練馬区【石神井エリア】マンション事情に迫る!?
今回は、当サイトでもたびたび取り上げている「石神井」エリアの「マンション」事情に迫っていきます!
騒動の渦中から数年を経た今だに、その影響が各地や各分野に色濃く残る「コロナ禍」。
その影響のひとつが、不動産購入における「郊外志向」という考え方であり、その恩恵を一身に受けている感があるのが、今回特集する「石神井」エリアであるといえるでしょう。
今回の特集は「今、石神井周辺が人気で興味はあるけれど、探す価値があるのだろうか?」と思っていらっしゃる方へ、希望の光となるような情報をお届けしましょう。
石神井公園駅
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物件探しにおける「石神井エリア」の範囲とは?
現在、不動産会社などで「石神井エリア」と称されているのは、主に「練馬区石神井町」の「一丁目〜八丁目」です。さらに、「上石神井(一丁目〜四丁目)」「下石神井(一丁目〜六丁目)」「石神井台(一丁目〜八丁目)」なども含まれ、非常に広範囲にわたります。「上石神井南町」などもこのエリアに含まれます。
そのため、物件の見出しが「石神井エリア」となっていても、実際にはこれら「石神井町以外」のエリアである場合も多々あります。
石神井エリアの鉄道駅
この広大な「石神井エリア」ですが、鉄道駅としては「石神井町」にある「石神井公園駅」や「上石神井」にある「上石神井駅」が主な駅となります。また、隣接地域の「練馬高野台駅」や「上井草駅」も多く利用されています。
物件検索で「石神井エリア」として検索した場合、ほとんどが「石神井町」につながることが多いです。
掘り出し物件を見つけるコツ
しかし、こう考えることもできます。
- 石神井町の物件: 表示されやすく、人気が集中しやすいため、価格も高め
- その他地域の物件: 同一エリアでありながら、表示されにくく、価格も安め
このような要因を考慮して、広範囲にわたる物件検索を行うことが重要です。これにより、掘り出し物物件を見つける可能性が高まります。
もちろん、価格面だけで判断するのは危険ですが、総合的な判断をすることで、より良い物件選びができるでしょう。江古田(旭丘)のように、地域の特性を理解しながら物件探しをすることをお勧めします。
上石神井駅
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「アフターコロナ」を見据えた物件も?「石神井」の中古「マンション」
近年ではすでに「過去の産物」とも受け取られがちな「タワーマンション」ですが、景観を損ねてしまう背の高い建物がほぼ存在しない「石神井エリア」では、需要そのものがありませんでした。
以前にも一度、当タウン情報でご紹介したことがありますが、実は「タワーマンション」という名称を名乗るにあたっては、これといって明確な定義がなく、法律上「超高層マンション」に分類される「高さが58mを越える物件」の俗称が「タワーマンション」であるに過ぎないのです。
ですので、商業ビルにおいても大型のものがほとんど存在しない「石神井エリア」にとっては、元々縁がないタイプの物件だったと言えます。
では、現在の「石神井エリア」において、どんな「中古マンション物件」が主流となっているのでしょうか?
その疑問に端的にお答えするならば「今後のトレンドを見据え、利便性と外観的に重きをおいたリノベーションが施された中古マンション」ということになりますね。
現在では、世相を反映した「リモートワーク・テレワークのための間取りや設備を備えた物件」に人気が集まっていますが、これまでの「マンション物件」では家族が集まるリビングにメインのインターネット回線が接続されている場合が多く、その流れでリビングにPCが置いてあるスタイルが一般的でした。
(無線ルーターを設置して各部屋にネット回線を飛ばす)
しかし、時代は変わり、これまでの「リビング重視」ではなく「個室」の重要性が叫ばれるようになってきています。
(ネット回線も可能であれば有線環境、ないし各部屋に専用のルーターを設置するスタイルへと変化)
また、多くの家庭が経済的な事情から「共働き」を選択するようになっていることも「個室」に注目が集まる要因の一つでしょう。
これらの「付加価値」を、各オーナーさんたちが現在所有する物件、ないし売りに出している物件に付与したい、と考えた場合、コストがかさむ「建て直し」よりも「リノベーション」に頼る方が良い、という結論に至るわけですね。
石神井公園駅前
「石神井中古マンション物件」傾向と対策
続くこのセクションでは「石神井中古マンション」に関するさまざまなトピックをいくつかご紹介しましょう。
以下にまとめてみました。
・石神井公園駅南側(石神井町1・3・6・7丁目や下石神井など)は、川・池・緑地が多く、閑静な住宅街となっている
やはりこのエリアに住むからには、日常的に利用したいと思われるのが「石神井公園」をはじめとする「川・池・緑地」の数々でしょう。
これらの環境はすべて「石神井公園駅南側」に集中しているので、物件探しの際は上記の町名地域を重点的に探してみると良いでしょう。
・石神井公園駅北側(石神井町4・5丁目や高野台3・5丁目など以北)は交通手段に乏しくなりがち
緑や自然環境豊かな南側とは異なり、「石神井公園駅北側」は地域のほとんどが「住宅街」となる「物件天国」で、掘り出し物物件が眠る可能性も高いのですが、「西武池袋線」以外の鉄道路線・駅からはかなり遠くなってしまいます。
(近接するのは「都営大江戸線光が丘駅」となります)
・通勤や通学面での利便性を含めると「上草井駅」がカギになる!
