マンションも住みたい人も増加中!東新宿駅のタウン情報
住まい探し中の皆様のために、駅周辺エリアの新鮮なタウン情報をお届けしているこちらのタウン情報。今回は、都心有数の中心地、新宿に住みたい方へ向けて、東京メトロ・副都心線の「東新宿駅」をお送りします!
日本でいちばん有名な歓楽街である「歌舞伎町」、そんな「歌舞伎町」からも近いこのエリアには、そのイメージからは想像もできないような静かな地域があり、多くの人たちが住んでいます。
一見ハードルが高いように思いがちな「大都市、新宿に住む」。
このタウン情報が、そのきっかけとなれば幸いですね!
「明治通り(都道305号線)」と「職安通り(都道302号新宿両国線)」が交差する交差点
「東新宿駅」の駅・街の歴史
さて、この「東新宿駅」、その歴史は比較的新しいもので、最初に開業したのはごぞんじ「大江戸線」の駅でした。(2000年(平成12年))
今回取り上げているのは、同じ駅でも「東京メトロ・副都心線」としてのもの。
その副都心線、工事に関してはその翌年である2001年(平成13年)に開始されましたが、開業したのは2008年(平成20年)と大幅な開きがあります。
これまで何度かご紹介した通り、副都心線の元となった「東京13号線」はもっと以前、1970年代前半に始まった計画でした。
しかし、大江戸線の元となったのは番号も近い「東京12号線」であり、計画がスタートしたのも1960年代後半と時期的に近いので、なぜこんな大幅な開きができてしまったのでしょうか?
その理由のひとつは「副都心線は一部区間の敷設許可が保留となっていた」からです。
実際に現在、副都心線と有楽町線が並走している区間である「小竹向原-池袋」間においては、すでに1977年(昭和52年)に認可を受けており、有楽町線と副都心線の建設が同時に行われました。
この区間は1985年(昭和60年)にすでに完成、「有楽町新線」として1994年(平成6年)に先行開業を迎えるなど、むしろ早い方だったのです。
しかし、この「東新宿駅」を挟む区間である「池袋-渋谷」は、上記の区間などと同時期である1975年(昭和50年)に敷設免許が申請されていたにもかかわらず、鉄道事業免許が交付されたのは1999年(平成12年)のこと。
免許が取れていない以上、「大江戸線」の駅と同時に作るわけにも行かず、これだけ開業時期がずれ込んでしまったわけですね。
そんなこんなで、8年越しに開業した副都心線「東新宿駅」ですが、開業直後に珍しいトラブルに見舞われています。
そのトラブルとは、開業からわずか2日後の2008年6月16日、本来停車するはずの各駅停車が停車せず駅を通過してしまったというもの。
かなり複雑な経緯で開業にこぎつけた副都心線ということもあり、この日は一日じゅうダイヤが乱れていて、こんな事態を招いてしまったのだとか。
さて、受難続きの駅の歴史に続き、街に関するエピソードを。
駅があるのは「新宿区新宿七丁目」、もはや世界的も有名な「Shinjuku」ですが、その歴史を知る方はあまり多くないかもしれません。
しかし、あまりに膨大な量となるため、このセクションでは「『新宿』という地名のルーツをご紹介するにとどめておきましょう。
そのルーツとは、現在の「新宿一~三丁目」あたりにかつて存在した「内藤新宿」という地域のこと。
1604年(慶長9年)に江戸幕府が「五街道」の起点を「日本橋」と定めて以来、江戸の交通は大きく発展しますが、当時、甲州街道のみ江戸近辺に宿場町がなく、公用での通行に対して人馬を提供する「伝馬役(てんまやく)」に割り当てられた「日本橋伝馬町」「高井戸宿」はより大きな負担を背負っていました。
その負担の解消や、今後の商売の発展を狙って1699年(元禄12年)に開設されたのがこの「内藤新宿」です。
新しい宿の開設には、5600両もの上納金がかかったといわれているのですが、それらを納めたスポンサーは、浅草の5人の豪商たちでした。
まさにこの5人は、現在に続く「新宿」の礎を創ったと言えますね。
この他にも「新宿」にまつわるお話は尽きませんが、いずれまた同じ「新宿」にある駅の回にてお送りしますので、お楽しみに。
東新宿駅周辺の商業施設
この「東新宿駅」周辺エリアは、ちょうど「都道305号線(明治通り)」と「都道302号新宿両国線」が交差する真下に存在しており、地域的にオフィスビルも多く、飲食店を中心にチラホラと商業施設が点在しています。
職安通り(都道302号新宿両国線)1
職安通り(都道302号新宿両国線)2
一見、日用品の買い物などに困るようにも見えますが、徒歩圏内にはスーパーも多く「ドン・キホーテ新宿店」も近いため、心配はご無用。
眠らない街「新宿」とも言われる土地柄だけに、深夜営業店や24時間営業店が多いのも地味に嬉しいところですね。
