「リノベマンション」を選ぶ際に覚えておきたいポイントとは?
近年の「住まい選び」において、より一般化した、有力な選択肢のひとつが「リノベーション物件」でしょう。
今回の当ブログでは、そんな「リノベーション物件」の中でも「リノベーションマンション(以降は「リノベマンション」と表記します)」に特化し、「リノベマンションを選ぶ際に覚えておきたいポイント」について詳しく解説していきたいと思っております。
実は、当ブログの過去回においても、この「リノベマンション」に関する記事がいくつか登場しておりますので、興味のある方は今回の記事と合わせて、より一層「リノベマンションに関する知識」に詳しくなっちゃいましょう!
ポイントその1:実際の「築年数」は確実に押さえておこう
では、さっそく最初のポイントからご紹介していくと、何よりも前に「実際の築年数をチェックすべき」だという点です。
その理由としては「実際の築年数から、建物の『新築時の工事・物件状況』が詳細に把握できる」ためです。
目の前にある「まるで新築のような物件」という部分から、現実に戻ってしまうという点から、こちらでご紹介した「実際の築年数」という重要なファクターから目をそらしがちになってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、築年数によっては「良い仕様の設計・工事」が施されていた場合もあるため、皆さんが心配されている「築年数が古い=ダメな物件」という評価は必ずしも成立しません。
特に「バブル時代」に建築されている物件は、かなり「贅沢な仕様」をふんだんに用いていることもあり、元の建物自体の「耐震性や安全性」も信頼できる場合も多いなど、いわゆる「ヴィンテージ物件」として高く評価できるものだった、なんてことも十分ありうるのです。
もし仮に、これらに該当するような物件を購入した場合、元のつくりが良いため、通常の「中古物件」に比べ「購入後の資産価値の下落幅が少ない」こともありますので、長期的に見ても「お買い得物件」だった、ということもあるでしょう。(そもそも「リノベーション物件」自体「資産価値が下がりにくい」という風に言われています)
ただ、ここに挙げた例は、あくまで「良い例」であり、場合によっては「実際の築年数から調べても、あまり良い情報がない」ということもあります。
しかし、多くの方にとって「ほぼ一生に一度きり」となる「不動産購入」なのですから、得られる情報は多いにこしたことはない、と考えるべきでしょうね。
ポイントその2:以外な盲点となりうる「共有部分・セキュリティ面」は必ずチェックしよう!
続いては「共有部分・セキュリティ面」に関する部分の解説を進めていきましょうか。
一見しただけでは「新築?」と思われるような外見を持つものも多い「リノベマンション」ですが、物件によっては「中古感」をかもしだしているポイント・箇所がチラホラあります。
中でも、物件の「共有部分・セキュリティ面」においては、上記のような「中古感を醸し出しているポイント」となる場合があるので、購入を検討する際には「必ずチェックすべき箇所」となるでしょう。
■「共有部分」に関するチェックポイント
・外観や内装に比べ「改修部分」が少なくなっていないか?
・「エレベーター」などの設備が、古いままになっていないか?
・階段や各階廊下などが古いままになっていないか?
・元々狭い空間のエントランスに「宅配BOX」などを追加していないか?
当然のことながら、最新の新築物件における「豪華な共有部分」の代表格「ジムやラウンジ」を備えている「リノベマンション」はまずありませんが、建物の「共有部分」はこのような施設・空間だけではありません。
ほぼ毎日利用する「エレベーターや階段・廊下、エントランス」なども立派な「共有部分」であり、これらの充実度合いがそのまま「住みやすさ」に反映しますので、入念にチェックしておくべきでしょう。
■「セキュリティ面」に関するチェックポイント
・オートロック環境はあるか?
・非常階段など緊急用の設備も改修されているか?
・避難経路の設定など、安全面を考慮した改修がされているか?
「リノベマンション」に施されている「改修作業」で、以外な盲点となりがちなのが、建物の「セキュリティ面」です。
「購入満足度」を直接左右する「内外装の改修」に気を取られてしまい、本来であれば優先すべき「建物を利用する上での安全性」を犠牲にしてしまったケースなどもあるため、油断は禁物!しっかりとチェックしましょう!
特に「共有部分」最後の項目にもあるような「もともと狭い共有部分へ新規に宅配BOXを設置した」ような物件は、いざという時の行動を制限してしまうこともあるので、注意しておくべきかもしれません。
ポイントその3:建物の「耐震性」や「配管の状況」を知っておこう!
今回最後のポイントは「建物の『耐震性や配管の状況』」に関する部分について、いくつか解説しておきましょう。
■建物の「耐震性」に関するお話
まずは、元々地震が多く、超大型の地震の発生が懸念されている日本での「住まい選び」には欠かせないポイントとなる「建物の耐震性」から解説していきますが、この点において重要なのが1981年に改正された『建築基準法』でしょう。
しかし、築年数的に、これ以前の「旧耐震基準物件」であったとしても、これまでの「リフォーム・リノベーション履歴」において「耐震補強工事」を施されている物件などであれば、ひとまずは安心です。
このように、「1981年前後に建築された物件をベースにしているリノベマンション」が一律で危険、というわけではありませんので、前述したように「建物自体の築年数は必ずチェック」しておきましょう。
■建物の「配管の状況」に関するお話
もうひとつの「購入後の住みやすさ」に直結するチェックポイントは、「建物の『配管の状況』」です。
基本的に「マンション物件の根幹に関係するような配管状況」を改修、改善するには、通常よりもさらに大規模な工事や作業が必要となるため、リノベーションの際も、よっぽどのことがなければ「大幅に手を加えることはない」といえます。
しかし、壊れてしまったり、異常が見つかったり、以前の住民からクレームが来ていたりする場合は、可能な限りで「専有部分の配管の修繕・改修」ということになるため、物件検討の際も、まずは「過去の修繕歴」をチェックしておきましょう。
とはいえ、上記のように修繕の手が伸ばしやすい「専有部分の配管状況」に関しては、リノベーションの際に「新品交換」されているケースも多いため、それ以上となる「共有部分の配管に関する情報」に関しては、なかなかたどり着けないかもしれませんが。
まとめ:これらのポイントを押さえて「理想的な物件」を選び出そう!
少々駆け足でのご紹介ではありますが、今回取り上げた「リノベマンション」を選ぶ際に、パッと思い浮かべただけでもこれだけの「重要なポイント」が出てきますね。
とはいえ、その後の毎日を快適に過ごすための「理想的な物件選び」なわけですから、ここはひとつ、気合を入れてしっかりチェックすべきでしょう。
もし、実際に住み始めてから、問題点が次々と出てくるようでは、時間やお金だけでなく「快適な暮らし」をも脅かされてしまいますので、お困りの際は私たち「おうち不動産」にお声がけください。
さて、今回のお話、皆さんいかがでしたか?
これから住まいを、不動産を購入したいとお考えの皆さん。
まずは、私たち「おうち不動産」まで、お気軽にご相談ください。
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