新宿にも出やすく治安が良い、便利な新江古田駅

毎回、都心のさまざまな「駅」に焦点を当て、その周辺エリアの住みやすさや街の便利な情報をお届けしている、こちらの「タウン情報」。

今回は、その立地のおかげか、これまで当タウン情報で取り扱いのなかった「新規駅（駅自体はもちろん歴史があるが）」となる「都営大江戸線・新江古田駅」をご紹介していきましょう。

おそらく、新規で取り上げるエリアとしては「練馬区（実質的には中野区ですが）からの最後の雄」として満を持して登場したこの「新江古田駅」エリア。さっそく「駅と街の歴史」からスタートしていきましょう！

意外とこじんまりした駅入り口

駅・街の歴史

さて、こちらの「新江古田駅」が属する「都営大江戸線」は、この所、登場する機会も大幅に増えていることからおさらい程度にしておきましょうか。

日本でも「ミレニアム（千年紀のことで、この時期は西暦1001年〜2000年の第二千年紀にあたる）最終年」として話題となった、2000年（平成12年）に、現在の「都営大江戸線」へと改称したこの路線ですが、それ以前は「都営12号線」というれっきとした「既存路線」でありました。

とはいえ、この「都営12号線」時代は、現在のような「6の字運行」ではなく、「光が丘‐新宿」間をつなぐ「直線部分（現在の6の字の「放射部」と称されることも）」の運行に過ぎなかったそうです。

そんな「都営12号線」時代の1997年（平成9年）に、今回の主役である「新江古田駅」は営業を開始したのですが、これは「都営12号線」としては「2番め」にあたる営業開始時期であり、現在の「都営大江戸線」からすると古参の部類に入ります。

当然ながら地下鉄駅ですので、駅周辺らしい佇まいではありません

そのような事情もあり、本来この駅は「路線運行の都合上、真ん中に通過線を備えた相対式2面3線」の構造で建設が予定されていましたが、これは「大江戸線が計画段階では、急行列車の運用を考えていた」ためのものでありましたが、皆さんもすでにごぞんじの通りこの計画は廃止され、地下鉄駅ホームとしては一般的な「島式1面2線」として建設されています。

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では、続いて駅のある「中野区江原町」に関してのお話を。（練馬区側は住所的に「練馬区豊玉北」となっています）

この「江原町」ですが、これまでにご紹介した「練馬区・中野区」だけでなく、エリア東側は「新宿区」や「豊島区」にも接しており、さまざまな「区境（くざかい）」としても有名です。

この「江原町」という地域自体は比較的歴史が浅く、成立したのは1963年（昭和38年）のことで、それ以前は現在の駅名の一部でもある「江古田」に属していたそうで、ピンと来た人も多いでしょうが町名の「江」の部分は「江古田」からもらったもの。

では残る「原」の出どころは？というと、これがあまり定かではなく、当時この周辺に「原」と名の付く地名が多かった、という漠然としたものに過ぎず、さらに時代をさかのぼると、前述の「江古田」をも含む旧「野方町」が現在のこの地域の「ルーツ」となっていた、のだそうです。

これらの「野方」や「江古田」という地名に関しては、前述した通り、現在は「さまざまな区境」となっていますが、その原因はこういう複雑化した「この地域全体のルーツ」にあるようですので、興味の湧いた方はいろいろ調べてみるのも一興でしょう。

ちなみに、この「江原町」という地名は、全国津々浦々に5箇所あるそうですが、区別のためかわかりませんが面白いことに「それぞれ読み方が微妙に異なる」そうで、今回の「中野区江原町」は「えはらちょう」と濁らない読み方が正解です。

他には「徳島県・静岡県・広島県・愛知県」にそれぞれ「江原町」があり、それぞれ「えはら（中野区と読み方は同一）・えばら・えばら（同一）・えわら」と読むのだとか。

確かに、前述した「この辺りに『原（はら）』と付く地名が多かった」という名前の由来から考えると、この「読み方」も納得の行く所ですよね？

後半はかなり駆け足になってしまいましたが、そろそろ次のセクションへ！

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商業施設

さて、続いては今回の「新江古田駅」周辺の商業施設についてご紹介を。

さすが「後発のため、都心の地下鉄の中でも最深部を走っている都営大江戸線」ということもあり、駅周辺には「そこが駅である」という主張のようなものが感じられません。

都会の「圧」を感じない、落ち着いた雰囲気です

しかし、路線の真上となる「目白通り」と交差するように走る「江古田通り」や、このエリアからも十分徒歩圏内となる「江古田駅方面」に近づいていくと、街自体の活気が徐々に感じ取れるようになっています。

