話題の「ChatGPT」は、住まい探しに役立つのか?
今回のスタッフブログでは、現在多くの分野で話題となっている、対話型AIの「ChatGPT(チャットジーピーティー)」の可能性と、住まい探しとの関連性などについて、興味深い話題をいくつかご紹介したいと思います。
多くの人が注目している「ChatGPT」ですが、実際に使ってみた方の感想としては「日本語での対話も自在にこなしており、スムーズな『会話』が可能だけど、情報の古さや、ちゃんと『求めていた回答』が返ってくるように、上手く質問する『テクニックが必要』になる」と、話題になるだけの実力とともに、いくつか足りない部分やデメリットも指摘されています。
今後、私たちの暮らしの中で、この「ChatGPT」や、後発の「対話型AI」が、かなり重要な役回りを務めてくれそうですが、現時点で、どれぐらい「住まい探しに役立つのか?」という点を中心に、いろいろご紹介していこうと思います。
※なお、今回の記事は、一部を「ChatGPT」を利用して制作しております。
では、さっそく最初のセクションからお送りしましょう!
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今さら聞けない「ChatGPTってどんなもの」?
ではまず、今回の主役となる「ChatGPT」とはどんなものか?という所から、しっかりとおさらいしていきましょう。
この「ChatGPT」とは「OpenAI(オープンエーアイ)」という「人工知能研究所」、または「人工知能研究機関」によって生み出された「対話型AI」のことです。
すでに、さまざまなニュースなどでも報道されている通り、この「OpenAI」に対しては、あの「Microsoft」社から「10億ドルの投資を受けている」など、センセーショナルな背景・経緯が知られており、最終的には同社のサービスに組み込まれて行く、と考えられているそうです。
この「ChatGPT」が、他の「AI」に比べて特徴的なのは「対話型」と言われているように「ユーザー(人間)との対話によって、まるで他の人と会話や質問をしているように使用される」という点です。
例を挙げるとすれば、この「ChatGPT」では、画面上に「検索窓」のようなスペースが存在し、ここに質問や指示などを「チャット」のように入力すると、質問に対する回答や、指示に対する具体的な例が返ってくる、という仕組みになっています。
なおかつ、この「ChatGPT」からの回答や返答は、非常に広範囲のインターネット上にある「テキスト(いわゆる文章データのこと)」を調査・分析した上で行われており、意外にも「おしゃれなホームページのデザインについて教えて?」などの「曖昧(あいまい)な質問」にもしっかりと対応してくれます。
他にも「ChatGPT」は、以下のような特徴や使い勝手を備えています。
・「ChatGPT」を利用するサイト上は「英語表記」であるが、質問や指示は日本語でOK
・回答や具体例の提示も日本語によって行われる
・基本的には無料で利用できるが、より詳細なニーズにも対応できる有料版言語モデル「GPT-4」も用意されている
・高度で専門的すぎる質問や、逆に曖昧すぎる指示などの場合、回答不可となる場合もある
・話題となっており運用者も大幅に増え、利用が非常に混み合っているため、タイミングによっては、利用するまでに時間がかかる場合もある
(上記の有料版を利用することで、優先的に使用が可能)
もちろん「ChatGPT」の利用によって「勝手に課金される」などのトラブルは、現状報告されていないので、安心して使うことができますが、利便性の高いサービスであるために、混み合ってしまうのは仕方のないことではありますね。
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「リアルタイムの情報」にはあまり強くない「ChatGPT」
前述したように、非常に優れた「ChatGPT」ではありますが、現状ではまだまだ「試験段階、ないし発展途上」の間であるため、いくつか「欠点」が指摘されています。
その中でも、全体的な使い勝手に大きく影響してしまうものを、ひとつ挙げるとすれば、やはり「現在の回答や具体例の提示のベースとなっているデータが、2021年当時のもの(記事執筆時2023年2月現在)となってしまう」という点です。
ここで、カンの良い方ならお気づきになられたかも知れませんが「常に最新の情報を知る必要がある『住まい探し』において、最新の情報に対応していない『ChatGPT』は、使えないのでは?」という疑問が出てくるかも知れません。
結論から言えば、ご指摘の通り「『ChatGPT』は、物件の検索など『最新の情報を駆使する』分野では、現時点で『実用的なサービスではない』」ということになります。
「ChatGPT」が「住まい探し」において役立つシチュエーションとは?
