「おばあちゃんの原宿」でおなじみの「巣鴨駅」の住みやすさVol.２
毎回、都心のさまざまな「駅」に焦点を当て、その周辺エリアの住みやすさや街の便利な情報をお届けしている「タウン情報」ですが、今回は以前にご紹介した中でも人気の高い駅を、また別の角度から改めて掘り下げる「Vol.2」シリーズがまたも再登板です。
今回お送りする「Vol.2」は、前回はJR「山手線」としてご紹介した「巣鴨駅」。ですが、今回は「都営三田線」として改めてご紹介します。
前回では通常回と同様に、駅・街の歴史から観光スポットなど幅広くご紹介してきましたが、「このエリアでの不動産購入」により迫っていきたいと思います。
ではさっそく「エリア内の近年住宅事情」から出発していきましょう！
巣鴨駅周辺の近年住宅事情
以前の「Vol.1（本来は「無印」と表現すべきですが）」では、一般的な「おばあちゃんの原宿」というイメージをそのままにご紹介していきましたが、今回はより多彩な角度から徹底解剖していきましょう！
まずはその「価格水準」に関してですが、この「巣鴨」の地価は近年大幅な上昇を続けていました。
都駅三田線「巣鴨駅」
なぜかというと、それ以前から「巣鴨」は他の「山手線沿線」エリアに比べ、地価や物件価格が「やや低めの水準」という認識がされているわりに利便性が高く「穴場的な人気」を得ていたからです。
しかし、現状の「Covid-19」により事態は一変、今後は「物件水準の大幅な下落」すら予想できる状況になってしまっています。
ですので、もし、今このエリアで不動産購入を検討するなら、あえて「価格面を考慮せず、物件や土地の良し悪しのみを慎重に見極める」ぐらいに留めておくべきでしょう。（中古マンションや中古戸建などを狙っている方は必須！）
それはなぜか？
「価格は物件の良し悪しを見極める一部分でしかない」からです。
山手線「巣鴨駅」
ある程度「物件価格」を度外視して、検討している物件に対し、冷静に「良い面と悪い面を吟味できる」ならば、将来それに見合った価格に下がった時に購入すれば良いのですから。
特に、一時期の熱狂的なブームが過ぎ去った感のある「タワーマンション」などは、この事態が収束すれば、かなり手頃な価格へと下がって行くことでしょう。（現オーナーが投機的な購入者である物件ならば尚更下がるはずです）
そして、今後この事態が収束に向かえば、あくまで予想の範疇を超えませんが「住宅ローンは現在の超低金利状態を死守する」ことも十分考えられます。
（スタッフブログ：「非常事態宣言」と住宅ローンの関係とは？も参考にしてみてくださいね？）
逆に、今の状況の中で、誰しもが積極的に出来ることをひとつ挙げるならば、この方法以外の手は、リスクが高いと言えるでしょうし、近い将来だけでなく、それなりに先を見越した「ライフプラン」の面からも、有力な物件たちをくまなく探して、じっくりと吟味してみてはいかがでしょうか？
巣鴨駅周辺の様子
巣鴨駅周辺にはどんなお店が多い？
ごぞんじの通り、この「巣鴨駅」エリアは、年配の方を多く見かける場所です。
そのため、このエリアでは、広大な店内を備えた大型店よりも、昔ながらのこじんまりとした「個人商店」が多く、そのほとんどが「長くこの地で商売をなさっている方」ばかり。
もちろん、以前に比べ、コンビニやオシャレなカフェなども増えてきてはいますが、やはり一朝一夕に街の特徴は変わりませんね。
そして、もうひとつ、この「巣鴨」で顕著になってきているのが「観光地化」。
地蔵通り商店街
年配の方だけでなく、その「和風」な佇まいからか、外国人観光客も多く訪れる街になっていますよね。（自粛ムードの中、一次的に数が減ってはいますが）
今の事態が順調に収束に向かい、2021年に延期された東京オリンピックが開催されるのであれば、途絶えてしまった外国人観光客の足も再びこの地に向かうことでしょう。
しかし、「長くこの地で商売をやられている方が多い」というのは、デメリットも少なからずあります。
その最も顕著な例は、「商店経営者の高齢化・後継者不足」です。
