「荒川」近くの緑も楽しめる「赤羽岩淵駅」の魅力とは!?
毎回、都心のさまざまな「駅」に焦点を当て、その周辺エリアの住みやすさや街の便利な情報をお届けしている当「タウン情報」ですが、今回は初の路線である「埼玉高速鉄道」の「赤羽岩淵駅」にご登場願いましょう!
悠然と横切る「荒川」を境に、23区内の埼玉方面の玄関口となっているこの駅ですが、実は前述の「埼玉高速鉄道」において唯一の「東京都内の駅」となっています。
当「タウン情報」でもよく登場する「赤羽駅」周辺エリアにも近く、便利な環境を備えていながら「荒川」近くの緑も楽しめるエリアとなっており、注目している方も多いのではないでしょうか?
岩淵水門
では、今回もさっそく「駅・街の歴史」からスタートしていきましょう。
「赤羽岩淵駅」1番出口
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「赤羽岩淵駅」の駅・街の歴史
何はともあれ、初登場の「埼玉高速鉄道」に興味が湧いている方もいらっしゃるとは思いますので、路線の歴史的部分も含めながら「赤羽岩淵駅」の歴史に迫っていきましょうか。
この「埼玉高速鉄道」という路線は、その名を冠している「埼玉県」を中心に、今回の「赤羽岩淵駅」を通じて接している「東京メトロ(当時は帝都高速度交通営団)」をはじめとした各「電鉄会社」や、川口市やさいたま市(当時は浦和市)をはじめとした周辺自治体などが出資して、1992年(平成4年)に設立された電鉄会社です。(ただし、路線の開業は2001年(平成13年)であり、運営の会社名としては「埼玉高速鉄道株式会社」となる)
この出自を見れば、おのずと導き出される所ではあると思いますが、出資者の中にすでに「東京メトロ」が含まれている時点で、この「赤羽岩淵駅」が両社の重要な役割を担うように、あらかじめ運命づけられていたのです。
さて、路線の歴史はまたの機会に譲るとして、主役である「赤羽岩淵駅」にフォーカスを戻しましょうか。
この「赤羽岩淵駅」は、1991年(平成3年)にデビューを迎えた、現南北線の中でも比較的古株の駅。
ですが、そのルーツとなる「第7号線」計画の開始は、なんと1962年(昭和37年)と更にさかのぼります。(当時は「目黒-赤羽町」間の免許申請)
赤羽岩淵駅前のの北本通り
しかし、実際に免許が交付されたのは、申請から22年後の1984年(昭和59年)であり、この間に終点の設定が「赤羽町」から「岩淵町」に変更されているのです。
そもそも、駅の計画当初に候補に挙がっていたのは、かつて「赤羽」という地名よりもこの区域ではメジャーであった「岩淵町」。(「赤羽駅の歴史」に関する特集も併せてご覧くださいね?)
えすが、路線となる「第7号線」計画の当初では、終点が「赤羽町」となっており、どうにもつじつまが合わない様子。
これはこの当時の「町名」に由来する事態であり、実際に住所としての「赤羽町」名義は1972年(昭和47年)になんと消滅しているのです。
実は、この時「岩淵町」全域も統合され「赤羽」となるはずでしたが、古くは「岩淵町赤羽(赤羽根とも)」と呼ばれていた由緒正しい地名であるがゆえに地元住民が反発し抗議運動を展開。
これらの経緯があって「岩淵町」は存続が確定し、その代わりに「赤羽町」は消滅して「赤羽」になったのです。
駅の歴史を追っていたら、言及している部分がいつのまにか街の歴史に代わっていますね。
こうして付けられた駅名が現在の「赤羽岩淵駅」。
何か「粋な計らい」の印象を受けたのは、きっと私だけではないでしょうね。
赤羽岩淵駅駅前の「赤羽交差点」
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赤羽岩淵駅周辺の商業施設
今回の「赤羽岩淵駅」は、国道122号線、通称「北本通り」地下にあるため、地上駅のような明確な「駅前」ではありません。
北本通り
しかし、さまざまな商業施設が数多く存在する「赤羽駅」からわずか数百メートルの距離であるため、買い物環境はむしろ良いといえるでしょう。
大型商店街「LaLaガーデン」へも徒歩圏内
中には「まいばすけっと赤羽岩淵駅前店」のように、「赤羽岩淵駅」に近い商業施設も存在するので、日用品や食品の買い物には決して困ることがないエリアでもあります。
まいばすけっと赤羽岩淵駅前店
もちろん隣の地域と比べれば、小規模ではありますが、駅近の飲食店や個人商店もありますので便利です。
