おさらいシリーズ3:「住宅ローンの申し込み」について
さて、今回のスタッフブログでは、初の試みとなる「おさらいシリーズ」の第三回「『住宅ローンの申し込み』について」をお送りしたいと思います。
ほとんどの方が「一生に一度」の機会であり、専門家でなければわからないことだらけの「不動産購入」ですが、その理由のひとつが「一般的な買い物の中では最大級の価格となっている」ためでしょう。
であれば、ほとんどの方がごぞんじ「住宅ローン」を利用することになると思うのですが、その知名度とは裏腹に、住宅ローンに関する専門的な知識はもちろんのこと、それらに使われる「用語」や「申し込みから締結までの流れ」などに関することが話題になることは少ないようです。
今回は、そういった部分も踏まえた上で『住宅ローン締結まで』の段階における「役に立つ知識やノウハウ」をいくつか解説していきますので、御用とお急ぎでない方はしばしお付き合いください!
「住宅ローン開始」までの大まかな「流れ」(売買契約締結以降)
さて、さっそく今回のタイトルにもある「住宅ローンの申し込み」についてのお話に入る前に、まずは「住宅ローン締結までの大まかな流れ」を解説していきましょう。
その順列を、おなじみとなった箇条書きスタイルにて書き出してみると、
・STEP①:住宅ローンの申し込み
・STEP②:融資の承認
・STEP③:ローン契約の締結
・STEP④:住宅ローン実行(融資・ローン支払い期間の開始)
という形になっています。
このように、住宅ローンが実施されるまでの流れにおいては、複雑さを感じる方もいらっしゃると思いますので、当ブログ記事の他にも当サイトの「住宅ローンのお申し込み」ページも合わせてご覧くださいね。
では、STEP①から解説すると、まず最初は「住宅ローンの申し込み」からスタートします。
ただ、この段階に至る以前に、ほとんどの不動産仲介店では「住宅ローンの事前審査」をお客様に受けるようにオススメすることになるでしょう。
なぜなら、この「住宅ローン」に関しては、これまでもご紹介してきた通り「取り扱う金額や期間が非常に大きくなる・長くなる性質」を持っているため、ある程度の資産状況や安定した暮らしをクリアしていたとしても「審査に落ちる」場合が多々あるから、なのです。(ただ、事前審査に通ったとしても、本審査において落選するケースも少なからずあります)
この行程に続く「STEP②」では、前述した「住宅ローンの本審査」を経て「住宅ローン(融資)の承認」が行われますが、当事者となる「買い主(お客様)」においては「ほぼやることがない」という状況であるため、とりあえず「本審査後の流れを確認・手配」するなどして吉報を待ちましょう。
続く「STEP③」では、審査承認を経て、ようやく融資元との「住宅ローン契約」を締結する流れとなります。(このSTEPに関する詳細は、後のセクションで解説しますのでお楽しみに)
ここまでたどり着けば「STEP④」の「住宅ローンが実施」され、実際に「融資」の実行となり、残金の決済など以降の行程へ進むことになります。
若干駆け足ではありますが、ここまでが「住宅ローン開始までの大まかな流れ」となっていますので、これから家を買おうと思っている方はしっかりとこの流れを叩き込んでおきましょう。
申し込み前のあなたのために、簡単に「住宅ローンの種類」をご案内
続いては、セクションタイトルにもあるように、住宅ローンを吟味するために必要な「住宅ローンの種類」についてご紹介していきましょう。
さて、こちらの「住宅ローンの種類」についてですが、大きく分けると以下の4種類となります。(おなじみの箇条書きで並べています)
・公的住宅融資(その名の通り「公的」な住宅ローンで、「財形住宅融資」と「自治体融資」の2種類がそれぞれ存在する)
・フラット35(元は「公的」なローンだが、民間金融機関と提携しているため「公+民」の性格を持つ)
・民間住宅融資(民間企業や銀行などが貸し出している住宅ローン)
・社内融資制度(勤務先や会社などで「独自に融資を受けられる制度を備えている」場合がある)
さらにこの4種類にはそれぞれ「変動金利型・固定金利型・固定金利選択型」に分かれている「3種類の金利型」や「2種類の返済方式」などが絡んでくるため、実際の選択肢はこれらの組み合わせによりかなり多くなっています。
もちろん、どの種類・方式においても一長一短あるため、どれが自分のプランにピッタリ合うか?は判断が難しく、多くの場合で不動産仲介店と一緒により良い「住宅ローン」を模索していくことになるでしょう。
ただ、金利方式のように「将来的に損をする(ローン総額が大きくなってしまう)選択肢を選んでしまう」危険性が存在する場合もあるので、チョイスはより慎重に行うべきですが、中には自身の「直感」に全てを委ねて、結果的に「優れた住宅ローン」を勝ち取った猛者もいますので、心配しすぎるのもオススメできません。
「金銭消費貸借契約」のために必要な書類とは?
