自由な発想でリフォーム成功?気になる「間取り」のウラ話とは?
さて、今回のスタッフブログでは、住まいの購入後に行う「リフォーム」によって、劇的に「住まい環境」を改変させた方々の「間取り」に関する「ウラ話」を一挙大公開!していきましょう。
近年では、多くの人が「自宅をリフォームする」という施策を行うようになってきましたが、その一因としてあげられるのは「多様化したライフスタイルと、さまざまな文化・国から影響を受けた、独特の『間取り』が広く定着したこと」ではないでしょうか?
もちろん、この説明だけでは「何を言っているのかよくわからない」という人も、記事を読み終わる頃には「自分らしい『間取り』を実現させたい!」という意欲が湧いてくる?かも知れませんよ?
では、早速最初のセクションから行ってみましょう!
実は、結構違いがある?「日本と海外の間取りの違い」とは?
まずは、私たち「日本」と「海外」の「間取りの違い」に着目してみましょう!
と聞いて、ほとんどの人が「最近の日本では、ほとんどが『洋風の間取り』を取り入れているから、大した違いはないのでは?」と思ったかも知れません。
しかし「海外や欧風スタイル」の良い所を取り入れた末にたどり着いた「日本国内における、現在の一般的な間取り」は、実の所「海外からの影響」を受けて変化していったものの、実は「日本独自、伝統的な部分」も数多く残っているのです。
例えば、ネットなどで「海外ドラマ」を見たり「映画」などでも「海外(特にアメリカ)の一軒家に友人や近所の家族などを招いて行われるホームパーティ」のシーンが登場する機会がありますよね?
もちろん、多くの人が一挙に集まる場合、屋内であれば「リビングルーム」がメイン会場になるでしょうが、舞台となっているお家の構造を見てみると「玄関(エントランス)」から非常に近い所に「リビング」が配置されているケースが多くなっています。
日本の「洋風住宅」の場合、一般的となっているのは「玄関からいくつか部屋を越えた所にリビングが配置されている間取り」なのですが、これは「リビングには太陽光を取り入れるべき」という、日本独自の「間取り観」に基づいたものであり、それによると「リビングは南向きであることが望ましい」となり、必然的にこのような「間取り」になるのだそうです。
しかし、海外では「家族が多く顔を合わせる」ことを重視した「間取り」になるため、家族が集まりやすい「リビングルーム」は、家族みんなが通るであろう「玄関のすぐ近く」に配置されることが多いのだそうで、そこには「日本」のような「南向きのリビング最強説」は跡形(あとかた)もありませんよね。
このように「リビングルームの位置」をはじめ、海外や欧米での「住まいの間取り」を参考にするなら、まずは「海外ドラマ」、中でも「ホームドラマ」に着目してみてはいかがでしょうか?
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四季がある日本では「広い倉庫のような間取り」は逆効果?
さて、続いては、これまた「海外風の間取り」のひとつである「広い倉庫風住居」に関するお話をお送りしていきましょう。
おそらく画像を見れば「ああ、こういうスタイルの間取り、確かに海外の住宅などでよく見るね」と思う方も多いでしょうが、頑張ってその特徴を「言葉」で伝えるために、当ブログではおなじみの箇条書きにてまとめてみました。
【「海外でよく見る、広い倉庫風の間取り」とは?】
・いくつかある部屋の壁(パーティーション)をすべて取り払い、非常に広い「ワンルーム」ないし「リビングルーム」の中に、ベッドやテーブル、デスクやキッチンなどの各セクションが配置されている
・階段部分は「壁やパーティーションによって仕切られていない吹き抜け」になっている場合も、同様の間取りだと言える
・ロフトのような形で、一部分だけが2階建て、3階建てになっているケースも多い
・「都会的で洗練された間取り」として、人気は高いが、日本ではそもそも「この条件に合う物件」が非常に少ないので、かなりこだわりが強い人でなければ実行できない(と考えられる)
・場合によっては「ガレージを兼ねている」こともあるため「室内で靴を脱ぐ習慣がない国」で多く見られる
日本においては、かなりレアな「間取り」が、この「広い倉庫風の間取り」なのですが、すでに想像している方もいらっしゃる通り「ジメジメした湿度の高い夏と、反面、乾燥する冬が交互に訪れる日本」では、さまざまな面で「非常に過ごしにくい間取り」と言われているのです。
近年の日本では、前述した「ジメジメとした湿度の高い夏」の影響が深刻なレベルとなっているため、無理に「エアコンを使わない生活」を実践しようとすると、例え室内であっても「熱中症」になりやすく、扇風機やサーキュレーター、エアコンがほぼ必須となりますが、上記のような「広い空間」は、これら冷房機器の「効き(もちろんダジャレではありません)」が悪くなるため、多くの人が「過ごしにくそうだ」と思うことでしょう。
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季節ごとの住みやすさを改善するには「その気候の国の間取り」を参考に!