続くこちらのセクションでは、思わぬ弱点が出てきている「ChatGPT」が、現在の「住まい探しの範囲」の中で、有効活用できる「シチュエーション」について解説していきましょう。
まずは、以下に「有効活用できるシチュエーションの実例」を箇条書きでまとめましたので、一緒に見ていきましょう。
・さまざまな「物件のタイプ」や「構造について」など「住まいのスタイルや住まい探しで使われる用語」の「具体的な例」を提示してくれる
・住まい探しや不動産購入に関するさまざまな「法律」や「制度」について質問する
・「一般的な不動産購入の流れ」などを知りたい場合に回答してくれる
・さまざまな条件を付随した上で質問することで「自分や家族に合った住まいのスタイル・タイプ」を提示してくれる
・「住まい探し」と関連が深い「人生設計・ライフプランの構築」など、調べたいものがある場合に活躍してくれる
こうして見ていくとわかるように、現時点での「ChatGPT」を「有効活用するためのポイント」としては「利用したい分野における『普遍的な知識』や『一般的な流れ』を提示する際の『アシスタント』的な利用方法に限れば、かなりの活躍を期待できる」という点に尽きると考えられる点です。
例えば、わざわざ「不動産仲介店」に連絡して、問い合わせるまでもない「用語」などの確認や、逆に「不動産仲介店のバイアス」に左右されない「一般的な不動産購入の流れ」などを知りたい場合であれば、いろいろな疑問・質問であっても、明確でわかりやすい答えを返してくれることでしょう。
もちろん、ただ提示された情報をそのまま「うのみ」にするのではなく、何らかの形で「提示された情報の裏を取る(根拠や証拠を探る)」作業は必須になるでしょうが、それでもかなり有能な「アシスタント」として、文句の一つも言わずに働いてくれる、ありがたい存在であることは間違いありません。
この先、さらにさまざまなシーンで「ChatGPT」は活躍する?
最後のセクションでは「現時点での」という枕詞を省いた「ChatGPTの将来性」という視点をベースに、皆さんと一緒に考察していきましょう。
こうして「ChatGPT」に関する記事やニュース(当記事もその中のひとつですね)を見てみると、この「ChatGPT」は、まだまだ「気軽に使えて、様々な分野における『精度の高い回答』が簡単に得られる」という域には達していない、と考えられます。
もちろん、実際に「ChatGPT」を利用したことがある方なら、この現状、または意見について、納得している方も多いかも知れません。
しかし、これだけ話題になり、数多くの分野で「有効的な活用が模索されている存在」として取り上げられているのですから、数多くの実例から「より有効的な知識・動作を学んでいる」立場の「ChatGPT」が、またたく間に発展していくことは、もはや疑う余地がないほどと言えるでしょう。
さらに、この「ChatGPT」の「明確な対抗馬」とも言える、あの「Google」が全面的にバックアップしている「会話形AIサービス『BARD(バード・吟遊詩人を意味する)』」も注目を集めており、成長・成熟には欠かせない「ライバル」も出現しています(記事追記時)。
この「BARD」をはじめとした「ライバル」たちと切磋琢磨(せっさたくま)を繰り広げることで、数カ月後、数年後の「ChatGPT」もまた、さらなる成長を遂げるでしょう。
※ご紹介している「BARD」は、現在(2024年5月)時点で『Gemini(ジェミニ・ふたご座を意味する)』に刷新されています。
もちろん、その成長や、「対話型AI」全体の発展の先には「有能なアシスタント・不動産アドバイザー」として、気軽にいろいろ質問できる「ChatGPT」の姿がある、と考えられますね。
さて、今回のお話、皆さんいかがでしたか?
これから住まいを、不動産を購入したいとお考えの皆さん。
まずは、私たち「おうち不動産」まで、お気軽にご相談ください。
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(2024年11月追記)