池袋エリアの住環境バツグンの東京メトロ有楽町線・副都心線「要町」駅(女性の単身者をはじめとして、一人暮らしの住まい選びの「要」!?)
都心のさまざまな「駅」に焦点を当て、その周辺エリアの住みやすさや便利な情報をお届けする「タウン情報」へようこそ!
今回ご紹介する東京メトロ有楽町・副都心線「要町駅」は、古くは「東京府長崎村」の文字通り「要」としての役割を果たしていた場所です。
現在では、「池袋」まで電車でわずか1分!という抜群の立地環境と、その点に相反する抜群の「治安の良さ」から、女性の単身者をはじめとして、一人暮らしの住まい選びの「要」としても注目されているエリアです。
それではいつものように駅と街の歴史から行ってみましょう!
要町駅5番出口
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「要町駅」の駅・街の歴史
「要町駅」が所属している「東京メトロ・副都心線」とその前身ともいえる「有楽町線」は、1960年代から1970年代にかけて企画・建設が始まった路線でした。
そのため、「要町駅」の駅としてのデビューは1983年(昭和58年)の「池袋~地下鉄成増(当時は営団成増)」間の開通時のこと。昭和もだいぶ下った時期にできた、比較的新しい駅です。
しかし、地域としての「要町」は、実に古くからこの地にあり、その影響は時代が進むにつれ増している重要な地域でもあります。
以前、西武池袋線「椎名町駅」の回でもご紹介した「長崎村」を覚えている方も少なくないでしょう。
地域としての「要町」はその「長崎村」(後の町制に伴い「長崎町」へと名称変更)のほぼ中央、「扇の要」となる場所であったことからその名前がついたと言われており、「長崎町」をはじめ、もはやこのタウン情報ではおなじみとなった当時の「巣鴨町」「西巣鴨町」(両方とも旧「巣鴨村」)「高田町」が元となってできたのが、驚くなかれ、現在の「豊島区」です。
その証拠に、地図で見てみると、「豊島区」においてもほぼ中央部に「要町」が位置していて、まさに文字通りの地名であることが分かります。
さらに、実はこの「要町」、周辺の交通事情にとっても非常に重要なポイントのひとつでもあります。
駅のある「要町1丁目」は、東京メトロ有楽町線、副都心線はもちろん、要町通りや山手通り、さらには首都高速の新宿環状線までもが走っている、まさに「交通の要所」。
要町通りと山手通りが交差する要町一丁目交差点
一部の狭い範囲に重要な路線、道路、鉄道が密集しているので、現在、この「要町駅」はそのすべてを網羅した巨大な「地下建造物」の一部になっています。
(この建造物は通称:環六ボックスと呼ばれています)
他にも、首都高速環状線「要町」付近の地下化工事(周辺住民の反対意見によるもの)のために、駅の一部が「壊された」経験すらあるのです。(この時、首都高「高松出入口」も同様の理由で撤去され、現在では「高松入口」として使用されています)
首都高「高松出入口」
このような経緯を見てもおわかりの通り、古くからこの「要町」は様々な意味から重要視されてきた「人通りの多い場所」。
その謎を解く鍵は、駅と街の歴史に隠されていた、という訳です。
要町駅周辺の商業施設
それでは、次は「要町駅」付近の商業施設事情に迫ってみましょう。
このエリアの商業施設は駅出口周辺、前述の「山手通り」沿いと都道441号線である「要町通り」沿いに集中しているため、どちらかといえば買い物目的のお店よりも飲食店が多く存在しています。
さらに「要町通り」はそのまま池袋駅方面へと伸びているので、自転車などで移動が可能な場合は、そのまま池袋で買い物をすることが多いため、お店自体の数が「控えめ」な印象となっています。
要町通り①歩道と商店
特徴のひとつとして、この「要町通り」沿いには、メルセデス・ベンツをはじめとする高級外車ブランドの直営店が多く揃っていて、誰が呼んだか「外車通り」という別名もあります。
要町通り②
このエリアは、車で利用する大通りに面しているせいか、コンビニの数が多めなのも、もうひとつの特徴です。
要町駅周辺の観光スポット
さて、こんな交通密集地域である「要町」周辺エリアに観光スポットってあるの?とご心配の皆さん、お気遣いありがとうございます。(笑)
実は駅から少し歩いた所に、若干マニアックな観光スポットがあります。
残念ながら平日の水・金曜日のみ(祝日を除く)しかお目にかかれませんが、ある意味レアなスポット「大衆文化研究センター」
(http://www.rikkyo.ac.jp/research/institute/rampo/)をご紹介しましょう。
大衆文化研究センター(旧江戸川乱歩邸)入口
この場所の名前を聞いてピンときた方は、かなりのミステリ好き?
