「ソメイヨシノ」発祥の地!!変わらぬ人気・緑豊かなJR山手線「駒込」駅 魅力的な地域ではないでしょうか??
これまで、こちらのタウン情報でも多く取り上げてきた「東京都豊島区」。
今回はその「豊島区」最東端!「JR山手線・駒込駅」をお送りいたします。
豊島区の駅周辺の中でも、自然環境と住宅地、市街地エリアのバランスが良く、ファミリー層を中心に「住みたい街」として、安定した人気を誇るエリアです。
「巣鴨駅」の回でもご紹介した「六義園」(駅からの距離でいえば巣鴨よりも近い)をはじめ、少し足を延ばせば「旧古川庭園」や「滝野川公園」、駅近の距離にも「染井吉野桜記念公園」や「駒込公園」など自然大好き!公園大好き!な方には実に魅力的な地域ではないでしょうか?
では、そんな「駒込駅」の駅・街の歴史から、今回も紐解いていきましょう!
旧古川庭園①
旧古川庭園②
旧古川庭園入口
旧古川庭園案内
今、このエリアで住まい購入を検討中の方へ特別なお知らせ
🔍【物件一覧をチェック】(別タブで開きます)
「駒込駅」の駅・街の歴史
1910年(明治43年)、旧国鉄・山手線所属として誕生した「駒込駅」。
山手線自体の開通からわずか1年後ということもあり、線内でもかなり古参の駅ということになりますね。
しかし、古参な地域だということは、何も山手線に限ったことではありません。信憑性はかなり怪しい所ですが、実は「駒込」という地名はあの「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」によって名付けられたものだとか…。
もっとも、このエリア近辺では弥生後期の遺跡なども出土しているので、古くから人々が住んでいた地だということは間違いありません。
駅の歴史に戻ると、大正時代から東京市電(現在の都電)が乗り入れていたこともあり、昭和の時代を迎えても、より一層の発展が見込まれていた「駒込駅」でしたが、第二次世界大戦の戦火により1945年(昭和20年)、当時の駒込駅舎は全焼の憂き目にさらされます。
さらに戦後の混乱の中、どうにか再建し、苦難を乗り越えたかに見えた「駒込駅」を再び襲ったのが1971年(昭和46年)の「都電廃止」でした。
乗合馬車の時代から東京都民(かつては市民)の身近な足として隆盛を誇った都電も、1964年の東京オリンピックを境に路線廃止が相次ぎ、とうとうこの年には1923年(大正12年)から駒込駅に乗り入れていた飛鳥山線・駒込線が廃止、国鉄路線のみの駅として再出発をはかることとなります。
その後、1991年(平成3年)の営団地下鉄乗り入れまで、ちょうど20年間、駒込駅はJR東日本以外の接続路線を持たない駅でしたが、この南北線の開通当初は名誉ある「始発駅」となっていました。(その後、1996年に四ツ谷駅からの路線開業によって途中駅となりますが)
後ほどご紹介する「ソメイヨシノ」発祥の地域ということもあり、山手線の電車発車メロディは「さくらさくら」を使用しており、大規模の駅でないながらも一味違った魅力を持った駅なんですよ。
さて、駅の歴史を堪能したら、次は「駒込」という地名のヒミツをのぞいてみましょう。
現在、「豊島区」として知られる地域は、もともと「北豊島郡」にあった町が、1932年(昭和7年)の「東京市」への編入の際に「豊島区」を名乗ったことではじまりました。
しかし、本来の「豊島郡」はもっともっと広大な土地であった(現在の練馬区や北区の一部も含まれていました)ため、同じ「豊島」にちなんだ地名も所属する「区」を分かつこととなります。その例のひとつが今回の「駒込」という地名です。
「豊島郡」にあった「駒込村」は現在文京区にある「本駒込」も含んでいたのですが、「東京市」への編入の際に「豊島区」から外れた地域のひとつで、所属自体は「文京区」になる「本駒込」も、最寄り駅は「豊島区」の「駒込駅」になるという面白い状況ができてしまった訳です。
このように「大都市・東京」へつながっていく発展の過程ではありますが、付近の地域や地名にとってはちょっと受難の時期だったのかもしれませんね。
JR駒込駅北口
東京メトロ南北線 駒込駅
駒込駅周辺の観光スポット
さまざまな駅周辺の観光スポットの中でも、駅からの距離でいえば最高レベルの場所が「駒込駅」前にあります。
それがこれからご紹介する「染井吉野桜記念公園」です。
駅出口から徒歩数秒(?)を誇るこの公園は、もちろんこの「駒込」で生まれた「ソメイヨシノ」を記念したもの。(「桜の里」の碑が建っています。)
園内には原種となる「オオシマザクラ」と「エドヒガンザクラ」も植えられており、この地から全国へ広がっていったソメイヨシノに思いを馳せるには、欠かせないスポットとなっています。
(駅も近いので、前述の発車メロディも聞こえます。)
ここで余談になりますがこの「ソメイヨシノ」のちょっとすごい話を。
実は日本全国にある「ソメイヨシノ」は、ほんの数本の原木から接ぎ木などで増やされた「クローン桜」なんです。
「ソメイヨシノ」は、もともと前述の原種同士が「自然交配」で生み出した種で、純粋な子孫を作り出すことができないので、ソメイヨシノ同士が交配して増えることはありません。
接ぎ木だけで全国に広まっていったかと思うと、ちょっとびっくりですね?
