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新宿区(23区)Shinjuku-ku

新宿区の住みやすい街ランキングで第4位の「下落合駅」

毎回、都心のさまざまな「駅」に焦点を当て、その周辺エリアの住みやすさや街の便利な情報をお届けしている、こちらの「タウン情報」。

 

今回は、最近多く登場していた「池袋」エリアから少し離れ、初の登場となる「西武新宿線」より、実は「発祥の地」である「下落合駅」を取り上げます!
(何の「発祥の地」なのかはこの先のお楽しみです!)

都心での住まい探しにおいて、属している「新宿区」の中でも屈指の「住みやすい街」であり、実は「新宿区の住みやすい街ランキング」では第4位をマークしているのですが、同じくランクインしている街の中では若干知名度が低いという点が「穴場とされる理由」かも知れませんね。

 

では、さっそく駅と路線の歴史から。

 


下落合駅北口

 

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「下落合駅」の駅・路線の歴史

 

さて、駅の歴史を紐解く前に、初登場の路線となる「西武新宿線」について、少し掘り下げていきましょうか。

 

実はこの「西武新宿線」、そのルーツとなる区間(「国分寺-久米川」間)は1894年(明治27年)開業(当時は「川越鉄道川越線」として)という、非常に長い歴史を持っています。

しかし、この頃はその名前の通り「川越線」であり、当然のように現在の名称である「西武新宿線」の面影はありません。

 

この「川越鉄道」という会社は、その後、現在知られている「西武鉄道」へ名称が変わる(電力会社などを合併・再編した結果)のですが、この頃の「西武鉄道」はいわば「プロトタイプ」のようなもので、現在では同会社となった「武蔵野鉄道」や、当タウン情報でもおなじみの「東上鉄道」と「東京-埼玉西部」の覇権を賭けて、熾烈極まりない争いを繰り広げていました。

 


西武新宿線

 

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そんな争いのさなか、今回の主役「下落合駅」に先駆けて、この地に「とある会社」が創業したのですが、その会社こそ「東京護謨株式会社」(1917年(大正6年)創業)。

この「護謨」は「ゴム」と読み、その名の通り自転車等のタイヤに使う「ゴム」を製造する会社ですが、実はこの会社、後に「西武グループ」となる企業の「最初の1社」なんですね。

 

ここから「西武グループ」の創設者とされている「堤康次郎」氏の快進撃が始まったのですが、氏の三男でグループの2代目総帥であり、一時は「世界一の資産家」となったこともある「堤義明」氏もこの「下落合」に邸宅を構えたという、まさに「西武グループのお膝元」という地域なのです。

 


下落合駅南口(南口は7:30〜22:00のみ利用可)

 

さて、駅の歴史の本線に戻るとしましょうか。

 

前述の「東京護謨株式会社」の創業から10年後、1927年(昭和2年)に今回の主役「下落合駅」が開業したのですが、これはセクション冒頭でご紹介した「川越線」の「東村山駅」から「高田馬場駅」が開通したことによるもの。

しかし、ここで出てきた「高田馬場駅」は仮駅であり、実はこの「下落合駅」も、この時点では「現在とは異なる場所」に存在していたんです。

(1930年(昭和5年)に現在の場所へ移転)

 

さて、駆け足ですが続いて、街の歴史に行ってみましょう!

 

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「下落合駅」の街の歴史

 

さて、続いては駅のある「下落合」に関してお話を進めていきましょう。

 

この「下落合」という地域が、歴史上の文献や資料に見られるようになったのは1878年(明治11年)のこと。

この年に施行された「郡区町村編成法」によって「南豊島郡下落合村」が発足したのですが、地名の前に「上下」が付いていることから、そもそもは「落合」と呼ばれる地域の一区画であったことが予想できますよね。

 


現在の下落合駅周辺の街並み

 

それを裏付けるかのように、1889年(明治22年)には「町村制」により「落合村大字下落合」と名称が変わります。

 

ちなみに、豆知識としてこの年の「町村制」施行の際、「以前からの地名を引き継いだもの」を「大字(おおあざ)」と呼びます。(例外も多数ありますが、基本的な「大字」の定義はこうなっており、新住所になじめない人のための施策であったのだとか)

この後、こちらのタウン情報ではよく登場する、当時未曽有の大惨事であった「関東大震災(1923年)」によって、被害の少なかったこのエリアに移住する人が増加し、人口が一気に増えたそうです。

 

その流れを受けたこともあるのでしょうが、翌年(1924年)には「町制」に移行、晴れて正式に町名が「下落合」となりました。

ここで思い出してほしいのですが、前述の通り「下落合駅」の開業は1927年ですね?

