都心にもまだまだ素敵な「人付き合い」があると教えてくれる、静かな街!!東京メトロ副都心線「雑司が谷」駅 実際に住むとなるとどうでしょうか?
都心のさまざまな「駅」に焦点を当て、その周辺エリアの住みやすさや便利な情報をお届けする「タウン情報」へようこそ!
今回ご紹介するのは、比較的新しい2008年に開業した、東京メトロ副都心線「雑司が谷」駅です。
以前にもご紹介した「目白駅」からほど近く、他の大きな駅と比べても、若干の穴場感を感じる東京メトロ副都心線「雑司が谷」駅は、2016年度のデータによると東京メトロの全駅の中でも五本の指に入る乗降人数の「少なさ」。しかし、乗降人数が少ないからといって、侮っちゃいけない独特の魅力を放っています。
今回は、そんな雑司が谷駅にまつわるタウン情報を存分にご紹介!
雑司が谷駅
今、このエリアで住まい購入を検討中の方へ特別なお知らせ
🔍【物件一覧をチェック】(別タブで開きます)
「雑司が谷駅」の駅・街の歴史
まずはいつもの通り、駅・街の歴史から。
でもその前に「雑司が谷」駅の名前にまつわる豆知識を紹介します。
「雑司が谷」という駅名・地名を見て、不思議に感じている方もいるかも知れませんが、同じ「雑司が谷」の名前が付く、有名な場所があることをご存知でしょうか?
それは、あの「ジョン万次郎」をはじめ、「小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)」や「夏目漱石」、「永井荷風」などそうそうたる著名人・文化人が眠る「雑司ヶ谷霊園」のこと。
でも、ちょっと待ってください?
駅名や地名は「雑司が谷」なのに、霊園は「雑司ヶ谷」になっている?
はい、これは間違いでもなんでもありません。
これは1966年(昭和41年)に実施された「住居表示」による「表記ゆれ」。
雑司が谷の場合はこの年ですが、それまで、名称に「雑司ヶ谷」などカタカナによる旧表記から「雑司が谷」のような現在表記に地名・建物名・駅名などが切り替わったのはこの「住所表示」がきっかけです。著名な例で言えば「霞ヶ関」→「霞が関」など、これらも住所表示以降に新名称に切り替わっています。
しかし、この場合「雑司ヶ谷霊園」→「雑司が谷霊園」というように「変わってないじゃないか!」と思った方も多いのでは?
その理由は定かではありませんが、一因となっているのは、『地名としての「雑司が谷」と「雑司ヶ谷」が必ずしも同じ地域に対する名称ではないため』ではないかと思われます。
実際「雑司ヶ谷霊園」は雑司が谷ではなく「南池袋」に存在しているのです。
「雑司ヶ谷霊園」
元来、「北豊島郡雑司ヶ谷村」であったこの地域は、現在の文京区や、以前ご紹介した「高田馬場駅」でも登場した「高田(村)」などに徐々に編入されていきました。
その後、前述の1966年の住居表示で「雑司ヶ谷霊園」一帯は南池袋に編入され、今に至ります。(それまで1〜7丁目まであった雑司ヶ谷は現在の3丁目までに縮小しています)
地元の有志が運営する情報コミュニティでは、その辺りの事情を考慮し「雑司が谷」と「雑司ヶ谷」の両表記を使い分けているようです。
地域には長い歴史があるのに街自体は新しい?
そんな「雑司が谷」には、まだまだ謎がありそうですが、今回はこの辺で。
雑司が谷駅周辺の商業施設
その気になれば一大商業地である「池袋」や、スーパー・飲食店に恵まれる「目白」へも歩いて行けてしまう「雑司が谷」は、正直言って住民でもあまり大きな商業施設の必要性を感じていない方が多いようです。
その代わりと言ってはなんですが、「雑司が谷駅」周辺には小さくても魅力的なお店が多く、特に地元とも言える「鬼子母神通り」沿いには「鬼子母神通り商店睦会」のような商店街が街を盛り上げようと、古本を中心としたフリーマーケット「みちくさ市」を定期的に開催しています。興味のある方は、お散歩がてら覗いてみてはいかがですか?
雑司が谷駅周辺の観光スポット
雑司が谷に住む人々だけでなく、周辺地域の方々から愛され続けてきたシンボル的な存在、それが「法明時」にある「鬼子母神堂」です。
(正確には法明時の「飛び地境内」にあります。)
鬼子母神
この「鬼子母神堂」の本尊となっている「鬼子母神」、皆さんはどんなお姿をイメージしますか?言い伝え通りのコワ〜イお姿?それとも天女さまのような慈愛に溢れた表情?
