都心を中心に増殖中?「高層階のあるおうち」
さて、今回のスタッフブログでは、この所、継続して公開している「〇〇のあるおうちシリーズ」の新作として「都心を中心に増殖中?『高層階のあるおうち』」をお送りしたいと思います。
この「〇〇のあるおうちシリーズ」ですが、改めてご説明すると「おうちに導入、または参考にしたいシチュエーションや設備に関する話題」を中心に進めていきますので、興味のある方は今回だけに限らず、シリーズ全体で見ていただければと考えています。
今回主役となるのは、都心における住宅事情をスマートに解決する施策のひとつとして、施工例が増えてきている「高層階のあるおうち」なのですが、ここでいう「高層階」の定義としては「3階以上の階層」を想定しています。
今回はそんな「高層階」の魅力をいくつかご紹介していきますので、皆さんどうぞお楽しみに!
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屋根裏部屋は含む?住宅における「高層階」とはどんなもの?
さっそく今回取り上げた「高層階」とはどんなものか?という部分から解説していきましょう。
冒頭でもその「定義」についてご説明した通り、今回使用している「高層階」という言葉は「3階以上の階層を持った住宅」を指しています。
しかし、単なる「住宅」の範囲で考えれば、ちょっとした「マンション」においても「3階層以上の物件」は数多く存在しますので、より厳密に定義づけするならば「自身が専有する物件の階層が3階層以上となる住宅」と言うべきでしょう。
ですので、セクションタイトルにもある「屋根裏部屋は含む?」という質問に対しては「もちろん含まれます」という回答となりますので、ご安心を。
皆さんもすでにごぞんじの通り、欧米など「国土が広い国」においては、わざわざ住宅を「縦に広げる」よりも、そのまま「横に広げる」方が効率が良いのですが、もともと国土が狭く「都市部の人口密度が非常に高い」日本では、住宅において「生活空間を劇的に広げる施策・手段」はほとんどありませんでした。
しかし、建築技術の向上により、徐々に「高層階を持つ住宅」が一般化していき、現在では多くのハウスメーカーで「高層階を持つ住宅の建築プラン」が用意されているなど「選択肢のひとつ」として完全に定着していると言えるでしょう。
そして、これだけ「高層階を持つ住宅」が一般化してきた現在では、特に「密集している地域」でなくても、個人の志向や希望によって「3階建て住宅」が建てられるようにもなってきています。
さらには、「建売業者」が企画した「新築戸建て物件」や「中古戸建物件」にも「3階建て」のものが見られるようになってきていますね。
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「底面積」が狭くても「生活空間」が広くなる?「高層階」の利点とは?
さて、すでに一般化した感のある「高層階を持つ住宅」ですが、まずはそのメリットをおなじみの「箇条書き」でご紹介していきましょう。
【高層階を持つ住宅のメリット】
・底面積や土地が狭くても「縦」に「生活空間」を広げることができる
・部屋割りやパーティーションなどに頼らず、階層によって「空間を仕切る」ことが可能となる
・「高層階」は、外部からの侵入が困難なため、よりセキュリティ面が強固になる
・周辺の住宅よりも背が高いため、高層階においては周りの影響を受けにくい
考えられるものは、おそらくこれぐらいになるでしょう。
最初の項目については、すでにセクションタイトルから「ネタバレ」していますが、なんとなくそれ以降のメリットに気がついた方は、かなり鋭いといえるかもしれません。
ただし、そのようなカンの鋭い方にとっては、本来の目的である「メリットになる部分」を考えている最中、同時に「デメリット」にも気づくことができるはずです。
では、続いてその「デメリット」についても、同様に箇条書きでご紹介していきましょう。
【高層階を持つ住宅のデメリット】
・自宅内で「縦の移動」をする頻度(ひんど)が増えるため、足腰が弱っている高齢者などの場合、自宅の移動が困難になりやすい
・上記の点から「長く住み続ける」ことが困難になりやすい
(付随する部分として、自動昇降機などを導入する際のコストが余分にかかる)
・自然災害等からの緊急避難において、若干難がある
・引っ越しの際や大型の家具・家電製品を持ち込む、移動するのが大変
実際はまだまだ出てくるかもしれませんが、やはり構造上「縦に長い」住居となるため、老齢になり移動や昇降に支障が出てからの「デメリット」が目立ちますね。
とはいえ、どんな事柄においても「メリットだけ・デメリットが皆無」という状況はまずあり得ませんので、両方を踏まえた上で導入を考慮する、というのが最適でしょう。
自宅に「高層階」を導入するなら、どんな点に注意すべき?