さて、続いては、前セクションの内容を「参考として」踏まえた上で、明確な四季がある「日本」での「間取りによる住みやすさ改善」のヒントを「その気候を持つ国の間取り」から得よう!というお話についてです。
【「ジメジメと湿度の高い夏」対策は、同様の気候を持つ「インドネシア」や「バリ島風」の間取りがヒントになる?】
実は「インドネシア」の場合、都市部こそ日本と同様の「高層マンション」が多いのですが、地方や一軒家を建てる場合の「暑さ対策」として「窓が少なく、日当たりの悪い住宅が好まれる」のだそうですが、これはある意味「日本人の嗜好(しこう)」とは真逆になるため、実践はそれなりに難しそうです。
しかし、同じ「インドネシア」でも、有名な「バリ島」においては、古くから受け継がれてきた「伝統的な間取り」が存在しています。
ただし、ここでは「間取り」という言葉を使いましたが、厳密に言うなら「配置」といった方が、実際の状況に近いかも知れません。
その理由としては「バリ島では、広い一部屋を、風通しの良いパーティーションなどで区切るのが一般的であるため」なのですが、もし、このような「間取り」を日本の住宅で取り入れるならば「夏場だけ、部屋間のスライドドアを取り外し、風通しの良いパーティーションで区切る」方式に変更してみるのが良いでしょうね。
【「厳しい寒さが身を切るほどの冬対策」は、やはり「年中寒い国」に学ぶ?】
おそらく、セクションタイトルだけで、どのような「国」を参考にするのか、多くの人が一目瞭然でしょうから、あえて具体的な「国名」は出しません。
ただ、これらの国に共通する「間取りや住まいの工夫」に関しては、やはり「住まいの構造や間取りなどで『断熱性』を高める」ことが、基本中の基本になるようです。
いろいろご紹介してみましたが、いかがだったでしょうか?
日本の場合、これらの対策を実践する際は「季節の移り変わりによって、手間なく変化させられる」ことが大前提であるため、正直「間取り変更」などの「大掛かりな対策」はどうしても難しくなってしまいますね。
やっぱり国内では「日本の伝統的な間取り」が向いている?
今回最後のセクションでは、多くの人が、旅行後、自宅に戻った際の第一声である「ああ、やっぱり自宅が一番!」という発言を思い出すかも知れませんね。
正直な所、現在「日本で主流になっている間取り」は、古くから「国内の環境」を踏まえた上で「住みやすさ」を追求した結果、定着しているものなので、特別意識しなくても「身体に染み込んでいる」部分もあるでしょう。
もちろん、古くから根付いた「伝統的な間取り」を、上手く現代に持ち込んで、成功した例も多々あります(例を挙げるなら「土間」など)ので、無理にいろいろリフォームしなくても、それなりの「住みやすさ」は確保できるかも知れません。
ただ、昨今では「温暖化」などをはじめ、世界的にも国内的にも「気候が変化」してきており、その変化量もかなり大きくなっていますので、いつかは「日本独自の間取り」も、変わっていくことになると思います。
さて、今回のお話、皆さんいかがでしたか?
これから住まいを、不動産を購入したいとお考えの皆さん。
まずは、私たち「おうち不動産」まで、お気軽にご相談ください。
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(2024年11月追記)