さて、続いては、先程のセクションでもお約束した通り「金銭消費貸借契約」に関するお話をご紹介します。
まずはこの「金銭消費貸借契約」という仰々しい言葉の意味をご紹介していくと、民法587条に記されている「種類、品質及び数量の同じものをもって返還をすることを約して相手方から金銭その他の物を受け取る」という行為のうち「金銭をその対象とする」契約のことです。
「何言っているか良くわからない」と、某人気お笑いコンビのセリフを思い出した方も多いでしょうが、この文章をごく簡潔にまとめると「ある程度の金銭を受け取る代わりに、同額の金銭(に金利分を上乗せしたもの)を返済する契約」ということになり、最終的には「ローン(融資)契約」そのものを指しています。
ですので、こちらのセクションタイトルを要約すると「住宅ローン契約のために必要な書類とは?」ということなりますので、まずは箇条書きにて。
・住民票(家族全員が記載されたもの)
・本人確認書類(運転免許証やパスポートなどが一般的)
・収入印紙(借り入れ金額によって変動)
・印鑑証明書(発行より3ヶ月以内のもの)
・実印、または銀行届出印
・住民税課税証明書(上記とどちらか)
これらの必要書類は、自動車の購入など、その他のローン契約と同様となっているものも多いのですが、最後の項目など「住宅ローン」ならではのものもありますので、実際の「住宅ローン締結」の際は、忘れずに用意、持参するようにしましょう。
「住宅ローン締結」に関する「欠かせないポイント」とは?
さて、今回最後のセクションでは、今回のテーマでもある「住宅ローンの申し込み・締結」の際に重要となる「欠かせないポイント」について、皆さんと一緒に考察していきましょう。
ズバリ結論から言えば「今までの人生経験における『契約申し込み・契約締結』とほとんど同じ流れとはなるが、一部の『特徴』や『用意すべきもの』においてはその限りではないので、しっかりと事前に準備し、確実に手元に揃えるようにする」のがポイントです。
正直なところ、前述したように「自動車を買う」「ローンを利用してスマートフォンなどを購入する」のと「家や住まいを購入する」のには、あまり大きな違いはありません。
ただ、住宅ローンの場合は、その実施額や支払期間が「より高額・長期間となる」ため、契約を締結するためにはさまざまな「信用情報」を提示・提出する必要があり、用意するべき書類やクリアするべき課題もより多くなる、と考えれば、より理解しやすくなるでしょう。
スムーズに「住宅ローン契約」を結び、夢のマイホーム生活に至るまでには、後少しだけ「必要な手続きや書類」が必要となりますので、もしご不明な点やお問い合わせがございましたら、お気軽にご相談くださいね。
さて、今回のお話、皆さんいかがでしたか?
これから住まいを、不動産を購入したいとお考えの皆さん。
まずは、私たち「おうち不動産」まで、お気軽にご相談ください。
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