徹底分析?今知っておきたい「リノベマンション」について
近年の「住まい選び」において、より一般化した、有力な選択肢のひとつが「リノベーション物件」でしょう。
今回の当ブログでは、そんな「リノベーション物件」の中でも「リノベーションマンション(以降は「リノベマンション」と表記します)」に特化した形で、特徴などを詳しく解説していきたいと思っております。
実は、当ブログの過去回においても、この「リノベマンション」に関する記事がいくつか登場しておりますので、興味のある方は今回の記事と合わせて、より一層「リノベマンションに関する知識」に詳しくなっちゃいましょう!
どんな物件が「リノベマンション」と呼ばれているの?
さて、さっそく「リノベマンション」のお話を進めていこうと思うのですが、その前に重要な「リノベマンションの定義」について、いくつか解説をしておきましょう。
この「リノベーション」という聞き慣れない言葉ですが、おそらく正確な「意味」をごぞんじの方は、まだまだ少ないでしょうし、さらに「リフォーム」という言葉と意味を混同してしまっている方もいらっしゃるはずです。
実は、こちらの「リフォーム」という言葉は、日本国内とは異なり、英語圏では「心を入れ替える」または「改宗する」という意味で使われており、もちろん「不動産の改修」という意味合いで使われることもありません。
ただ、ごぞんじの方も多いように、日本では「不動産取引」に関するルールの中にも「リフォーム物件」や「リノベーション物件」という言葉が用いられているため、このふたつには「明確な違いがある」ことになります。
では、その「明確な違い」とはどんなものでしょうか?
簡潔かつ具体的に言うならば「規模感の違い」であり、対象となる「改修の規模」によって使い分けています。
ですので、日本における「リノベーション」は「大規模な建物の改修」を意味していますが、特に「マンション物件」の場合「戸建て物件」のように「購入後に自身で『リノベーション』を施すこと」が「ほぼ不可能」となっています。
なおかつ、皆無というわけではありませんが、英語圏の国々では日本のような「集合住宅」という概念が「あまり一般的ではありません」ので、「リノベーション」と「マンション」をつなぐ言葉を利用する機会もほとんどないのです。
そのため「リノベマンション」といえば、半ば必然的に「物件オーナー(売り主)、または管理する不動産会社によって『大規模な改修を施された』中古マンション物件」を指すことになるのです。
このように「はからずとも定義付けされている」存在が、この「リノベマンション」というわけなんですね。
ちなみに「マンション」自体は英語ですが、英語圏では「豪邸」という意味を指す言葉となっており、日本のように「集合住宅」を指す言葉ではありませんのでご注意を。(「集合住宅」は「アパート(主に賃貸物件)」、または「コンドミニアム(分譲物件の場合)」と呼ぶのが一般的です)
「新築のような内装」と「中古の価格」を併せ持つ「リノベマンション」
続いては「リノベマンション物件」において、おそらく「最大のセールスポイント」となる部分を解説していきましょう。
前セクションでもご紹介した通り「リノベマンション」といえば「物件オーナー(売り主)、または管理する不動産会社によって『大規模な改修を施された』中古マンション物件」を指しますが、この「改修部分」に関しては、物件によりさまざまな状況となっています。
ですが、どの物件も内外装ともに「オシャレで見栄えが良い」形に改修されていることがほとんどとなっており、一見しただけでは「新築と見間違うほど」の「ビジュアル」をセールスポイントのひとつにしていることが多いようです。
なおかつ「中古物件であること」も確定していますので、単なる「中古物件」よりはお高いものの「リーズナブルな価格」も期待できます。
まさに「新築と中古のいいとこ取り!」と思われる方も多いでしょうが、実はこの他にも「リノベマンション」のメリット・利点がいくつかありますので、おなじみの「箇条書き」にていくつかご紹介していくと、
・より「時代に合った改修」がされていることが多く、住みやすい
(例:テレワークスペースの設定や間取り変更など)
・すでに「大規模な改修」が終了しているため、近々で「建て替え」などが行われる可能性が低い
・「大規模改修」時に「安全性」等に関する改修・施工も行われている可能性が高い
前述のメリットに加え、このあたりも期待できるのが「リノベマンション」の大きな「アドバンテージ」でしょうね。
「リノベマンション」と「デザイナーズマンション」の違いとは?
ここまで、さまざまな「リノベマンション」に関する話題をご紹介してきましたが、より一般的な名称となっている「リノベマンション」の他にも「デザイナーズマンション」というカテゴリー、ジャンル名を聞いたことのある方も多いようです。
こちらのセクションでは、他名称の代表格である「デザイナーズマンション」と、今回ご紹介している「リノベマンション」との違いやポイントなどを解説していこうと思います。
まず、こちらの「デザイナーズマンション」という言葉についてですが、実は「明確な定義は存在せず、建築家や建築デザイナーなどが建築や設計に携わっているマンションをこう呼ぶケースがある」に過ぎません。
ですので「基本的には『新築物件』に用いられる用語」であり、本来であれば「リノベマンションと混同されるべきではない用語」なのです。
ただ、どうしても「より『デザイン重視の方向性』を持つ物件に用いられる用語」であるため、同様に「デザイン性の高さ」を「それなりに求められる」こともある「リノベマンション」とのイメージの近さが、今日の印象につながっているのでしょうね。
ただし、住まい探しを行う中で「新築・中古問わず」という条件を掲げている方にとっては、あくまで「選択肢の一部として並列する場合がある」ということを覚えておくと良いと思います。
加えて、現在「デザイナーズマンション」と呼ばれることが多い物件においては、おおむね「通常相場よりも高めの価格帯に位置している」ようですので、前述のように「リーズナブルな価格に設定される」ことも多い「リノベマンション」とは、本来であれば「一線を画する存在」であるはずでしょうね。
こんなにもある「リノベマンションを選ぶメリット」
さて、今回最後のセクションでは、ここまでご紹介してきた以外にもまだまだある「リノベマンションを選ぶメリット」について、一緒に考えてみましょう。
まずはなんといっても「トータルで見た時の『購入満足度』の高さ」でしょう。
「中古マンション」市場で最も重視される「価格面」と「デザイン面」の両方がそろうわけですから、正直これだけでも「セールスポイント」としては「十分」かもしれません。
ただ、物件によっては、いくら「リノベマンション」といえども「理想とはかけ離れた条件」になる場合もありますので、過信し過ぎないようにした方が無難です。
その他、「他の物件とは一線を画した、『オンリーワン』の物件になる場合も多い」というメリットも「リノベマンション」にはあります。
そもそも「リノベーション」を施していることもあるので、見た目的に「無難な外観や画一化されたデザイン」からは一層遠くなりますし、オーナー(売り主)的な視点で見れば「物件を売るために、他の物件と差別化を図らなければいけない」ので、まず「同じような物件の中に埋もれるようなデザイン」は採用されないでしょう。
しかし、裏を返せば「一旦、理想に近い物件を逃してしまうと後がない」ということにもありますので、購入希望者としては難しい判断を迫られることになるでしょうね。
さて、今回のお話、皆さんいかがでしたか?
これから住まいを、不動産を購入したいとお考えの皆さん。
まずは、私たち「おうち不動産」まで、お気軽にご相談ください。
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