが、練馬区が板橋区から独立したのは1947年です。」

 

街について調べている方

「駅や鉄道のほうが30年以上先なんですね。」

 

当社スタッフ

「そう考えると、鉄道とともに街が変化してきたことが分かりやすいですね。現在の街並みだけでなく、こうした成り立ちを知ってから現地を歩くのも面白いですよ。」

 

◆練馬区が誕生したのは1947年

 

練馬区公式サイトによると、現在の練馬区域は1932年に板橋区へ編入されました。

その後、地域では独立に向けた動きが進み、1946年には町会長や区会議員、各種団体長による全員協議会で練馬区設置を決議。

翌1947年8月1日、練馬区は板橋区から分離・独立しました。

 

つまり、現在の「練馬駅」と「練馬区」は同じ練馬という名称を持っていますが、その歩みを時系列で見ると、鉄道と行政区域はそれぞれ異なる歴史を経て現在につながっています。

 

出典情報:練馬区「区の歴史」
https://www.city.nerima.tokyo.jp/kusei/kunogaiyo/aramashi/history.html

 

現在の街を歩くときも、「なぜここに駅があるのか」「なぜ練馬が区名になったのか」という視点を加えてみると、いつもの街が少し違って見えてくるかもしれません。

 

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■下練馬村から現在の「練馬」へ|街の名前はどう変わった?

 

 

現在は駅名・区名・町名として当たり前のように使われている「練馬」。

しかし、現在の練馬駅周辺が最初から「練馬区練馬」という住所だったわけではありません。

練馬区が2025年に公開した資料では、この地域の名称は次のように変化したことが確認できます。

 

時代 地域の名称・主な変化
江戸~大正時代 下練馬村
1929年(昭和4年) 練馬町
1932年(昭和7年) 板橋区成立により「板橋区練馬南町4・5丁目」
1947年(昭和22年) 板橋区から分離して練馬区が誕生
1963年(昭和38年) 住居表示により町名「練馬」が誕生

 

100年以上前の「下練馬村」から、練馬町、板橋区の一部という時代を経て、現在の「練馬」へつながっているわけです。

 

出典情報:練馬区「ねりま区報 令和7年4月1日号」
https://www.city.nerima.tokyo.jp/kusei/koho/kuho/backnumber/2025/20250401.files/all.pdf

 

◆「練馬」という名前の由来は、実は分かっていない?

 

これだけ長く使われている「練馬」という地名ですが、その由来には現在も定説がありません

 

練馬区が公表している代表的な説には、

  • ・関東ローム層の赤土を練った場所を「ねり場」と呼んだ
  • ・石神井川流域に「沼」「根沼」が多かった
  • ・奈良時代の武蔵国に「のりぬま」という宿駅があった
  • ・馬を馴らすことを「ねる」と呼んだことに由来する

などがあります。

 

「練馬=馬を練習させた場所」という説だけが正解として紹介されることもありますが、区の公式情報では、あくまで複数ある説のひとつです。

歴史を紹介する記事だからこそ、由来が確定していないものは「分かっていない」と整理しておくことが大切でしょう。

 

出典情報:練馬区「区名の由来」
https://www.city.nerima.tokyo.jp/kusei/kunogaiyo/aramashi/yurai.html

 

【会話でチェック!】昔の練馬はどんな街だった?

 

街について調べている方

「今は住宅が多いイメージですが、昔から同じような街だったのでしょうか?」

 

当社スタッフ

「現在とはかなり違います。練馬区の資料では、江戸時代の練馬はダイコンやゴボウ、イモなどを江戸市中へ供給する近郊農村として発展したとされています。」

 

街について調べている方

「農村だった場所が、今の住宅街へ変わっていったんですね。」

 

当社スタッフ

「そうですね。さらに関東大震災後には都心部から練馬への人口流入が始まったとされています。住宅を探しながら現在の街並みを歩くときも、昔の姿を知っていると違った見方ができます。」

 

◆写真で「昔と今」を比較するのも面白い

 


練馬区役所

 

歴史を知った上で現地を歩くなら、ぜひ活用したいのが練馬区の「写真で見る練馬の今昔」です。

練馬区では、区が所蔵している昔の写真と、2016~2017年に同じ地点で再撮影した写真などを公開しています。

 