実はどちらも正解!両方とも紛れもない「鬼子母神」のお姿です。
「鬼子母神」にまつわる言い伝え、逸話は皆さんご存知でしょうから、ここでは省略しますが、もともと「夜叉」(鬼神)であった「鬼子母神」はお釈迦さまの言葉で改心し、「子供と安産の守護神」となりました。
そのため「鬼子母神堂」をはじめ「鬼子母神」を祀る寺院では、「鬼」という文字の最初の点が取れた字で表現されています。
お釈迦さまの言葉により「ツノ」が取れた、という意味なんだそうですよ。
通りの名前になるほど親しまれているこの「鬼子母神堂」2016年には重要文化財として指定され、穏やかな雰囲気や都心には少なくなった木々を求めて、多くの人たちが連日訪れる重要ポイントとなっています。
鬼子母神②
鬼子母神③
鬼子母神④
鬼子母神参道の駄菓子屋
法明寺①
法明寺②
法明寺③
雑司が谷駅周辺の地元商店街情報
駅近くを通る「目白通り」から一本外れた「鬼子母神堂」に至る通りである「鬼子母神通り」(雑司が谷駅のちょうど真上を通っています)には前述の「鬼子母神取り商店睦会」があり、閑静で落ち着いた雰囲気の街を支えています。
雑貨屋さんや美味しいと評判のパン屋さん、お寿司屋さんや古本屋さんに混じり、なぜか周辺には8件もの「薬局」があるなど独特な世界観を持つこの商店街ですが、境内に続く道ぞいにはレトロ感を存分に感じられるカフェなども多く、若い人からお年寄りまで色んな人が行き来しています。
そんな人たちが居る商店街に行けば、昔ながらの「人と人とのつながりやあたたかさ」が感じられるかもしれませんね。
雑司が谷駅周辺の住宅情報・住みやすさ
都心にもまだまだ素敵な「人付き合い」があると教えてくれる、静かな街「雑司が谷」ですが、実際に住むとなるとどうでしょうか?
それでは、周辺の住宅事情や住みやすさなどをご紹介します。
「雑司が谷」エリアの大きな特徴は「リーズナブルな物件が多く、周辺エリアに比べて非常に治安が良い」という点です。
さらに、歴史のある地域ではありますが、駅を含めた街の印象は「新しく」、実際新築の物件なども増えてきているようです。
ですが、周辺エリアの中でも際立って家賃などの相場が安く、静かな雰囲気で落ち着けるので住み始めると長く住み続ける方が多い傾向にあります。
「日常の買い物環境」に関しては、意外にも快適だったりします。
確かにスーパーやコンビニの数は多くありませんが、目白通りがすぐ近く、池袋にも自転車でスイスイ行ける距離ですので、不自由さは感じないでしょう。貴重なスーパーが「24時間営業」だったりするのもポイント!
安心できる静かな環境は、落ち着いて暮らしたいファミリー層には非常にオススメ!立地の良さや都電荒川線(東京さくらトラム)などの影響もあり、アクセスも水準以上の快適さ。目白同様に周囲の学校施設も充実しているので、お子さんがいる家庭にもオススメできる、まさに「穴場」です。
みんなでワイワイではなく、のんびり自分のペースで「一人暮らし」したい方にもうってつけの地域です。なんだか勉強もはかどりそうですよね。
デメリットらしいデメリットがない「雑司が谷」ですが、もちろん皆無なわけではありません。
閑静な住宅街であり、飲食店や遅くまで営業しているお店が少ないため、夜道はなかなか「暗め」。帰宅が遅くなりがちな女性は注意が必要かもしれません。
もう一つ、地図上では判断できないデメリットが「急な坂道の多さ」。
まあ、木々や自然に囲まれている環境ですので、運動がてら散歩を楽しむぐらいいいじゃない!と余裕がある方には気にならないでしょう。
東京さくらトラム(都電荒川線)の都電雑司ヶ谷駅もあります。
・お気軽にお問い合わせください ~専門スタッフが丁寧に対応します~
歴史を感じさせてくれる環境と、できたばかりの新しさが絶妙なバランスで混じり合う「雑司が谷」エリアにご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽におうち不動産までご相談ください。
専門スタッフが丁寧に対応し、あなたの理想の物件探しをサポートいたします。
【周辺関連情報】
・「池袋駅」は住みやすさ充実!「池袋」駅!必見街情報とは!?
・学生の街「高田馬場駅」の意外と知られていない驚きの事実とは?
・都電荒川線「学習院下駅」非常に閑静で治安の良い住宅街が魅力とは!?
雑司が谷駅周辺地図
雑司が谷駅周辺の学区情報
http://www.city.toshima.lg.jp/353/kosodate/gakko/sho-chu/tennyugaku/003874.html
(豊島区役所ホームページ)
雑司が谷で利用できる路線
東京メトロ副都心線「雑司が谷駅」
東京さくらトラム(都電荒川線)「都電雑司ヶ谷駅」
戸建て(新築戸建て・中古戸建て)でもマンション(中古マンション・リノベーションマンション)でも、お客様のご希望条件に合わせて多数ご紹介できます!東京23区を中心に首都圏で気になる物件が あればご相談下さい。
(2024年9月追記)