リノベーションマンション徹底解剖「抜群のお得さ!?」 Vol.1
消費者心理のひとつとして「消費者はモノを買った・得たことで、自分にもたらされる『体験』によっても価格を(高い・安いと)判断している」という例があるのを、皆さんはごぞんじですか?
このような心理により、「単なる改良された中古マンション」に過ぎないはずの「リノベーションマンション」は、新築物件よりも価格が安いというだけでなく「まるで新築物件を買った」かのような「体験」も得られるので、より満足感を感じやすく、人気となるのも納得できますよね?
今回はそんな「リノベーションマンション」について、さまざまな話題をご紹介していきましょう。
いまさら聞けない「リノベーションマンション」とは?
最初のセクションは、「リノベーションマンションってなあに?」という方にも分かりやすく「リノベーションマンション」を解説していきましょうか。
皆さん、もちろん「マンション」が何だかは知っていらっしゃいますよね?
ただここでいう「マンション」は厳密にいうと「賃貸」ではなく「分譲」、ないし「購入・販売」の方となりますので、覚えておいてください。
では、枕詞となる「リノベーション」とはどういう意味でしょうか?
これは「建物などを、大規模に改修工事を行い、再生させること」を指しています。
しかし、地味に良くある間違いとして「リフォーム」という言葉と同じだと思っている方が非常に多くおられます。
実はこの「リフォーム」、本来の英語の意味は「心を入れ替える」とか「改宗(信仰する宗教を変更する)」という言葉であり、通常の英語圏では「住居・建物の改修」を意味する形には使われません。
しかし、この「リフォーム」は、すでに広く認知・使用されているため、現在では「比較的小規模の改修工事」を不動産用語の「リフォーム」として引き続き使っているのです。(英語圏では規模に関わらず「リノベーション」を使うので、日本で用いる「リフォーム」は和製英語といえますね)
ここまで来れば、もう「リノベーションマンション」がどういうものか理解できたと思いますが、おさらいとしてご紹介すると「既存のマンションを大規模に改修し、内装を新しくしたり、性能を向上させたマンション」となるわけです。
(一般的には「リノベーション済みのマンション」の意味となります)
不動産用語に限らず、このように知らない言葉は「分かる部分から紐解いていく」ことで、その意味だけでなく色々な知識が身に付くことも多いので、オススメです!
さて、やっと今回の主役である「リノベーションマンション」のスタートラインに立ったわけですが、ではなぜこの「リノベーションマンション」が今人気となっているのか気になってきませんか?
ということで、次のセクションでは「リノベーションマンションのメリット」について一緒に考えてみましょう。
新築と中古物件のいいとこどり ~「リノベーションマンションのメリット」~
さっそく、「リノベーションマンション」のメリットを箇条書きにしてみましょう。
新築物件に比べ、圧倒的に費用が掛からない
人気があるエリアでも、元が中古物件なので残っている可能性が高い
すでに内装や設備が一新されているため、すぐに住み始められる
(販売業者によっては)アフターサービスが受けられる
中古物件を自分でリフォームするよりも金利が低い
瑕疵担保保証が2年間ついてくる(通常は3カ月)
こうして見ただけでもそのお得さは一目瞭然ですよね?
しかし、比較的1~3が理解しやすいメリットであるのに対し、4~6に関しては知らなかった方も多いのではないでしょうか?