駅・鉄道・商店街だけでなく、町名別の写真も用意されているため、記事内に写真を追加する場合は、こうした公的なアーカイブを利用条件まで確認したうえで活用すると、現在の写真との比較がしやすくなります。

 

出典・一次情報:練馬区「写真で見る練馬の今昔」
https://www.city.nerima.tokyo.jp/kankomoyoshi/annai/rekishiwoshiru/nerimanokonjaku/index.html

 

現在の駅前だけを見れば、鉄道や商業施設、住宅が集まる街。

しかし、その背景には農村から都市へ、下練馬村から現在の練馬へと変化してきた長い時間があります。

 

住まい探しで街を歩く際にも、こうした歴史を知っていると、練馬という街をより立体的に見ることができるでしょう。

 

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■大江戸線・西武有楽町線の開業でどう変わった?現在につながる練馬駅

 


西武豊島線

 

練馬駅の歴史で大きな転換点となったのが、1990年代の鉄道網の拡大です。

現在は複数の鉄道路線を利用できる練馬駅ですが、その姿は一度に完成したものではありません。

 

練馬駅に関係する主な出来事
1991年 都営12号線(現・大江戸線)練馬~光が丘間が開業
1994年 西武有楽町線の練馬~新桜台間が開業
1997年 都営12号線の新宿~練馬間が開業
2000年 都営12号線が「大江戸線」へ名称変更
2008年 東京メトロ副都心線との相互直通運転を開始
2013年 東急東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線との相互直通運転を開始

 

こうして見ると、現在の練馬駅につながる交通ネットワークが大きく広がったのは、比較的新しい時代であることが分かります。

 

◆1991年、現在の大江戸線が練馬へ

 

東京都交通局によると、現在の都営大江戸線で最初に開業した区間は、1991年12月10日の練馬~光が丘間3.8kmです。

当時の名称は「都営12号線」でした。

 

さらに1997年12月19日には新宿~練馬間9.1kmが開業。2000年4月20日に「大江戸線」へ名称変更され、同年12月12日に全線が開業しました。

現在では当たり前に見える地下鉄駅にも、段階的に路線が延びてきた歴史があるのです。

 

出典情報:東京都交通局「都営地下鉄」
https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/about/service/subway.html

 

◆西武有楽町線がつながり、直通運転も拡大

 

もうひとつの転換点が西武有楽町線です。

 

西武鉄道によると、西武有楽町線は1983年に新桜台~小竹向原間で開通。1994年に練馬~新桜台間が延伸され、全線がつながりました。

その後、2008年には東京メトロ副都心線、2013年には東急東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線との相互直通運転がスタートしています。

 

つまり、練馬駅の交通網の歴史は「路線が増えた」というだけではありません。

他社線との直通運転によって、鉄道ネットワークそのものが広がってきたことも大きな特徴です。

 

出典情報:西武鉄道「西武有楽町線開通40周年記念車両の運行を開始します!」
https://www.seiburailway.jp/newsroom/news/20230929_yurakucho40/

 

【会話でチェック!】100年以上前の駅なのに、今も変化している?

 

街について調べている方

「練馬駅は1915年から続く歴史の長い駅なんですよね。今の交通環境も昔からほとんど同じなのでしょうか?」

 

当社スタッフ

「いいえ。現在につながる大きな変化は1990年代以降にも起きています。大江戸線や西武有楽町線が加わり、その後は他社線との直通運転も広がりました。」

 

街について調べている方

「昔からある駅に、新しい交通ネットワークが重なっていったんですね。」

 

当社スタッフ

「そう考えると分かりやすいですね。住宅を探すときも、現在の利便性だけでなく、街や交通網がどのように形成されてきたのかを知ると、そのエリアを違った角度から見ることができます。」

 

◆歴史を知ってから、現在の練馬駅を歩いてみる

 

練馬駅を実際に訪れるなら、記事内にも現在の写真を追加すると、歴史とのつながりが伝わりやすくなります。

 

ここでおすすめしたい撮影ポイントは次の3つです。

  • 西武線・練馬駅の駅舎と周辺
  • 都営大江戸線の練馬駅出入口
  • 駅周辺の住宅・商業エリアが分かる街並み

 

昔の写真と現在の写真を並べる場合は、「同じ場所がどう変化したのか」が分かる構図にすると、歴史記事としてより価値のあるコンテンツになります。

 