どんなに「リモートワーク・テレワーク」が普及していたとしても、まだまだ「通勤・通学」が必要になる職種や立場はなくなることがありません。
その面を考慮した場合、同一路線となる「西武池袋線」の「練馬高野台駅」ではなく、他路線の「西武新宿線」の「上草井駅」も利用できる環境に住みたい!と考える方も少なくないはずです。(もしくは前述の「都営大江戸線光が丘駅」など)
この場合、どちらの駅を利用するにせよ「石神井公園駅」の「東側」となる「笹目通り」に近いラインの地域を選ぶ必要があります。
そうなれば、あえて駅間の短い「練馬高野台駅」周辺エリアを選ぶのも良い選択だと思われます。
このような「生活面」をも常に念頭において、「総合的に的確な判断をする」のが、「石神井エリア」だけでなくすべての「不動産購入」のコツです。
・その他
すぐ前ではあえて「日常的には隣駅の『練馬高野台駅』を利用する」という話をしていますが、こちらの駅は残念ながら「各駅停車のみ停車」となるため、より利便性の高い「快速急行」なども停車する「石神井公園駅」を利用する方が良いでしょう。
また「石神井町7・8丁目」のお住いの場合は、より買い物環境が充実している隣駅「大泉学園駅」周辺エリアも選択肢に入れられますね。
このような地域は「土地ならではのメリット・デメリット」がありますので、物件探しにおいてはこういう面も抜け目なく、購入の際に考慮しておくべきでしょうね。
石神井公園
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余裕を持って子どもたちを育てたいファミリー向けの「石神井」エリア
ここまで「石神井」エリアの持つ魅力を存分にご紹介してきましたが、やはりこのエリアといえば「23区内随一の自然環境を備えている」点が最大の魅力です。
そのため、やはりメインのターゲットとしては「これから育ち盛りを迎えるお子さんを持つご家庭」であり、他のエリアであればデメリットでもある「娯楽的な分野の店舗に乏しい」という環境も、前述のターゲット層にとっては「あまり気にならない」部分となっています。
だからこそ、今後重視すべきは「ネットワーク環境」を中心とした「インフラ設備の充実」であるかもしれません。
逆に、そのような「インフラ」の面も考慮し、積極的に対応している物件も見つけたならば、かなりの「掘り出し物」だといえるでしょうね。
これから「石神井エリア」で住宅を購入しようと考えている方は、「相場よりも価格が安い」などといった一点だけにこだわらず、幅広い視野を持って「総合的にバランスの良い物件選び」を心がけていきましょう。
ふるさと文化館と石神井プール
このように現在、ファミリー層に絶大な人気を誇る「石神井」エリア。
機会があればぜひとも住んでみてはいかがでしょうか?
【周辺「住みやすさ」情報】
住まいとしては最高クラスの環境!「石神井公園駅」の魅力とは!?Vol.1
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石神井公園駅周辺地図
石神井公園周辺の学区域情報
https://www.city.nerima.tokyo.jp/kosodatekyoiku/kyoiku/shochu/gakkuiki/index.html
(練馬区役所ホームページ)
石神井公園で利用できる路線
西武池袋線 「石神井公園駅」
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(2024年7月追記)