ちなみに、商業施設からはちょっと外れますが、この地域はなぜか「神社仏閣」が多いので、散歩がてら巡ってみるのも面白いと思いますよ。
眞頂院
JR赤羽駅へ続く東本通り
赤羽岩淵駅周辺の観光スポット
と、まるでこのセクションへのスムーズなつながりを考慮したかのような展開ですが、かつては多くの水運関係者で大いににぎわった「岩淵町」だけに、末社として「水神社」を配置している「岩淵八雲神社」をご紹介しましょう。
岩淵八雲神社①
こちらの「岩淵町」地区と、荒川の間を流れる「新河岸川」のすぐ脇に建つこちらの神社は、創建年代こそ不明なのですが、江戸時代にはすでに、徳川歴代将軍が「日光東照宮」に参拝する際に利用した「日光御成堂」の第一宿であった「岩淵宿」の鎮守神社(その地域を代表して守っている神社)となっていたようです。
さらにこちらの神社は、一般公開こそしていませんが、歴史上の偉人の中でも特に有名な「勝海舟」直筆の大幟旗(お祭りや相撲の興行で見る高く大きな「のぼり」のこと)を所蔵しているのだとか。
岩淵八雲神社②
境内はそれほど広くはありませんが、前述の「岩淵町町名存続」を記念した碑や、これまた前述の「水神社」、本殿・拝殿の他にも「神楽殿(神楽舞を演じる場所、舞台・ステージのようなもの)」も配しているなどなかなかのもの。
岩淵八雲神社③
すぐ目の前には「新河岸川」を渡るための「岩淵橋」もあるので、見どころは決して少なくありません。
岩淵橋①
オススメは春の「桜」シーズンで、実は地元住民が教えたくない「とっておきの穴場」のひとつなんだとか。
岩淵橋②
晴れた日には、こちらの神社を皮切りに「荒川・新河岸川」をのんびり歩いている方も数多く見受けられますので、機会がある方はぜひ足を運んでみてください!
岩淵八雲神社
北区岩淵町22-21
赤羽岩淵駅周辺の住宅情報・街の情報
さて、最後のセクションは、今回登場した「赤羽岩淵駅」周辺エリアの住宅事情・住みやすさ情報をお届けしましょう。
このエリア最大の特徴が「隣駅「赤羽駅」の利便性を十分利用できる距離でありながら、比較的静かな住環境を確保できる」という点。
この特徴は、一見地味ではありますが、実際に住んでみるとその効果は絶大で、家賃や物件価格においては「赤羽」エリアよりも若干安い割に、買い物環境やアクセス性においての旨味はほぼ同様という「夢のような環境」が実現します。
赤羽駅周辺
もちろんその距離の短さから、会社・学校からの帰り道についでに夕食の買い物を済ませる、とか、混雑を避けて比較的空いている(必ずしもそうとは限りませんが)「東京メトロ南北線」を利用するなどの「裏技」的な活用方法も!
なおかつ、川がより近いエリアであるので、都会での日常生活において忘れがちな「自然環境」も併せ持つなど、かなり通好みのする「穴場」といえるでしょう。
荒川近くの住宅街
このようなある意味「バランスの取れたエリア」であるためか、物件の傾向はどちらかといえば「ファミリー向け」となっており、なおかつ2LDK~
3LDKの「核家族」向けのものが非常に多くなっています。
(だからといって単身者向けの物件が皆無ということではありません)
もう一つ注意が必要となるのが「若干、治安面で不安が残る」点です。
これはある意味「赤羽駅」周辺エリアに近いが故のもので、特に「岩淵町」の場合は飲み屋街としても有名な「一番街商店街」から徒歩でもすぐの距離にあります。
一番街商店街
このように、美味しい部分だけではないのが現実ですが、このバランス感覚の良さが「赤羽岩淵駅」エリアの真骨頂といえるでしょう。
通好みの「穴場」感漂う「赤羽岩淵駅」周辺エリアですので、気になる物件を見つけたらすぐに当社までご相談を!
赤羽岩淵駅周辺
人気のある「赤羽駅」に付随する形で、じわじわと人気を得つつある「赤羽岩淵駅」周辺エリア。
機会があればぜひとも住んでみてはいかがでしょうか?
赤羽岩淵駅周辺地図
赤羽岩淵駅で利用できる路線
東京メトロ南北線・埼玉高速鉄道 「赤羽岩淵駅」
JR埼京線 「赤羽駅」
JR京浜東北線 「赤羽駅」
JR湘南新宿ライン 「赤羽駅」
JR上野東京ライン 「赤羽駅」
JR宇都宮線・高崎線 「赤羽駅」
(JR赤羽駅へは徒歩10分~15分)
赤羽岩淵駅周辺の学区情報
http://www.city.kita.tokyo.jp/kosodate/shogakko/gakkojoho/index.html
(北区役所ホームページ)
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(2024年6月追記)