この「大衆文化研究センター」は、現在でもファンの多い推理小説家である「江戸川乱歩」氏の旧邸宅なのです。
現在、邸宅と書庫の権利は、隣接する「立教大学」へと譲渡されており、維持管理がされていますが、一般への公開もされているのです。
旧江戸川乱歩邸の蔵
著名な推理小説家としての顔の他にも、近世資料の収集家としての側面を持っていて、ここでは居住当時の環境とともに、これら乱歩氏が集めた資料に目を通すこともできます。(但し、資料の閲覧は「閉架式」となっています)
旧江戸川乱歩邸
乱歩氏が集めた資料
執筆時に使用していたデスクや、編集者との打ち合わせなどに使われた応接室などの環境の中、乱歩ファンでなくとも楽しめる一風変わった観光スポットです。
立教通りにはフクロウの像に旧江戸川乱歩邸への案内があります。
立教大学池袋キャンパス正門(Wikipediaより)
要町駅周辺の地元商店街情報
次は「要町駅」周辺の商店街情報に行ってみましょう。
今回ご紹介するのは、「要町駅」から一番近い距離にある「立教通り商店街」。
(http://rikkyo-street.net/index.html)
エリアとしては、ほぼ池袋駅西口に位置しているのですが、場所は前述の「大衆文化研究センター」からすぐ、「要町通り」を一本入った「立教通り」にあります。
大学近辺のお店だけでなく、池袋の商業施設も含まれるため、非常にバラエティに富んだお店が楽しめる(公式サイトでは「池袋マルイ」すら含まれています!)商店街で、古くからあるお店の他にも、オシャレなバーやカフェなど、一般的な商店街とは一線を画しています。
立教通り商店街
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要町駅周辺の住宅情報・住みやすさ
では、最後にこの「要町駅」周辺エリアの住宅事情をご紹介しましょう。
「要町駅」周辺エリア最大の特徴が「池袋が完全に徒歩圏内」だという点。
もはや池袋エリアの「居住地」としての性格すらあるほど、物件が数多く存在しています。
しかし、嬉しいことに「池袋」エリアとされている物件よりも、家賃などの面でリーズナブルな価格設定がされている場合が多いので、迷ったら「要町」エリアの物件を選ぶのも非常にオススメ!(「要町駅」から遠くても、方向的には「池袋」に近くなる場合もあります)
もうひとつの特徴が「大通り沿いは夜道も非常に明るい」という点。
ただし、油断は禁物なのが「路地一本入った途端に極端に人通りが少なくなる」という側面です。
驚くことにこのエリア、明るいせいか「治安も非常に良い」という点も併せ持っていますが「交通の要所」でもあり、駅前を中心に自転車の盗難が多発しているので、通勤通学の際やサイクリストはご注意を!
毎日の買い物は若干不得手な部分があり、スーパーなどはエリア内にわずか2軒と寂しい印象。
しかし、それを補って余りある「池袋」への近さで十分にカバーできるでしょう。
これらの点から、このエリアは若い人の一人暮らしに非常にオススメです。
「立教大学」が近いという立地から、リーズナブルな外食が可能な飲食店も多いので、自炊派は若干苦戦するかも?
しかし、エリア内でも「千早1丁目」付近はファミリー向けの物件も充実しており、治安も良いので必ずしも単身者向けの地域ではありません。
さらに、圧倒的なアクセスの良さから、都心勤務の方には非常に良い環境が整っている場所だということも付け加えておきます。
要町通り③
要町駅前
・お気軽にお問い合わせください ~専門スタッフが丁寧に対応します~
古くから非常に「重要な場所」として、いつの時代も行き交う人びとが絶えることがなかった「要町駅」周辺エリア。
ご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽におうち不動産までご相談ください。
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要町駅周辺地図
要町駅周辺の学区域情報
http://www.city.toshima.lg.jp/353/kosodate/gakko/sho-chu/tennyugaku/003874.html
(豊島区役所ホームページ)
要町で利用できる路線
東京メトロ有楽町線「要町駅」(池袋まで約1分)
東京メトロ副都心線「要町駅」
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(2024年8月追記)