電気街&ポップカルチャーの中心地、「秋葉原駅」の住みやすさは?
都心のさまざまな「駅」に焦点を当て、その周辺エリアの住みやすさや便利な情報をお届けする「タウン情報」へようこそ!
今回取り上げるのは、もはや説明不要!さまざまな分館の発信地として知られる、JR山手線「秋葉原駅」周辺エリアです。
優良物件豊富な千代田区で住まい探しはこちらから!
今、千代田区エリアで住まい購入を検討中の方へ特別なお知らせ
🔍【千代田区物件一覧をチェック】(別タブで開きます)
昭和時代から続く「電気街」であり、平成から令和~現在に至ってはさまざまなポップカルチャーの中心地として、多くの人々が足を運ぶこのエリア。
今日、その知名度は遠く海外まで広がっているほどです。
しかし、その始まりは江戸時代初期の「材木商の街」にあり、都心の中でも長い歴史を誇る有数の「市街地」であるこの地域を、今回もタウン情報が徹底解析しちゃいましょう!
それではさっそく、駅・街の歴史のナビゲートからスタートです!
秋葉原駅
今、このエリアで住まい購入を検討中の方へ特別なお知らせ
🔍【物件一覧をチェック】(別タブで開きます)
「秋葉原駅」の駅・街の歴史
今回取り上げた「秋葉原駅」、他の山手線駅と同様に元々は「日本鉄道」が敷設した「東北本線」の所属(現在も)としてスタートしましたが、デビュー時点ではまだ「駅」ですらありませんでした。
その理由には以前、ご紹介したご近所さんである「上野駅」が関係しています。
デビュー以降、膨大になっていった旅客数と貨物量により、処理能力的にパンク寸前・風前の灯状態となっていた明治中期の「上野駅」。
そんな「上野駅」の「貨物業務」を受け継ぐ形で、1890年(明治23年)に「秋葉原貨物取扱所」として「秋葉原駅」はスタートしました。
この地域、実は江戸時代に火事対策として「火除地」に指定されており、その影響から明治の時代には「空き地」となっていて、貨物駅としての機能を受け継ぐにはうってつけの立地だったことも関係しています。
(しかし、現在の駅から見て南側にあたる地域は、当時から市街地であった)
かくして走り出した「秋葉原駅」でしたが、当時は地上線路が敷設されたため、周辺住民からは「市街地を縦断している」ことからずいぶんと嫌われたそう。
さらに1925年(大正14年)「東北本線」の駅として、旅客駅への転換を果たした際は、駅を通る旅客線2本と貨物線1本の全てが高架式となる予定でしたが、貨物線のみ工事が大幅に遅れたこともあり、住民の怒りはかなりのものだったとか。
秋葉原駅電気街南口
苦難のスタートとなった「秋葉原駅」でしたが、その後は旅客・貨物の両面で大活躍することとなり、1932年(昭和7年)には「総武線」が開通したことで「乗換駅」としての役割も得ることとなります。
(この時、旧国鉄の駅で初の「エスカレーター」が設置された)
そんな順風満帆の人生(駅生?)を送っていた「秋葉原駅」でしたが、世の中もちろんそんなに上手くいくハズがありません。
貨物においては、かの有名な1945年(昭和20年)の「東京大空襲」において、甚大な被害を受けたことを皮切りに、貨物取扱量は徐々に減少していき、最終的には、まだ規模が少なかった戦前の数字すら越えられないほどに衰退していってしまうのです。
1975年(昭和50年)、ひっそりと「旅客専業」として転換しましたが、その後は衰退を盛り返す勢いで現在に至っています。
秋葉原駅のホーム
秋葉原駅つくばエクスプレス出口
東京メトロ日比谷線秋葉原駅
さて、続いては街の歴史へ。
途中ちらっと、周辺地域の歴史的経緯が登場しましたが、次はこの「秋葉原」という地名、町名としては現在の駅がある場所の近くにひっそりと“ある”のみ。
しかし、都が「都心等拠点地区」として定めている「秋葉原地区」は、おなじみの「神田川」や「蔵前橋通り」に囲まれた地域、とされており、世間一般で「秋葉原」と呼ばれているのはこちらの方ですね。
秋葉原駅近くを流れる神田川
なぜこんなことになったのか?という疑問には、実は「秋葉原」という地名の由来も解決してしまう裏話も隠されているので、ここでご披露すると…。
そもそもこの地域は、徳川幕府の成立後、多くの大名・旗本が相次いで住んだ「ハイソな地域」でした。
しかし、当時から非常に「火事」が多く、被害を嫌った大名・旗本は郊外に、代わりに住み着いたのが多くの「町人」でした。
(代地として与えられた土地も多かったそうです)
住む人々が変わっても、相変わらず火事は多発、当時は大火が起きると代わりの土地が町に与えられたのですが、そのために飛び地だらけといった有様になっていきます。(「神田」など当時から残る地名のほとんどはこの状況となります)
明治に入り、その空き地のひとつに「鎮火三神(火産霊大神、水波能売神、埴山比売神)」を祀る「鎮火社」が建てられたのですが、これを一般市民が同じ防火の神である「秋葉大権現」として「みなし」、勝手に「秋葉社」と呼び始めたのです。(現在は「上野駅」方面に移転し正式に「秋葉神社」を名乗る)
察しの良い方ならもうお分かりでしょう。
「秋葉大権現」がいらっしゃる空地=「秋葉の原」ということで、一帯は勝手に「秋葉原」と呼ばれ始めたことが地名の由来です。
秋葉原駅周辺