1915年から続く鉄道の歴史、行政区域の変化、そして1990年代以降の交通ネットワークの拡大。

練馬駅は、100年以上の歴史を引き継ぎながら現在の姿へ変化してきた駅といえるでしょう。

 

そして住まいを選ぶ際には、こうした歴史だけでなく、現在の物件価格や生活環境、通勤条件まで含めて確認することが大切です。

当社では、街の特徴とお客様の希望条件を整理しながら、練馬エリアの戸建て・マンション探しをサポートしています。

 

📞【お問い合わせはこちら】(別タブで開きます)

 

■練馬駅の歴史についてよくあるQ&A

 

最後に、練馬駅と街の歴史について気になりやすいポイントをQ&A形式で整理します。

 

Q1.練馬駅はいつからある?

A.現在の練馬駅につながる鉄道の歴史は、1915年(大正4年)までさかのぼります。

 

武蔵野鉄道が池袋~飯能間の営業を開始したのが1915年。その後、豊島線や西武有楽町線、現在の都営大江戸線などが加わり、現在の交通ネットワークへと発展してきました。

 

Q2.練馬駅と練馬区はどちらが先に誕生した?

A.鉄道・駅の歴史が先です。

 

鉄道の歴史が1915年までさかのぼるのに対し、練馬区が板橋区から分離・独立したのは1947年です。

現在では「練馬区を代表する駅」という印象がありますが、歴史を時系列で見ると、鉄道が先に地域を走っていたことが分かります。

 

Q3.「練馬」という名前は馬に由来する?

A.馬に関係する説もありますが、由来は確定していません。

 

「馬を馴らすことを『ねる』と呼んだ」という説のほか、地形や土などに由来する説もあります。

街の歴史を紹介するときには、ひとつの説を事実として断定せず、「諸説ある」と理解しておくのが適切です。

 

Q4.街の歴史は住まい選びにも関係する?

A.直接的に物件の良し悪しを決めるものではありませんが、街を理解する材料のひとつになります。

 

鉄道の整備や町名の変化を知ってから現地を歩くと、駅を中心にどのように市街地が形成されてきたのかを見るきっかけになります。

 

ただし、実際に住宅を購入するときは歴史だけで判断せず、

  • ・物件価格と予算

  • ・駅までの距離

  • ・通勤・通学経路

  • ・買い物環境

  • ・周辺の道路や街並み

  • ・マンション・戸建てそれぞれの物件状態

など、現在の生活条件を確認することが重要です。

 

■練馬区の関連記事

 

練馬駅だけでなく、同じ練馬区の街や住宅事情を比較したい方は、こちらの記事も参考にしてください。

 

自然と都会のイイトコ取り!石神井公園マンションの資産価値とは
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都営大江戸線「練馬春日町駅」駅・街の歴史編
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練馬駅と同じ都営大江戸線沿線の街について、歴史という視点から比較できます。

 

■まとめ|100年以上の歴史を知って、現在の練馬を歩いてみよう

 

練馬駅とその周辺には、現在の街並みを見るだけでは分からない長い歴史があります。

 

ポイントを整理すると、

  • ・現在の練馬駅につながる鉄道の歴史は1915年までさかのぼる

  • ・下練馬村から練馬町、板橋区の一部を経て現在の練馬へ変化した

  • ・練馬区が誕生したのは1947年

  • ・1990年代には西武有楽町線や現在の大江戸線などによって交通網が拡大

  • ・「練馬」という地名の由来には複数の説があり、定説はない

という流れになります。

 

現在の練馬駅は、一度に完成した街ではありません。

鉄道の開業、行政区域や町名の変更、新たな路線の開業など、100年以上にわたる変化が積み重なって現在の街につながっています。

 

住まい探しでは、価格や間取り、駅徒歩分数などの条件が重要です。

一方で、「この街はどのように形成されてきたのだろう?」という視点を持って現地を歩いてみるのも、街との相性を知るひとつの方法ではないでしょうか。

 

当社では、練馬エリアをはじめ東京23区を中心に、マンション・戸建てなどの住まい探しをお手伝いしています。

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練馬駅周辺地図

 

練馬駅周辺の学区域情報

https://www.city.nerima.tokyo.jp/kosodatekyoiku/kyoiku/shochu/gakkuiki/index.html

(練馬区役所ホームページ)

 

練馬で利用できる路線

西武池袋線・豊島線・西武有楽町線 「練馬駅」

都営大江戸線 「練馬駅」

 

 

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