さて、続いては、これまでの内容を踏まえた上で、ご自宅に「高層階」を導入したい!と考えている方へ「注意すべき点」について解説していきましょう。
【地域的に「建物の高さに制限がある」場合も】
都心などにもありますが、一部の地域においては「周囲の景観に配慮する」ために「建物の高さに制限がある」ケースも見受けられます。
しかし、そのほとんどが「3階程度」の高さとなる「住宅」に対し、マンションなど「3階以上の高さとなるのが一般的な建物」に対しての制限であるため、単一の住宅に対して、そのような制限の対象になることは「まずあり得ない」と言っても決して過言ではないでしょう。
ただし、念の為ですが、自宅を建てる地域において、そのような「建物の高さ制限」があるかないかあらかじめ確認しておき、さらに万全を期すなら「設計の段階で問題がないか行政に確認しておく」ようにするといいでしょう。
もちろん、後のトラブルを避けるため「行政が確認していること」を証明できるように「書面などにして記録を残しておく」所まで対応できればベストです。
【やはり「周囲の住居や住民とのトラブル」には気を使うべき】
これまでの「〇〇のあるおうちシリーズ」の中で、ほぼ毎回、こちらの「周囲の住居や住民とのトラブル」について言及していますが、今回もそれは同様となります。
「高層階を持つ住宅」で生活をしている当事者が気づかない内に「騒音や振動など、周囲に迷惑をかけている」場合もあり得ますので、万全を期すのであれば、このような可能性がある、ということをあらかじめ把握しておくべきでしょう。
特に、夕方から夜にかけては、より「近隣トラブル」になりやすい時間帯であるため、高層階においても同様に「大声を出したり、騒いだりしない」用に注意すべきです。
自宅を「高層階を持つ住宅」にしようと考えた場合、あらかじめ近隣の方にご意見を聞いてみたり、事前に話を通しておいたりなど、何らかの対応が必須になると考えるようにしてください。
都心の住宅事情にマッチする「高層階」の魅力を再確認しよう!
さて、今回もこの最後のセクションでは、セクションタイトルにもある通り「高層階の魅力を再確認しよう!」と題して、当記事における「まとめ」をお送りして行きましょう。
土地の価格が高額になりやすい「都心」において、十分な「生活空間の確保」を実現することは、これまで容易ではありませんでした。
しかし、建築技術の向上や、資材の高品質化と共に、例え狭い土地であっても「高層階を持つ住宅」を建てることが可能となりました。
そしてこの流れが、さらに広く定着することで「高層階を持つ住宅」を建築する際のコストも抑えられるようになり、現在に至ります。
さらに今では「生活空間の確保」という目的だけでなく、当初は想像すらできなかったような「自分や家族にマッチしたライフスタイル・住まい」のための「手段・選択肢のひとつ」という所にまで来ています。
これから「都心」やその近辺に「住まいを建てたい」と考えている方にとっては、魅力的ながらも「より悩ましい」選択・決断が迫られることになりますが、こんな所も「住まいを建てる・購入する」ことの「付加価値の一部」として、楽しめると良いですね。
さて、今回のお話、皆さんいかがでしたか?
これから住まいを、不動産を購入したいとお考えの皆さん。
まずは、私たち「おうち不動産」まで、お気軽にご相談ください。