乗り入れ5線だけど実際4線?謎の赤羽駅のアクセス環境とは!?
毎回、都心のさまざまな「駅」に焦点を当て、その周辺エリアの住みやすさや街の便利な情報をお届けしている当「タウン情報」ですが、今回はな、なんと初の試み!
以前にもご紹介した「JR埼京線・京浜東北線 赤羽駅」をさらに徹底解析し、アクセス環境や住まい環境、駅・街の歴史など5項目に分けて特集しちゃおう!という企画です!
今回はその中でも「赤羽駅」周辺の「アクセス環境」を中心にお送りします。
まずは「赤羽駅を取り巻く環境」のおさらいからはじめましょうか!
赤羽駅東口
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「赤羽駅」を取り巻く「交通」環境
さて、今回の対象となる「赤羽駅」ですが、まずは鉄道路線の方から話を進めていくと、代表的なJR埼京線や京浜東北線の他にも「湘南新宿ライン」や「宇都宮線」という若干マイナーな路線も乗り入れている駅となっています。
しかし、正式な乗り入れ線の数は「5路線」となっており、これでは計算が合いませんよね?
今回「徹底分析」と名乗るからには、まずはこの謎を解いてご覧に入れましょう!実はそのカギはメインといっても過言ではない「埼京線」が握っているんですよ。
この「赤羽駅」、厳密にいうと、山手線の一部などと同様に「東北本線」の所属駅であり、さらに「池袋-赤羽」間は「赤羽線」という独自路線として成立しています。(時刻表などにも「赤羽線」と明記されています)
こんがらがってきた方も多いかと思いますが、さらに説明すると「赤羽駅」を通る「埼京線」は、この「赤羽線」と「東北本線へ接続する路線」の2路線としてみなされているため、前述の「5路線」となる訳です。
さらにエリア的に見ると、エリアの周辺の徒歩圏内には東京メトロ南北線の「赤羽岩淵駅」や、バスなどを利用するならば都営三田線の「本蓮沼駅」など、合計7路線の利用が可能な「鉄道天国」となっています。
東京メトロ南北線赤羽岩淵駅
都営三田線本蓮沼駅
さて、鉄道に関してはこれぐらいにして、次はあまり当タウン情報では取り上げる機会の少ない「道路事情」のお話をしましょうか。
Googleマップのようなマップアプリで「赤羽駅」周辺のエリアをのぞいてみると分かるのですが、このエリアは周囲を「都道や国道、高速道路」に囲まれているという、非常に恵まれた環境を持っています。
特筆すべきは「国道17号線」とその上を走る「首都高速5号池袋線」です。
都営三田線本蓮沼駅前を通る国道17号線
中でも、「国道17号線」は元々江戸時代の五街道のひとつである「中山道」であり「巣鴨」や「板橋」、さらには中山道のスタート地点である「日本橋」へのアクセス性にも優れた道となっています。
その利便性は「首都高速5号池袋線」においても同じことが言えるでしょう。
(ただし、駅から近い「板橋本町出入口」の混雑度合いはすさまじいものがあります)
板橋本町出入口①
板橋本町出入口②
このように電車・自動車のどちらも、都心の最中心部となるエリアや、関東の主要都市へのアクセス性に優れているのが、我らが「赤羽駅」なのですね。
「赤羽駅」乗り入れ路線ガイド
このセクションでは、前述の「赤羽駅」に乗り入れる主要5路線(厳密には4路線ですが)それぞれのご紹介をしていきましょう。
JR埼京線
品川区の「大崎駅」からさいたま市大宮区の「大宮駅」までを直通運転。
元々東京地区の「通勤新線」として計画された経緯があるためか、「赤羽駅」から「池袋駅」の区間に関しては通勤・通学時間帯の混雑度合いが想像を絶するレベルにあります。
埼京線「wikipediaより」
JR京浜東北線
路線概要としては、埼京線同様に「大宮駅」から「東京駅」を経由し「横浜駅」まで直通運転する。(厳密には根岸線の「大船駅」まで運行している)
「北浦和駅」から「赤羽駅」間が特に混雑するが、混雑率で見ると「埼京線」区間よりも若干緩い数値となっています。
京浜東北線「wikipediaより」
JR湘南新宿ライン
こちらも同様に「大宮駅」が起点のひとつとなっていますが、実は「赤羽駅」までは「東北本線の貨物線」を利用しているため、埼京線・京浜東北線のいずれとも異なる路線となっています。
湘南新宿ライン「wikipediaより」
長い範囲をカバーする路線だけあり、通勤時間帯の混雑率は前述を上回るレベルではありますが「赤羽駅」を過ぎ「池袋」「新宿」を越える度に乗り換えのため乗客が減っていくのであまり心配しなくても大丈夫です。
JR宇都宮線
この路線も厳密にいえば「東北本線」となりますが、実は「赤羽-宇都宮」区間においては「湘南新宿ライン」に含まれており「宇都宮線」の名称は「愛称」として残っているに過ぎません。(起点は「東京駅」、終点は「黒磯駅」であり、上記の区間以外は「東北線」や「湘南新宿ライン」が正式名称となる)
いかがでしたか?