「人口増→町制に移行→駅開業」、わずか5年足らずで、こんな流れになるのですから、まさに「街が発展するモデルケース」と言えますね。

 


下落合駅を走る西武新宿線レッドアロー号

 

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「下落合駅」周辺の商業施設

 

商業施設に関してですが、今回の「下落合駅」は、東京屈指の商業エリアである「池袋」からもわりかし近いとはいえ、その近さに信じられないほどかなり「落ち着いた雰囲気」になっているといえます。

しかも、駅をはさむように「神田川」と「妙法寺川」が流れているせいか、駅前よりも「新目白通り」に出た方が商業施設も多く、充実しているようです。

 


下落合駅周辺を流れる「神田川」

 


「妙法寺川」

 

それを裏付けるかのように、駅から最も近いスーパーである「マルエツプチ下落合駅前店」は、店名に「駅前」と入っていながら「新目白通り」沿いにあるという状態。

 


マルエツプチ下落合駅前店

 

このセクションでの登場回数も多い「マルエツプチ」各店だけに、なんだか安心感すら感じますね。

 


下落合駅駅から約徒歩1分の新目白通り沿いにある「どらっぐぱぱす下落合店」

 


新目白通り沿いの「オーケー高田馬場店」(下落合駅から約1.1km)

 

「下落合駅」のおすすめ観光スポット

 

今回の観光スポットは、もちろん季節は選びますが、都内では数少ない「池に入って遊べる公園」である「せせらぎの里公苑」をご紹介しましょう。

 


せせらぎの里公苑①

 

「水に入って遊べる」ということは「衛生面や安全性が確保されている」ということに他ならないのですが、この「せせらぎの里公苑」に隣接するのは「東京都下水道局落合水再生センター」といわれればそれもそのはず。

もちろん、草花や木々も綺麗でみずみずしく見えますね。

 


東京都下水道局落合水再生センター

 

なおかつ、駅から非常に近いこともあってか、「お昼を外で食べる」にはもってこいの環境であり、子供から大人まで楽しめる状況が揃っています。

(すぐそばにコンビニがあるのも心憎いとこですね)

敷地面積は約8,000㎡と、それほど広くはありませんが、春にはツツジ・秋には紅葉といったように、シーズンごとの自然も楽しめちゃうんですよ。

 


せせらぎの里公苑②

 


せせらぎの里公苑③

 


せせらぎの里公苑④

 

「下落合」擁する「新宿区」唯一の「水に入って遊べる公園」である、こちらの「せせらぎの里公苑」、機会のある方はぜひ一度、足を運んでみてください!

 

せせらぎの里公苑

161-0034 新宿区上落合1-1-1

 

せせらぎの里公苑の近く、先述にもあった「東京都下水道局落合水再生センター」の屋上部分を利用してできた、「落合中央公園」があります。

階段をのぼると広大な公園が広がります。

こちらの公園は遊具のあるエリアのほか、ジョギングコースや人工芝の野球場、またテニスコートなどが備えられていて小さなお子様からご高齢の方まで充実した時間を過ごせる公園となっています。

 


落合中央公園①

 


落合中央公園②

 


落合中央公園③

 

落合中央公園

〒161-0034 新宿区上落合1-2

 

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「下落合駅」周辺住宅情報・街の情報

 

さて、最後のセクションは、今回登場した「下落合駅」周辺エリアの住宅事情・住みやすさ情報をお届けしましょう。

 

このエリア最大の特徴が「静かで落ち着いた住宅街・都会でありながら自然と触れ合える環境・新宿、池袋へのアクセス性の良さと三拍子そろった好環境」であるという点です。

上記の特徴の内でも、さらに特筆すべきは「静かで落ち着いた住環境」でしょう。

 


下落合の住宅街

 

通常、「閑静な住宅街」は、裏を返すと「夕方・夜間などは暗く、治安の面で不安が残る」場合も少なくないのですが、今回の「下落合」の場合は、繁華街のイメージが強い「新宿区」でも屈指の「治安の良い地域」であり、その安心感ははかり知れません。

その一角を担うのが「新目白通り」の存在にあるでしょう。

 

交通量が夜間でも多く、夜でも視認性が高いこの通りがあるおかげで、夜道も不安にならずに帰宅できるはずです。(だからといって油断は大敵ですが…)

さらには、車での移動があまり必要のない都心において、このような大通りに加え、各駅停車のみの停車駅ながら、新宿・池袋・渋谷までわずか15~20分(乗車時間のみ)というアクセス性の充実もうれしい所ですね。

 


新目白通り

 

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このような環境がそろいもそろっているので、どちらかと言えば「ファミリー向け」のエリアとされる傾向がありますが、一人暮らし、特に女性の場合もかなりオススメ!

ただし、同じ「西武新宿線」沿線の中では、お家賃事情は若干「お高め」の設定となっています。(新宿・高田馬場よりは安いのですが、以降の駅に比べると1ランク上となります)

 

もうひとつ、実際に住む上での問題点が、前述した通り「川に挟まれた地域」であることでしょう。

河川の周辺であれば、住んだ経験のない人でも容易に頭に浮かぶのは「少しだけ生活しにくい」点という部分でしょうが、やはり「どこからでも横断できるわけではない」状況を考えると、致し方ないかもしれません。

 


神田川沿いの道

 


「落合パークファミリア」は14階建てで総戸数が264戸のマンションです。下落合駅徒歩1分の便利な立地が魅力です。

 

「新宿区」はたまた都内でも屈指の落ち着いた環境である「下落合駅」周辺エリア。機会があればぜひとも住んでみてはいかがでしょうか?

 

【周辺「住みやすさ」情報】

閑静な住宅街あこがれの「目白」駅vol.1

閑静な住宅街あこがれの「目白」駅vol.2

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下落合駅周辺地図

下落合駅周辺の学区情報

https://www.city.shinjuku.lg.jp/kodomo/file04_04_00015.html

(新宿区役所ホームページ)

 

下落合で利用できる路線

西武新宿線 「下落合駅」

 

 

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(2024年3月追記)

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