もちろん、正式な町名ではないため、その区切りもはっきりしておらず、元の地名を名乗る地域も飛び地だらけ、1964年(昭和39年)には住居表示により「台東区秋葉原」が誕生したものの、このような現状になってしまったというのが真相です。
さて、歴史の話はこれぐらいにして、次のセクションでは商業施設にスポットを当てていきましょう。
秋葉原駅周辺の商業施設
ここでご紹介する類の商業施設とは異なった「特殊な」商業施設が多くある。
それが、皆さんの「秋葉原駅」周辺エリアへのイメージかもしれません。
秋葉原駅周辺の電気街
ですが、都内屈指の観光客が多いスポットであるため、通常の買い物においても「無敵」といえる環境を持っているのが「アキバ」のすごい所でしょう。
その中でも最も有名で、最も駅から近いのが「アトレ秋葉原」。
ちなみに「アトレ秋葉原」には1と2があり、生鮮食品や生活雑貨などは1の方が担当しているようです。
アトレ秋葉原1と秋葉原駅電気街口
アトレ秋葉原2
しかし、生鮮食品や生活雑貨などの買い物の場合、「万世橋」を渡って「神田須田町」方面に向かったり、同じく「昌平橋」経由で「淡路町」方面に足を運ぶ地元民や、逆に「上野駅」方面へ向かう方も多く、やはり「電気街」としての利用がメインのエリアかもしれませんね。
アキバトリムにはユニクロやスターバックスコーヒーが入っています
秋葉原駅近くのアーケード
ヨドバシカメラ秋葉原店(正式には「ヨドバシカメラ マルチメディア AKIBA」)
秋葉原駅周辺の観光スポット
以前に人気俳優兼歌手の「福山雅治」さんが演じたことでも有名な、幕末の英雄「坂本龍馬」。
この「秋葉原駅」近くには、彼が江戸にやって来てから学んだ剣術である「北辰一刀流」の道場「玄武館」の跡地があります。
場所は神田川を渡ってすぐ、地元住民が都営地下鉄「新宿線」への乗り換えで利用する「岩本町駅」や「靖国通り」から目と鼻の先。
靖国通り
この場所は、近代的な「ピストル」を携帯していながらも、実は「北辰一刀流」の免許皆伝という剣術の腕前を持っていた龍馬が、その免許皆伝を受けた地であり、現在はタワーマンションに囲まれたこの辺りは、ドラマにも頻繁に登場したシーンの舞台の跡地、というわけです。
(現在ではひっそりと石碑と案内板が残るのみ)
「玄武館」の跡地①
外国人観光客をはじめ、誰もが集う「有名スポット」とはいきませんが、「アキバ」巡りの一環として、気分転換に行ってみるのも一興かもしれませんね。
「玄武館」の跡地②
秋葉原駅周辺の住宅情報・街の情報・住みやすさ
誰もが知っている抜群の知名度と「電気街」という唯一無二の専門分野を併せ持ち、現在の日本が誇るさまざまな「文化」の発信地となっている「秋葉原駅」周辺エリアですが、実際の住まい環境は果たしてどうでしょうか?
この地域の大きな特徴は「駅前の環境がウソのように、静かな住宅地がある」点です。
このエリア、もはやそのアクセス性や、買い物環境の膨大さ、街の持つ魅力についてはここで語るまでもありません。しかし、住まい環境においては知られていない「事実」があり、そのひとつが前述の特徴、となっています。
駅から「隅田川」方面に歩くこと数百メートル、徒歩7~10分程度のエリアである「東神田」や「浅草橋」には、立派に「住宅地」と呼べる落ち着いた箇所があり、実際マンションなどもこの辺りに集中しています。
(タワーマンションなどは前述の「岩本町駅」近辺も豊富)
岩本町駅
ということは?と期待をする前に、ここが都内でも有数の一等地である事を忘れてはいけません。一例としてご紹介すると、家賃の水準としては「ワンルームでも家賃10万円(記事執筆時点の相場)」というエリアのため「住む人を選ぶ」ということも考慮すべきでしょう。
ただし「この場所じゃなければ」と考える人が存在しうるほど、魅力を持ったエリアであるため、住む人にとってはそれらを度外視できる「愛情」が必要なのかもしれませんね。
発展がすすむ秋葉原駅周辺の様子
・お気軽にお問い合わせください ~専門スタッフが丁寧に対応します~
「日本の文化の中心地」という枕詞に見劣りしないほど、大きな発展を遂げ、日夜世界中から観光客があふれる「秋葉原駅」周辺エリア。
こちらにご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽におうち不動産までご相談ください。
専門スタッフが丁寧に対応し、あなたの理想の物件探しをサポートいたします。
【周辺「住みやすさ」情報】
秋葉原駅周辺地図
秋葉原駅周辺の学区域情報
https://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/kosodate/gakko/index.html
(千代田区のホームページ)
秋葉原で利用できる路線
JR山手線・京浜東北線・総武線「秋葉原駅」
東京メトロ日比谷線「秋葉原駅」
首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス「秋葉原駅」
戸建て(新築戸建て・中古戸建て)でもマンション(中古マンション・リノベーションマンション)でも、お客様のご希望条件に合わせて多数ご紹介できます!東京23区を中心に首都圏で気になる物件が あればご相談下さい。
当エリアの公開中物件一覧はこちらから
(2024年9月追記)