では、順を追って各項目の解説を。
まずは「新築物件に比べ、圧倒的に費用が掛からない」という点ですが、「リノベーションマンション」は目立たない部分だけでなく「内外装・設備」など「すぐ目に入る部分」が改装されているものがほとんど。
まるで「新築物件」のように見えるレベルでリノベーションされているのに「新築物件」よりもリーズナブルでお得ということですね。
続いて「人気があるエリアでも、元が中古物件なので残っている可能性が高い」という点ですが、住宅地として人気のあるエリアでも、やはり「新築物件」は争奪戦になってしまい、あっという間に「売約済み」になるもの。
しかし、「リノベマンション」はあくまで「中古物件」なのですから「新築」に比べ「売約」が決まるペースは緩やかであるため、何が何でも!と焦らなくてもいいのです。
3番目は「すでに内装や設備が一新されているため、すぐに住み始められる」という点ですが、リノベマンションは基本的に「施工が完了してから販売を開始する」ものです。(中には購入してからリノベーションする場合もあります)
もちろん、入居時にはピッカピカ!ですので一般的な中古マンションを購入するよりもスムーズに住み始められるのは言うまでもありません。
続いては「アフターサービスが受けられる」という点ですが、一般的な「リノベーションマンション」は「販売業者」が企画し、設計~施工を行って販売するため、販売業者によってはかなりの高確率で「アフターサービス」が付随してくるのです。(中古マンションは売主が個人であることも多い)
この「マンション販売業者からの購入となる」面は、これ以降のメリットでも活躍しており、例えば5の「中古物件を自分でリフォームするよりも金利が低い」のも「販売業者」のおかげ。
一般的に「リフォームローン」は、中古住宅を購入する際の「住宅ローン」よりも金利が高く、物件購入後に自分でリノベーションすると「住宅ローン+リフォームローン」という形になるのですが、「リノベーションマンション」の場合は「すでにリノベーションされた物件」を購入しているので全額「住宅ローン」で賄うことができます。
最後の項目である「瑕疵担保保証が2年間ついてくる」のも、同様に「販売業者からの物件購入となるため」であるのはもうお分かりでしょう。
ここまでかなり持ち上げてきてはいますが、次のセクションでは打って変わって「リノベーションマンションのデメリット」についてご説明します。
もちろん「オイシイ」所だけじゃない?
~「リノベーションマンションのデメリット」~
さて、こちらも「メリット」と同様に箇条書きにしてみましょう。
物件によっては「耐震性能」をはじめ「性能」に難がある場合も
「リノベーション前」の状況を知ることが難しい
見た目に反して「築年数が長くなる・早く劣化する」可能性が
これらすべてに共通しているのが「元々は中古マンションである」という点。
いくら「大規模な改修がされている」とはいえ、丸々建て替えているわけではないのですから(その場合は「新築物件」と呼ばれるでしょう)、「既存の建物に難がある」とすれば、そのままデメリットとなるはずです。
特に、内外装や各種設備など「目に触れやすい表層部分」ではなく、建物自体に「目につきにくい構造上の問題」があるとするなら、例え建築のプロであっても危険に気づくのは至難の技でしょう。(地味に項目2は怖いですね)
築年数が非常に長くなっている物件の場合、項目1に該当する「耐震性能に難がある」可能性も無視できません。(特に1981年以前に建てられた物件の場合は要注意!旧耐震基準のものである可能性も!)
そして購入後、長く住むにも売却するにも、項目3の「築年数が長くなる・早く劣化する」がのしかかってくることになります。
例えば10年住んでから売却するとしても、売却前には再度リノベーションすることになるかもしれないわけで、当然費用は当然「自分持ち」…。
(再度「販売業者」が購入する場合もあるでしょうが、可能性は低そうです)
確かに、これらのデメリットに注意する必要はありますが、それでもやっぱり「リノベーションマンションに住みたい!」という人は、最後のセクションを参考にしてみてください。
住まいを買うなら、やっぱり「信頼できる不動産会社」が不可欠です!
最後のセクションタイトルでもお分かりの通り、「リノベーションマンション」に限らず、お得に住まいを買うなら「信頼できる不動産会社」に巡り合うことが非常に重要です。(他の記事でも、この点は何度もご紹介していますよね)
もちろん「リノベーションマンションの購入」においてもその重要度は変わらない所か、むしろ高くなるとも言えるでしょう。
例えば、親切な不動産会社であれば、前述のデメリット項目2の「リノベーション前の状況」ですら、できる限り調査・報告してくれるはずですからね。
ますますその人気度を高めている「リノベーションマンション」。
気になる物件を見つけた方は、当社「おうち不動産」までお気軽にご相談ください。
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