実際に、この商店がを歩いていると、親世代が商店を開いていた土地に、新たな不動産物件を建て、物件オーナーとして家賃収入を得ている子世代や、古びた外観のまま、シャッターを閉めてしまっている店舗もいくつか見受けられます。
「巣鴨」のオリジナリティあふれる雰囲気も、その歴史を長く積み上げていけば、いつまでもそのままではいられないはず。
やはり人が変わっていく以上、街もいつかはその姿を変えていかねばなりません。
しかし、出来る限り長く、あの素敵な街を見ていたいと思うのは、決して筆者だけではないでしょうね。
おしゃれなカフェも増えています
巣鴨駅周辺の主な公共施設
続いてはこのエリアの主な公共施設をいくつかご紹介していきましょうか。
このエリアの公共施設に関する大きな特徴としては「駅から離れた所に小学校や中学校などの学校施設がある」という点でしょう。
しかし、これもそうせざるを得ない、明確な事情が存在します。
「不動産事情」のセクションでも軽くご紹介しましたが、おそらく駅のある「巣鴨一丁目」を筆頭に、駅周辺はかなり「地価が高い」ため、「学校に必要な大きな土地を確保するのは現実的ではない」からでしょう。
（駅前の巣鴨1−18付近は、2020年の公示価格で坪単価約600万円！）
もうひとつ、公共施設に限っていえば、このエリアには都内でも有数の庭園である「六義園」をはじめ「自然や緑を楽しめるスポット」が豊富にあるのも大きな特徴でしょう。（前述の「六義園」は「都立公園」であり、立派な公共施設の一種です）
六義園
ちなみに、こちらも「立派な公共施設」ですが、「六義園（六義公園）」入り口の目と鼻の先には「駒込警察署」があるだけでなく、お隣の「大塚駅」方面には「警視庁巣鴨警察署」もあるんですよ？
では、次のセクションへ参りましょうか。
巣鴨警察署
総合的な「巣鴨駅」周辺エリアの「住みやすさ」は？
さて、最後のセクションは、今回登場した「巣鴨駅」周辺エリアの「総合的な住みやすさ」をご紹介していきましょう。
非常に充実した昔ながらの「商店街」や、緑に触れ合える公園、高い知名度を誇る「とげぬき地蔵尊（高岩寺）」をはじめとする神社仏閣など、もはや説明不要なほど、さまざまな魅力を併せ持った「巣鴨駅」周辺エリアは、街の印象同様に年配の方も多く住んでいる「優良エリア」。
とげぬき地蔵尊（高岩寺）
さらにはJR「山手線」、「都営三田線」という２路線が使用できるだけでなく、三田線の隣駅「千石駅」や、「駒込駅」「大塚駅」にも簡単に足を伸ばせる立地の良さも併せ持っているため、移住希望者が絶えないのも納得でしょう。
千石駅周辺
そんな「あたたかい雰囲気」が感じられるこの場所では、単身者、ファミリーどちらにも豊富な物件が見つかることでしょう。
これからこの地への移住を考えている方にも、自信を持ってオススメします。
ただし、部分部分では非常に治安が良いものの、全体的に見れば治安に関しては「それなり」であり、夕方の活気がある時間帯も夜遅くまでは続かないので、帰りが遅くなりがちの方は注意が必要です。
もうひとつ、注意すべきは「密になりやすい環境・特徴が元々揃っている」店舗が多いということ。
おそらく、今後も「Covid-19」のように「密状態で感染リスクが跳ね上がる」感染症の流行や、インフルエンザウイルスのように「常態化」することが考えられるので、この点に関しては注意が必要でしょう。
巣鴨駅周辺の街並み
「高級住宅街」の地位を盤石にした感のある「茗荷谷駅」周辺エリア。
機会があればぜひとも住んでみてはいかがでしょうか？
【関連周辺情報】
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巣鴨駅周辺地図
巣鴨駅周辺の学区情報
http://www.city.toshima.lg.jp/353/kosodate/gakko/sho-chu/tennyugaku/003874.html
（豊島区役所ホームページ）
巣鴨で利用できる路線
JR山手線「巣鴨駅」（池袋まで約5分）（西日暮里まで約6分）
都営三田線「巣鴨駅」（大手町まで約12分）
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