そのような状況のため、このエリアの地元住民のほとんどが、より充実した「買い物環境」を求めて、前述の「江古田駅周辺」にて食料品・日常品を手に入れているのだそう。

ただ、そんな状況の中でもめげずに、この地域の買い物環境を支え続ける存在が「どらっぐぱぱす新江古田駅前店」と「マルエツ新江古田駅前店」でしょう。

マルエツ新江古田駅前店

特に「マルエツ新江古田駅前店」に至っては、店舗面積こそ広くないものの「早朝6時から深夜25時まで営業」というコンビニ並みの営業時間を掲げており、通勤通学の時間でも、度重なる残業で帰りが遅くなってもスーパー価格で日用品や食料品を購入できます。

スーパーみらべるも忘れちゃいけないこの地域のお店です

このような「住み心地」に関するちょっとしたポイントが「このエリアに住もう！」という「最後のひと押し」となる場合もありますので、このエリアが気になっている方は、これらのお店の他にもこの地域のお店をチェックしてみましょう！

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観光スポット

さて、今回の観光スポットは、近年の不動産トレンドである「郊外志向」にもピッタリマッチするスポット「中野区立江古田の森公園」をご紹介します。

そもそもこのスポットは、古くから「縄文式土器が大量に採取される遺跡地」として知られており、現在でも公園内には「北江古田遺跡」という遺跡が残っています。

その後、江戸時代には「将軍の鷹狩地」として指定されるほど景観や自然環境に優れた土地とされてきましたが、当時は「不治の病」であり、その治療には「空気が良く自然環境に優れた地域での静養・療養」が必要とされていた「結核」患者のために、1919年（大正8年）、この地に「東京市療養所」が開設されました。（後には「国立療養所中野病院」へ改称）

現在のこの公園は、上記の「国立療養所中野病院」が1993年（平成5年）に廃止された後に、その一部が「北江古田公園」として開園された部分と、遅れて2007年（平成19年）に整備・開園された部分を統合した上で「江古田の森公園」という新たな名称が付いているのですが、一部は現在でも「北江古田公園」という風に呼ばれているそうですので混同にはご注意を。

特徴としては、公園中央部分に池が存在しており、公園内を流れる小川とともに一部が「ビオトープ」として形成されているそうで、23区内とは思えないほど「のどかな時間が味わえる空間」として人気となっており、このエリアに移住してきた方の間では、この公園の環境もエリア内に家を購入するポイントのひとつとして捉えている声もあるそう。

中野区立江古田の森公園

住所：中野区江古田3-14

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周辺住宅情報・街の情報

さて、最後のセクションは、今回登場した「新江古田駅」周辺エリアの住宅事情・住みやすさ情報をお届けしましょう。

このエリア最大の特徴が「単体でも都心（主に新宿方面、特に新宿へはわずか16分で到着できるほど）へのアクセス性に優れた都営大江戸線沿線エリアでありながら、落ち着いた環境と治安の良さも兼ね備えている」点でしょう。

街並みもキレイ

前述の通り、このエリアは買い物環境こそやや劣るものの、徒歩圏内となる「江古田駅周辺エリア」も利用しやすく、ただでさえ物件数が豊富な「中野区の住宅街」の中でも比較的落ち着きのある「閑静な住宅街」でもあり、先ほどご紹介した「江古田の森公園」付近の緑あふれる環境など、さまざまな利点・メリットを誇っています。

加えて、このエリアは「治安の良さ」に非常に優れており、女性のひとり暮らしやお子さんがまだ小さいファミリー層でも安心して暮らせる環境が実現できるでしょう。

トレンドの「郊外志向」にもベストマッチの「新江古田駅」周辺エリア。

機会があればぜひとも住んでみてはいかがでしょうか？

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