これらの路線が利用できる「赤羽駅」ですから、必然的に住みたい人も増えていくはずですよね?
宇都宮線「wikipediaより」
「赤羽駅」周辺エリアの主要道路
続いてはこのエリア周辺の主要な道路についてそれぞれご説明していきましょう。
国道17号線
前述の通り、旧「中山道」が元になっている国道であり、駅近くの区間は上を「首都高速5号池袋線」が走っています。(終点は新潟県新潟市であり、一般道としては唯一群馬県と新潟県の県境を越える道となっている)
国道17号線と環七が交差する板橋本町の交差点
首都高速5号池袋線
東京都千代田区と、埼玉県戸田市の美女木ジャンクションとを結ぶ、首都高速道路の路線です。
千代田区の竹橋ジャンクションで都心環状線と分岐しています。
都道311号線(環状8号線)
皆さんごぞんじ、都心の大動脈である環状8号線。
終点である北区岩淵は、東京メトロ南北線や埼玉高速鉄道の要所である「赤羽岩淵駅」であり、起点近くには都心への空の玄関口である「羽田空港」もあるなどその利便性は高い。
都道311号線(環状8号線)赤羽交差点
国道122号線
こちらは豊島区(西巣鴨)から、埼玉・群馬・栃木の1都3県をつなぐ一般国道となっており、「赤羽駅」近くの「北本通り」で前述の「環状8号線」と分岐する道となっている。
国道122号線
都道455号線(本郷赤羽線・常盤台赤羽線)
文京区の「弥生1丁目」から北区「赤羽西6丁目」のおよそ9.3km区間(本線・支線の合計)を結ぶ「本郷赤羽線」と、国道254号「東新町交差点」と前述の国道122号「赤羽交差点」を結ぶ「常盤台赤羽線」のふたつがある。
前者となる「本郷赤羽線」の「国道122号」との重複区間は「明治通り」としても広く知られているほど。
国立スポーツ科学センターの前を通る都道455号線
赤羽駅・街の混雑状況を把握せよ!
これまで「赤羽駅」周辺エリアの「アクセス環境」について、いろいろご紹介して参りましたが、最後のセクションは最も気になる部分である「混雑」について進めていきましょう。
「乗り入れ路線ガイド」のセクションでもご説明しましたが、「赤羽駅」は街の様相とは裏腹に「通勤・通学のピークタイムの混雑」がすさまじく、平日の朝夕は確実に何らかの対策が必要となるレベルとなっています。
赤羽駅改札
特に「JR埼京線」の混雑が群を抜いており、ターミナル駅としての利便性に反比例するかのように、連日混雑しています。
非常に混雑する時間帯(特に夕方)には、もちろん駅周辺の店舗も多くの人でにぎわうため、有名な「酒飲みの聖地」である「一番街」をはじめ飲食店も混みあいます。(休前日などは、東口から深夜まで人がなかなか絶えないほど)
一番街入口
このように「街の混雑状況」においても「赤羽駅の大混雑」は大きく影響しています。
基本的に商業施設やスーパーなども充実しているため、住みやすいエリアであることには間違いないのですが、夕方ともなれば駅周辺は大混雑であるため、早めに買い物を済ませておくなどの対策が不可欠。
そのあたりを考慮してか、駅周辺のスーパーは24時間営業となる「西友赤羽店」を筆頭に、夜21時~23時ごろまで営業していますので、夜遅くに帰宅される方でも日用品・食料品の買い物が可能な点はありがたいですね。
西友赤羽店
ただし、常に人通りの絶えない「東口」側に対し、反対の「西口」側は駅前の大通りを離れると、途端に「閑静な住宅街」に変貌を遂げます。
混雑や人混みが苦手な方や、一人暮らしを考えている方は、こちらの「西口」側に住むのも一つの手ですね。
非常に優れたアクセス環境を誇る「赤羽駅」周辺エリア。
機会があればぜひとも住んでみてはいかがでしょうか?
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赤羽駅周辺地図
赤羽駅で利用できる路線
JR埼京線 「赤羽駅」
JR京浜東北線 「赤羽駅」
JR湘南新宿ライン 「赤羽駅」
JR上野東京ライン 「赤羽駅」
JR宇都宮線・高崎線 「赤羽駅」
東京メトロ南北線 「赤羽岩淵駅」(JR赤羽駅から徒歩10分~15分)
赤羽駅周辺の学区情報
http://www.city.kita.tokyo.jp/kosodate/shogakko/gakkojoho/index.html
(北区役所ホームページ)
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(2024年6月追記)