日用品の買い物とは少し離れるかもしれませんが、このエリアはコンビニの数も非常に多いので、「欲しい時を選ばずに買い物ができる」点では優れていますが、割高になってしまう点は否めません。
もし、住むとすれば、この便利な環境を、賢く使っていきたいものですね。
ドン・キホーテ新宿店1
ドン・キホーテ新宿店2
ドン・キホーテ新宿店3
東新宿駅周辺の観光スポット・公園施設
さて、今回の観光スポットは、大都市「新宿」の中でも、文学における通好みのスポットをふたつ、ご紹介しましょう。
最初のスポットは、駅出口からも近い「島崎藤村旧居跡」です。
この場所は、前述の都道302号線沿いにあり、よく見ていないと、通り過ぎてしまいそうなぐらい目立たないもの。
その生涯で長野県や神奈川の大磯、フランス・パリなどさまざまに居を移した藤村ですが、この場所には1905年(明治38年)に上京した際に住んでおり、翌年の10月に浅草に転居するまでのわずか1年あまりを暮らしていました。
ただし、この年、転居後すぐに三女が病没、続けて長女、次女も失うなど、藤村にとってはかなり辛い時期で、この壮絶な経験は後の作品「家」(1910年)でも描かれているなど、小説内にも登場する重要な場所でもあります。
島崎藤村旧居跡1
島崎藤村旧居跡2
続いては、100mほど離れた地点にある「小泉八雲終焉の地」。
「怪談」があまりにも有名な、教科書にも登場する八雲は、日本に帰化し「小泉八雲」を名乗り始めた1896年、東京帝国大学文科大学の英文学講師の職を得て、現在の新宿区に移住します。(後にこのスポットの箇所へ転居)
その後、最晩年の2年をこの地で過ごした八雲ですが、亡くなる前年には長女が誕生しており、我が子との幸せな時間を過ごした場所でもあります。
(墓地は以前、タウン情報でもご紹介した「雑司ヶ谷霊園」)
僅かな距離に偉大な文人の足跡が見られる観光スポットですが、「辛い時期」と「幸せな時間」という相反する点もあり、若干複雑ではありますね。
小泉八雲終焉の地1
小泉八雲終焉の地2
東新宿駅周辺地域の商店街情報
今回の「東新宿駅」周辺エリアにおいては、商業施設やお店なども多く、かなり恵まれた環境ではあるのですが、こと「商店街」となると、一番近いのは「新宿ゴールデン街」でおなじみ「新宿三光商店街」(http://goldengai.jp/)さん。
しかし、これまでご紹介したどの商店街とも違う、非常に「特別な」商店街で、ごぞんじの方も多いと思いますが、「どのへんが特別なの?」という方へご説明すると、この商店街「ほぼ全てのお店が『飲み屋さん』」となっているんです。
ドキュメンタリー番組など、メディアでも多く取り上げられることのある、どちらかといえば「お父さん向けな商店街」ですので、必ずしも万人受けする商店街ではありませんが、気になる方は一度足を運んでみては?
新宿ゴールデン街1
新宿ゴールデン街2
新宿ゴールデン街3
東新宿駅周辺の住宅情報・街の情報
近年、商業施設・オフィスを中心とした高層ビル「新宿イーストサイドスクエア」が建設され、さまざまな面で注目を浴びる「東新宿駅」周辺エリア。
実際に住む場合、どんな街なのか気になりますよね?
区役所通り
このエリア最大の特徴は「新宿の中心地ながら住宅街は静かで、思いの外、治安は悪くない」という点です。
このエリアのアクセス性にケチをつける人はまずいないでしょう。
多方面に接続可能な2路線が利用でき、徒歩圏内に「新宿駅」があるなど、もはや都心の中心とも言える場所です。
ですが、嬉しいことに大通りから一本入ると、静かな住宅地が広がっており、意外に感じる方も多いはずです。
なおかつ、隣接地域に比べ「治安が良い」点も見逃せません。
近年、民間だけでなく行政においても「住みやすい街づくり」を意識して整備や建設が進められている地域であり、今後2020年に向けて生活環境も含め、劇的な変化が予想される地域だけに、将来的にはさらに改善される可能性が高い注目のエリアです。
新宿イーストサイドスクエア
新宿イーストサイドスクエアの目の前にある東新宿駅A3出口
都心の中心地でありながら、人々が多く住む「東新宿駅」周辺エリア。
機会があればぜひとも住んでみてはいかがでしょうか?
【周辺「住みやすさ」情報】
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東新宿駅周辺地図
東新宿駅周辺の学区域情報
https://www.city.shinjuku.lg.jp/kodomo/file04_04_00015.html
(新宿区役所ホームページ)
東新宿で利用できる路線
東京メトロ副都心線「東新宿駅」
都営大江戸線 「東新宿駅」
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