そんな豆知識など踏まえて、公園散策などもまた一興!ではないでしょうか。
染井吉野桜記念公園①
染井吉野桜記念公園②
駒込駅周辺の地元商店街情報
「駒込駅」北口・東口から徒歩5分の所にある「霜降銀座商店街」
(http://www.shimofuri-ginza.com/)は、1956年(昭和31年)にスタートした雰囲気のある地元の商店街。
地元感あふれるルックスの「しもふりゲート」をくぐると、ファッション・小物から生活雑貨、日用品、おいしそうな商店街グルメのお店まで、所せましと並んでいます。
この「霜降銀座商店街」の特徴と言えば、地元に根付いた様々なイベントが頻繁に開催されているところ。TVや雑誌取材、ブログなどに取り上げられることも多く「古き良き商店街」のモダンなスタイルを実現した「モデルケース」として広く認知されていることがわかると思います。
「霜降銀座商店街」
ちょっと足をのばせば、名所として名高い「旧古川庭園」にも行くことができるので、興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか?
駒込駅周辺の住宅情報・住みやすさ
豊島区と文京区の境付近に存在し、都心でありながら緑あふれる住宅街というイメージのある「駒込駅」周辺エリア。
次は、このエリアの住みやすさについて迫っていきましょう。
このエリアの住宅事情の特徴は「ご家族・ファミリー向けの穴場」だということ。その理由のひとつに「治安の良さ」があげられます。
駅近辺こそ「本郷通り」の影響もあり、静かな環境ではありませんが、北口・南口の両方に公園・庭園が存在することもあり、騒がしいイメージではありません。そのおかげか、駅から離れるにつれて住宅地となっていく中、犯罪発生件数も少なくなっていきます。
そのため、ファミリー層だけでなく、女性の一人暮らしにもオススメです。
(特に南口側には単身者用物件も多く存在します。)
もちろん、山手線だけでなく東京メトロ南北線も乗り入れている「駒込駅」だけあって、交通の便も申し分なし。
大きな商業施設こそありませんが、駅周辺には先ほどご紹介した「霜降銀座商店街」をはじめ、多くの商業施設やお店がバランスよく存在しますので、普段の買い物に困ることもありません。
また、緑の多い地域ということもあり、少し足をのばすだけで公園や庭園へのアクセスが充実しています。
ネックとしては、もともと旧家が多く存在していた地域だけに、若干ではありますがお家賃が高めな印象があるということ。ただし「安全」はお金には代えられないものですので、その部分をひっくるめてもご家族・ファミリーで住むには非常にオススメのエリアです。
駒込橋
・お気軽にお問い合わせください ~専門スタッフが丁寧に対応します~
古くは造園師や植木職人が多く住んでいた「ソメイヨシノ」発祥の地である
「駒込駅」周辺エリア。家族で自然と一緒に暮らしたい!とお考えの方は、ぜひこちらの記事で紹介したポイントを参考にしてみてください。
そして、よりこちらのエリアに興味を持った方は、ぜひお気軽におうち不動産までご相談ください。
あなたの理想の暮らしを実現するために、私たち専門のスタッフが全力でサポートします!
駒込駅周辺地図
駒込駅周辺の学区情報
http://www.city.toshima.lg.jp/353/kosodate/gakko/sho-chu/tennyugaku/003874.html
(豊島区役所ホームページ)
駒込で利用できる路線
JR山手線「駒込駅」
東京メトロ南北線 「駒込駅」
戸建て(新築戸建て・中古戸建て)でもマンション(中古マンション・リノベーションマンション)でも、お客様のご希望条件に合わせて多数ご紹介できます!東京23区を中心に首都圏で気になる物件が あればご相談下さい。
(2024年9月・追記)